支柱は、トマト、ナス、キュウリなどの野菜を育てるには欠かすことのできない資材です。これらの野菜は成長すると自分の重みで倒れてしまうからです。組み立て不要な支柱も出回っていますが、支柱を立てるコツを覚えてしまえば、竹などの天然の支柱でもすぐに立てることができます。ここでは支柱の立て方をご紹介します。
目次
自立が難しい野菜を支える支柱
トマトやナスなど、成長すると自らの重みで倒れてしまうような野菜を育てるには、支柱が欠かせません。
支柱は、果菜類にとってたいへん重要な資材です。支柱で安定させることにより、たくさん収穫できるように育ちます。作物の種類によって、誘引しやすく育てやすい支柱を選びましょう。
支柱には一般的に竹やプラスチックなどを使います。金属製の管に塩ビコーティングされたものなども市販されています。
支柱の種類は、大きく分けて、野菜の株元にまっすぐ1本立てる直立式と、2列に並べた支柱を上部で交差させる合掌式の2つがあります。
トマトやナス、キュウリなどは、仕立てや目的によって支柱の立て方を工夫するのも楽しいもの。最近では、よりおしゃれでガーデンを引き立てる支柱も市販されています。
支柱の種類
単独の支柱を組み合わせて使う場合は、しっかり結びつけて固定します。風圧で支柱が動くと、土中に張った根が切れたり、重要な枝が折れてしまうこともあるので気をつけましょう。
鋼管竹
支柱を使ってのびのび育成
この記事では支柱を使って果菜類を育てる方法や、支柱の立て方をご紹介しました。トマトやナスなどの育成には、支柱が必要不可欠になります。支柱で苗を安定させることで、収穫がたくさんできるようになりますので、支柱を使ってのびのびと野菜を育ててくださいね。
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Credit
監修/矢澤秀成
園芸研究家、やざわ花育種株式会社・代表取締役社長
種苗会社にて、野菜と花の研究をしたのち独立。育種家として活躍するほか、いくとぴあ食花(新潟)、秩父宮記念植物園(御殿場)、茶臼山自然植物園(長野)など多くの植物園のヘッドガーデナーや監修を行っている。全国の小学生を対象にした授業「育種寺子屋」を行う一方、「人は花を育てる 花は人を育てる」を掲げ、「花のマイスター養成制度」を立ち上げる。NHK総合TV「あさイチ」、NHK-ETV「趣味の園芸」をはじめとした園芸番組の講師としても活躍中。
参照元/『菜園生活 パーフェクトブック』(監修・著:藤岡成介 発行元:株式会社日本インテグレート)
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協力者/藤岡成介
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