感性や生きがいを大切に 価値あるガーデニングプランとは?
photo:Hannamariah/Shutterstock.com
ガーデンを暮らしの身近な存在にして、ライフスタイルを充実させること。それは新しい日々の幕開けになります。今回は、「庭の価値とガーデンプランニング」について、専門家からきいたこぼれ話をみなさんにも少しだけお話しましょう。
人や時代の価値を考え創造するガーデン
価格でない価値の商品。それは、今までの「モノだけの価値」でなく「ハイコンセプト」や「ハイタッチ」という考え方。ガーデンという空間では、特にこの部分がピックアップされて語られます。ライフスタイルの価値をどのように表現し、どのように伝えるかが、とても重要な位置付けになってくるのです。
その中で大切なことが、その1「機能だけでなく暮らしや人の心を形にしたデザイン」、その2「断片を繋ぎ合わせて統合する全体のシンフォニー能力」、その3「論理でなく共感」、その4「遊び心」、その5「モノより生きがい」。これからのリビングガーデンの世界を設計・デザインには、モノや設備だけでなく、その背景である人や時代の価値を十分に理解し、それを図面に反映して表現しなければなりません。
庭づくり1:楽しみたい庭をイメージしていく

では、具体的に庭づくりを進めていく工程として、まずはイメージづくりです。「花が楽しめる庭」や「雑木の庭」、「手入れが楽な庭」や「家庭菜園のできる庭」、「デッキテラスがある庭」、「パティオ(中庭)やポーチのある庭」など、楽しみたい庭をイメージしてから細かい内容を考えていきましょう。もちろん明確なイメージを持つために、情報収集も欠かせません。庭造り関連の出版物のほか、住宅メーカーの冊子や資料・ホームページ、また関連メーカーや施工専門店のショールーム、イベントなどにもどんどん参加しましょう。
庭づくり2:現実と理想を掛け合わせながらプランニング

イメージがしっかりと固まったら、早速プランニングです。庭の確認作業として、排水や水回り、電気回り、基礎や仕上げ材、スペース等を頭に入れながら全体バランスを考えてガーデンを設計します。専門業者に頼む場合は、固めたイメージを話し合い、通常は1〜2時間程度の立ち会い調査が入ります。
調査のチェックポイントは「日当たり」、「湿気」、「周辺の景色」、「隣地関係」、「土質」、「水道メーターの場所」、「ガス管などの地下埋設物」、「外部コンセントの位置」、「エアコンの室外機の位置」、「水道や潅水」など。基本を無視して思い付きで進めてしまうと、後からクレームやストレスの対象に…。ここではまず、良い専門業者との取り組みが何よりも大事になってきます。
狭いスペースでも諦めない工夫

また「うちは狭いから」と、最初から庭造りを諦めてしまうのは、せっかくのスペースを無駄にしてしまいます。狭くても十分、果樹や緑のある庭を楽しむことはできます。例えば、大型コンテナに果樹のシンボルツリーを植える方法です。大型のコンテナなら大きめの果樹でも無理なく栽培することができ、シンボルツリーを中心に小さな果樹や、塀の間際や垣根の壁面を利用して、ブルーベリーやブドウなどツル科の植物を配置するのも素敵。この時の効果的な手法としては「エスパリエ」がおすすめです。堅いワイヤーを壁面に沿って這わし、果樹やツル性の植物を誘引して緑化する方法。狭くてもグランドデザインをしっかりとすれば、思い通りの庭造りを存分に楽しむことができます。
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庭にホースを伸ばして水まきをする際、ホースが大切な植物をなぎ倒してしまうのを防ぎます。地面にスッと差し込むだけで、花壇の縁やアプローチ横など、ホースが通るルートに手軽に設置できます。ジョウロのモチーフが庭の風景によくマッチ!
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