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園芸初心者さんにおすすめ!「ベジトラグ」でガーデニングを始めよう〜組み立て編〜

園芸初心者さんにおすすめ!「ベジトラグ」でガーデニングを始めよう〜組み立て編〜

春本番♪ガーデニングを楽しめる季節の到来です。今年は、新型コロナウイルスの影響で自粛を求められていますが、おうちで過ごす時間ができたことにより、ガーデニングや野菜・ハーブ類の栽培を始めたという方が増えています。そんな中、「うちは庭が狭いから」「マンション住まいだから」と、ガーデニングを諦めている方はいらっしゃいませんか?そんなお悩み解消におすすめなのが、「ベジトラグ」というプランター。これから、ベジトラグを使ったガーデニングアイデアを連載していきます。初回は、組み立て編をお届けします。

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ベジトラグとは?

ベジトラグとは、イギリス生まれの菜園プランター。本格的な家庭菜園が楽しめる仕掛けがたくさん詰まった木製の箱です。見た目もナチュラルでおしゃれ! さすが、ガーデニングの本場、イギリス製です。

野菜を育てるプランターはいろいろありますが、ベジトラグの一番の特徴は、ご覧の通りの「高さ」にあります。ガーデニングや家庭菜園の作業は、長時間しゃがんでやることが多く、体に負担がかかり、腰や膝を傷めることも。このベジトラグは、立ったままの姿勢で作業できるのも嬉しい点。ベジトラグの高さは、車いすがスッと入るサイズですので、高齢の方に「バリアフリーガーデニング」を楽しんでいただくアイテムとしても、人気があります。

家庭菜園初心者の方におすすめの理由は、高さ!

家庭菜園初心者の方におすすめの理由は、高さ!

“プランターなんて、どれでも同じでしょ?“と思われるかもしれませんが、この高さがあるのとないのとでは、野菜の成長にも雲泥の差が出るんですよ。

植物にとって、育ちやすい環境を作ってあげられるかどうかが、上手に栽培できるかどうかの分かれ道。野菜は特に、風通しと日照時間の確保がポイントです。

例えば、ベランダで野菜を育てる場合、プランターを地面に置くと思いますが…苗の株元に光と風は通っていますか? 昔のベランダは、隙間のあるフェンスのような仕立てになっていることが多かったのですが、今の住宅のベランダは、しっかり三方がパネルで囲われていますよね。隙間のないパネルだと、地面付近には風は通らないし、日当たりも遮られてしまいます。

こういう場所では、ひょろひょろと細い茎が伸びてしまったり、花付きが悪くなれば、当然、実付きも悪くなる…など、野菜は健全に育つことができません。やっとの思いで葉を伸ばしている野菜は、徐々に体力がなくなり、病気や虫に侵されやすくなり、枯れてしまう…というワケです。その点、ベジトラグは高さがあるので、風と日照が確保しやすく、結果として、害虫がつきにくいのです。

また、夏場のベランダの床は熱くて歩けない…という経験はありませんか? 人間が熱いのなら、植物にとっても、そこは過酷な環境。ですが、ベジトラグは排水性・通気性に優れた設計になっているので、プランター内が高温多湿になりにくいのも嬉しいですね。

組み立ててみよう!

そんなベジトラグで、野菜とハーブを栽培してみようと思い、「ベジトラグS」を注文!

ベジトラグS

サイズは幅103cm・奥行76cm・高さ80cmです。

宅急便で届きました。組み立て作業は、女性2人でやっていきます。

1. 事前に用意しておくものはこちらです

○電動ドライバーまたは手締め用のドライバー

○スパナ

○ハンマー(必要な方は)

2. 箱を開けて部品の確認をします

箱を開けて部品の確認をします

部品の種類と数を確かめます。ねじが2種類あるのですが、サイズがほんの少ししか変わらないので、間違えないように別々にしておくことをおすすめします。また、入っていた空き箱を下に敷いて作業すると、床を傷つけることなく組み立てられます。

3. 脚部を組み立てます

脚部を組み立てます

脚に補強棒を取り付けて、ボルトセットで固定します。ボルトが奥まで差し込めなかったので、ハンマーで打ち付けました。

ミゾがある側を上にして組み立てます

ミゾがある側を上にして組み立てます。

ボルト・ナット・木ねじは仮止めにしておきましょう。組み立て完了後、しっかり本締めします。

4. 補強棒に底板を付けます

4、補強棒に底板を付けます

補強棒に底板(中央)を木ねじで固定したら、脚部は完成です。

5. 底板を取り付けます

5. 底板を取り付けます

ねじ穴のある側を上にして、底板と脚の角をきちんと合わせて、木ねじで8カ所固定します。

底板取り付け完了

できました。

6. 側板を取り付けます

6. 側板を取り付けます

側板を木ねじで28カ所、固定します。

下穴がすでにあいているので、電動ドライバーを使い慣れていない2人でも、作業は楽にできました。

7. あれ?? はまらない…??

「VegTrug」と書いてある幕板をサイドにはめて完成!  と思ったら、トラブル発生…入るべき場所に、幕板が入りません(涙)。

幕板が入りません

どうしてかと思ったら、証拠写真が残っていました。原因は、一番最初の脚部。ボルトは外向き・ナットが内向きになっているはずが、右側は逆になっていました。

気を取り直して、最初からやり直しです。

8. 幕板を取り付けます

幕板を12カ所、木ねじで固定します。

幕板を12か所、木ねじで固定します。

今度はぴったりはまりました…ホッ(笑)。

9. 本締めします

全体のバランスを確認し、すべてのボルト・ナット・木ねじをしっかり本締めします。

10. ライナーを取り付けます

不織布でできたライナーを取り付けて完成です。

不織布でできたライナーを取り付けて完成です。

女性2人で、120分ほどかかりました。トラブルがなければ、60分ほどでできると思います。私たちのようにならないためには、説明書を事前によく読んでおくこと。流れを把握しておくとスムーズですね(笑)。反省ポイントです。

ベジトラグ、その後の管理について

ベジトラグは、天然木でできています。紫外線などに当たると、塗装の変色・劣化も進みますので、時々メンテナンスをしましょう。半年に1回ほど、市販の木材保護塗料を上塗りすると良いでしょう。またその様子もレポートしますね。

天然木だと水やりで腐ってしまうのでは? …そんな心配をしている方には、ACQ加工商品がおすすめ! ACQは、ヒ素・クロム化合物を含まない防虫・防腐剤です。ACQ加圧注入により、木材部分まで薬剤が浸透しているので、高い防虫防腐効果が得られます。

 

いかがでしたか?

ガーデニングシーズン到来! おうち時間を過ごすアイテムとして、ベジトラグを設置してみませんか?

次の記事では、作ったベジトラグに野菜とハーブを植えます。コンパニオンプランツを利用して、ポタジェスタイルのミニガーデンを作りますよ。お楽しみに!

ベジトラグのご購入はこちら→https://aoyama-garden.com/lp/VegTrug.html

Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/

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