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果菜類の栽培に欠かせない! 支柱の種類や立て方をご紹介

果菜類の栽培に欠かせない! 支柱の種類や立て方をご紹介

DasyaDasya/shutterstock.com

支柱は、トマト、ナス、キュウリなどの野菜を育てるには欠かすことのできない資材です。これらの野菜は成長すると自分の重みで倒れてしまうからです。組み立て不要な支柱も出回っていますが、支柱を立てるコツを覚えてしまえば、竹などの天然の支柱でもすぐに立てることができます。ここでは支柱の立て方をご紹介します。

自立が難しい野菜を支える支柱

支柱

トマトやナスなど、成長すると自らの重みで倒れてしまうような野菜を育てるには、支柱が欠かせません。

支柱は、果菜類にとってたいへん重要な資材です。支柱で安定させることにより、たくさん収穫できるように育ちます。作物の種類によって、誘引しやすく育てやすい支柱を選びましょう。

支柱には一般的に竹やプラスチックなどを使います。金属製の管に塩ビコーティングされたものなども市販されています。

支柱の種類は、大きく分けて、野菜の株元にまっすぐ1本立てる直立式と、2列に並べた支柱を上部で交差させる合掌式の2つがあります

トマトやナス、キュウリなどは、仕立てや目的によって支柱の立て方を工夫するのも楽しいもの。最近では、よりおしゃれでガーデンを引き立てる支柱も市販されています。

支柱の種類

単独の支柱を組み合わせて使う場合は、しっかり結びつけて固定します。風圧で支柱が動くと、土中に張った根が切れたり、重要な枝が折れてしまうこともあるので気をつけましょう。

鋼管竹

鋼管竹
園芸用支柱。太さ、長さともに種類が豊富にあるので、作物に合わせて選ぶことができます。

トマト支柱

トマト支柱
螺旋状に形作られた鉄製などの支柱。螺旋の中に茎を入れ込むことで固定できる仕組み。

め竹、つるまき支柱

め竹、つるまき支柱
天然の竹の支柱は、炎天下でも熱をもたないのが利点。PE加工をほどこして長持ちするようにしたものもあります。

支柱の立て方

用意するものは、土、肥料、苗(写真はナス)、支柱、ひも、クリップ、発泡スチロール、コンテナ栽培の場合はプランターなどです。

合掌式支柱を立てる

1.支柱を両端に立てる

合掌式支柱1
支柱が斜めに交差するように立てて、ひもやクリップなどで固定します。高さを合わせ、同じ要領でもう一方にも支柱を立てます。

2.支柱を渡す

合掌式支柱2
交差させた支柱の上に、もう一本の支柱を渡します。

3.渡した支柱を固定する

合掌式支柱3
支柱がぐらつかないように、しっかりと固定します。合掌式支柱は強度があり、安定感に優れます。

直立式支柱

直立式支柱
あまり大きく育たない野菜は、1本立ち支柱で立ち上げることもできます。

やぐら組み

やぐら組み
支柱を3本使うやぐら組みは、さまざまな野菜の支柱として利用できます。

コンテナに立てる方法

1.土を入れる

コンテナに立てる方法1
プランターの場合は3分の1くらいまで土を入れます。排水の悪い場所では、軽石等を底部に入れて排水層をつくるとよいです。

2.支柱をセットする

コンテナに立てる方法23分の1ほど土を入れたところに、支柱のぐらつきを防止するために発泡スチロールに棒の先端を差し込んでプランターの中に入れます。

3.土をかぶせる

コンテナに立てる方法3
プランターの縁から10cmほど低い位置まで土を入れます。

4.苗に土をかける

コンテナに立てる方法4
苗の根元付近が一番高くなるように、土をかけて手で周囲をやさしく押さえます。プランターでも根元の土を高く盛ることで畝のようになり、水はけがよくなります。

組み立て不要な支柱

フォールディングトレリス

フォールディングトレリス
開いて土に挿し込むだけと手軽。4点で固定するので安定感があり、プランターにも使えます。

トマトオベリスク

トマトオベリスク

支柱を使ってのびのび育成

この記事では支柱を使って果菜類を育てる方法や、支柱の立て方をご紹介しました。トマトやナスなどの育成には、支柱が必要不可欠になります。支柱で苗を安定させることで、収穫がたくさんできるようになりますので、支柱を使ってのびのびと野菜を育ててくださいね。

参照元/『菜園生活 パーフェクトブック』(監修・著:藤岡成介 発行元:株式会社日本インテグレート)
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協力者/藤岡成介

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