薬草・香草は、和食の味を一段引き上げてくれます。その独特の香りや味は、料理のアクセントとしてちょっと加えるだけで普段とは違った味を楽しむことができますよね。そんな薬草や香草を、自分で育てることができれば、いつでも新鮮な薬味を必要な分だけさっと収穫できて、日常の料理が楽しくなること間違いなしです。
薬草・香草を上手に育てよう!
Q.薬草・香草とは?
A.日本で古くから薬味や風味づけに利用されてきた植物で
日本で古くから利用されてきた植物を薬草・香草と呼びます。これらの薬草・香草は、ヨーロッパのハーブに対して、いわば和製ハーブともいえる存在です。その植物のもつ殺菌力や防腐力を生かして刺身などの生ものに添えたり、香りを生かして汁物に浮かべたり。暑い時期の食欲増進にも活用されてきました。

Q.おすすめの資材は?
A.スペースを仕切るためにレイズドベッドがおすすめです
繁殖力が旺盛なものが多く、栽培面積がどんどん広がる傾向があります。レイズドベッドやプランターなどで育てると増えすぎません。
Q.育て方のポイントは?
A.ほとんど手間いらず。手軽に育てられます
古来から日本の風土に根づき、自生してきたものが多いので、栽培にもあまり手間がかかりません。このため、コンテナ栽培でもよく育ちます。葉ネギやミツバなどは、食用に市販されている株から再生して収穫することも可能です。湿地に自生していたものは、乾燥をきらいますので、土壌の湿度には気を配りましょう。
Q.保存方法は?
A.育てながら、必要な分だけ収穫します
乾燥させて保存できるハーブと比べて、薬草・香草は収穫後に長期間保存することはできません。けれど、菜園やプランターで栽培していれば、使うときに必要なだけ摘みとることができます。摘んだあとから新たに芽が出てくるものが多いので、長期間にわたって楽しむことができます。また、スーパーなどで薬草・香草を買っても、一度で使い切れず、冷蔵庫でしおれさせてしまった—こんな経験のある方も多いのではないでしょうか。薬草・香草は少量しか使わないものなので、使うたびに摘んで、新鮮さを味わいましょう。経済的にも、自分で育てるほうがずっとお得です。
レイズドベッドを活用する
野菜にも人にもやさしい
レイズドベッドとは、露地に木の板などで土留めをたて、植栽スペースをつくったもの。園芸の分野では「立ち上げ花壇」、農業では「ベンチ栽培」などと呼ばれます。花だけでなく野菜にもたいへん効果があり、ヨーロッパでは、庭の一画にレイズドベッドを設け、そこで野菜づくりを楽しむケースが多いようです。
メリットがいっぱい
レイズドベッドは、野菜にとっても人にとってもメリットがいっぱい。植栽レベルが高くなることから、排水や風通しがよくなり、野菜が元気に育ちます。また露地栽培でも野菜に目線が近くなるので、毎日の観察もしやすくなるうえ、作業そのものもラクになります。さらに、土留めの高さや形状を工夫することで、ガーデンのデザイン的にもメリハリが出ます。上の写真はコンクリートブロックを使ったものです。枕木やレンガでもレイズドベッドはつくれます。

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