植栽コンテナやプランターは、種類やサイズが豊富で、利用することで畑がなくても家庭菜園を始めることができる便利な用品です。適したサイズを選ぶことで、野菜を大きく育てることができます。ここでは、植栽コンテナの種類や特徴をご紹介します。
目次
栽培用のコンテナは、素材も形もさまざま
植栽コンテナでの野菜づくりは、畑に比べて手軽に始められるのが特徴です。庭の片隅はもちろん、ベランダやバルコニーといった小さなスペースがあればできるうえ、移動もラク。さらに、土を耕したり畝をつくる必要もないので、力もあまり使わずにすみます。
コンテナは素材もサイズも幅広く揃いますが、栽培する野菜に合った大きさや深さのものを選ぶのがポイント。苗が成長したときの大きさを考えて選びましょう。これまではコンテナ栽培というと、成長してもあまり土の中に深く根が伸びない葉菜類に限られていましたが、最近では底の深いコンテナも登場してきたので、果菜類や根菜類も育てることができます。
また、日当たりを確保するためにこまめな移動が必要な場合は、動かしやすいプラスチックやFRPなどの軽い素材を選ぶとよいでしょう。コンテナ本体の重さに土が加わると、想像以上に重くなるので注意が必要です。移動が必要なベランダなどでは、コンテナの下にキャスターつきの花台を敷いておくと便利です。
野菜とコンテナの種類
植栽コンテナいろいろ
フェルトプランター
植栽コンテナで野菜を育ててみよう
この記事では、植栽コンテナの種類をご紹介しました。種類やサイズが豊富なコンテナですが、身近なものをプランター代わりにすることも可能です。小さなスペースでも、コンテナを利用して野菜を育ててみませんか?
Credit
監修/矢澤秀成
園芸研究家、やざわ花育種株式会社・代表取締役社長
種苗会社にて、野菜と花の研究をしたのち独立。育種家として活躍するほか、いくとぴあ食花(新潟)、秩父宮記念植物園(御殿場)、茶臼山自然植物園(長野)など多くの植物園のヘッドガーデナーや監修を行っている。全国の小学生を対象にした授業「育種寺子屋」を行う一方、「人は花を育てる 花は人を育てる」を掲げ、「花のマイスター養成制度」を立ち上げる。NHK総合TV「あさイチ」、NHK-ETV「趣味の園芸」をはじめとした園芸番組の講師としても活躍中。
参照元/『菜園生活 パーフェクトブック』(監修・著:藤岡成介 発行元:株式会社日本インテグレート)
※『菜園生活 パーフェクトブック』のご購入は「ガーデンストーリーWeb Shop」で!
協力者/藤岡成介
新着記事
-
宿根草・多年草
花束のような華やかさ! 「ラナンキュラス・ラックス」で贅沢な春を楽しもう【苗予約開始】PR
春の訪れを告げる植物の中でも、近年ガーデンに欠かせない花としてファンが急増中の「ラナンキュラス・ラックス」。咲き進むにつれさまざまな表情を見せてくれて、一度育てると誰しもが虜になる魅力的な花ですが、…
-
ガーデン
都立公園を新たな花の魅力で彩る「第3回 東京パークガーデンアワード」都立砧公園で始動
新しい発想を生かした花壇デザインを競うコンテストとして注目されている「東京パークガーデンアワード」。第3回コンテストが、都立砧公園(東京都世田谷区)を舞台に、いよいよスタートしました。2024年12月には、…
-
ガーデン&ショップ
都立公園を花の魅力で彩る画期的コンテスト「第3回 東京パークガーデンアワード 砧公園」全国から選ばれた…
2022年に代々木公園から始まった「東京パークガーデンアワード」。第2回の神代植物公園に続き、3回目となる今回は、東京都立砧公園(世田谷区)で開催されます。宿根草を活用して「持続可能なロングライフ・ローメ…