光沢のある小さめの葉が美しいベンジャミンは、丈夫で育てやすいゴムノキの仲間です。初心者にもおすすめの観葉植物。葉の形や色のバリエーションが豊富で、おしゃれなインテリアグリーンとして人気があります。
目次
ベンジャミンを育てる前に知っておきたいこと
グリーンショップやホームセンターなどで、よく販売されている定番の観葉植物です。艶のある濃い緑色の葉に白っぽい幹が映え、枝は柔軟でさまざまな形に仕立てやすく、強い刈り込みに耐えます。日当たりのよい場所が適しますが、耐陰性があるので、室内の明るい場所で楽しむこともできます。枝先を丸く刈り込んだスタンダード仕立てのものが特徴的ですが、自然風に仕立てたものも流通しています。
ベンジャミンの基本データ
学名:Ficus benjamina
科名:クワ科
属名:フィカス(イチジク)属
原産地: インド、東南アジア、オーストラリア
和名: シダレガジュマル、ベンジャミンゴムノキ
英名:Weeping Fig
生育適温:最低温度5℃
植物を増やすには、いくつかの方法があります。
ベンジャミンの増やし方を知る前に、植物を増やすための基本的な方法を確認してみましょう。
種まき
種を土にまいて発芽させ、増やします。比較的手軽な場合が多い反面、親と形質の違う苗ができるのが欠点です。特にF1品種(一代交配種)は、親とかなり違う形質をもつ苗ができてしまいます。
挿し木
枝や茎を土に挿して発根させ、苗を作ります。親の形質をそのまま受け継いだ苗を、増やすことができます。一方、挿し木が不可能、または難しい植物もあるので注意してください。
株分け
親株の根元から発生した子株を、根のついた状態で切り分けて増やします。根があるので失敗は少なく、親株の形質をそのまま受け継ぎます。ただし、多く増やしたい場合には、不向きな場合が多いです。
ベンジャミンを増やす最適な方法と時期
ベンジャミンは「挿し木」で簡単に増やすことができます。ベンジャミンの挿し木は、適切な時期に行うのが重要です。ベンジャミンを増やすための最適な時期を確認してみましょう。
挿し木の適期
5~8月が適期です。
知りたい! ベンジャミンの増やし方「挿し木」
準備するもの
土に挿して挿し木する場合は、次のものを用意します。
・増やしたいベンジャミンの株
・赤玉土(小粒)やバーミキュライト、挿し木専用の土を入れた鉢
・鉢
・園芸用のハサミ
・水の入ったバケツ
・水を入れたジョウロ
・発根剤
挿し木の手順
次のような手順で挿し木を行いましょう。
①増やしたいベンジャミンの株から、10〜15㎝ほどの長さで枝を茎を切ります。
②茎の先端についている葉3〜4枚を残し、あとの葉は取り除きます。残した先端の葉が4㎝以上ある場合は、半分程度になるようカットします。切り口から白い乳液が出ますが、衣服などに乳液がつくと取れにくくなるので注意してください。
③これをを60分ほど、バケツの水に浸けて、挿し穂とします。
④鉢に土を入れて、ジョウロで水やりして土を湿らせます。
⑤切り口に発根剤の粉を薄く付けます。枝の長さの3分の1を目安に、倒れないように土にしっかり挿しましょう。
⑥明るめの日陰に置いて、土が乾かないように水やりをしながら管理します。
葉と葉がくっつかなければ、ひとつの鉢に数本の挿し穂を挿しても大丈夫です。1か月ほどで根が出ます。新しい葉が出てきたら新しい土を使って、3号ポットに植えつけましょう。そのあとは、生育するにしたがって植え替えをしていきます。
ベンジャミンの挿し木のコツと注意点は?
ハサミやナイフについて
切れ味がよく、清潔なものを使うようにしてください。切れ味の悪い道具を使うと、切断面が潰れて成功率が下がります。また。切り口から雑菌が入らないよう、刃の部分を火で熱したり、消毒液につけて殺菌しましょう。
挿し穂について
挿し穂の挿す部分は、斜めに切るようにしてください。切断面が広くなり、成功率が上がります。挿し穂の葉は、適切な量に調整することが重要です。多すぎると葉からの呼吸で水分が多く失われ、挿し穂が弱ります。一方、葉から成長ホルモンが葉から出るので、葉が少ないと発根が遅くなります。
挿し床について
挿し床の用土は、清潔で肥料分の少ないものを使います。特に、腐葉土や堆肥などは混ぜないようにしてください。
Credit
文 / 小川恭弘 - 園芸研究家 -

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