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10月の庭仕事をチェック! ガーデニングカレンダー October

10月の庭仕事をチェック! ガーデニングカレンダー October

LanaSweet/shutterstock.com

季節の移り変わりに合わせて、植物たちは日々成長し、次のシーズンに向けた準備をはじめています。秋は、冬に休む準備をはじめる植物や樹木、早春に向けて育つ準備がはじまる季節。今が旬の庭作業を忘れずにおこなって、ガーデニングを楽しみましょう。

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来年の庭計画

bondart/shutterstock.com

来年の庭の計画を立てて、新しく庭で育てたい植物を入手したり、取り寄せる予約をする時期です。これまで気になっていた植物を思い出して、扱っているお店を見つけましょう。宿根草や球根は、これからたくさんの種類が出回ります。また、バラの大苗が出回る時期です。人気品種は早めにget!

秋バラの開花シーズン

左/晩秋から販売が始まるバラの大苗。右/関東で10月下旬に開花した‘パット・オースチン’

四季咲き性のバラは、10月中旬から11月上旬にかけて、今年最後の花がポツポツと咲き始めます。各地のバラ園でも、秋バラが見頃に。四季咲き性が強い品種を見つけに出かけましょう。バラ苗を扱う専門店では、苗の販売がスタートしているので、気になる品種をチェックしましょう。

落ち葉掃除

秋になると、庭には落ち葉が積もってきます。その下では、秋咲きの原種シクラメンやこぼれ種で発芽した小さな芽が出始めています。落ち葉を払って日光が当たるようにしてあげましょう。集めた落ち葉は砕いて細かくしておくと、マルチング材(保温や保湿のために表土を覆う材料)として利用できます。

こぼれ種の移植

地面に落ちたタネから勝手に発芽し、勝手に育つ植物を「こぼれ種(ダネ)で増える植物」といいます。春から初夏にかけて咲いた花のこぼれ種は、だいたい秋に発芽します。発芽したものを、ほかの場所で咲かせたい場合は、なるべく5〜10cm程度の小さいうちに移植しましょう。種類によっては根をいじられるのを嫌う植物もあるので、できるだけ深く掘り上げます。そして植えたい場所に根がおさまる穴を掘り、植え直して水やりをします。あまり増えてほしくない植物も、この時点で抜いて株数をコントロールしておくと、あとが楽です。幼苗は最初のつちは雑草と見分けがなかなかつきませんが、こればかりは観察と経験を積むしかありません。だんだん分かるようになってきます。

株分け&移植&植物の手入れ

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ギボウシやフウチソウ、ルドベキア、シュウメイギクなど、夏から活躍してくれた宿根草を整理しましょう。地上部が枯れてきたものは地際からカットし、大株になっていたら株分けをしましょう。株分とは、根ごと掘り起こし、いくつかに分割して、植え替える作業です。宿根草、常緑樹も移植できる時期。本格的な冬を迎える前にこれらの作業を終えることで、来春にはある程度根が張り、順調に成長してくれます。

秋まき植物の種まき

Mira_mira18/shutterstock.com

9月に引き続き、10月も秋まきの野菜や草花がたくさんあります。今月種まきができる植物をリストアップしました。
【播き時の野菜】ビーツ、シュンギク、ホウレンソウ、リーフレタスなど。
【播き時のハーブ】タイム、パクチー、カモミール、チャイブなど。
【播き時の草花】ペチュニア、ニゲラ、カンパニュラ、ジギタリスなど。

柑橘類など果実の収穫時期

Chatham172/shutterstock.com

レモンやユズの仲間は橙や黄色に色づき、収穫のシーズンを迎えます。園芸店では苗木が並び始めます。ほかにも、イチジクやカキ、ザクロ、ブドウ、キウイフルーツ、アケビなども収穫と苗木の植えどきです。庭に実る果樹が欲しい人は、今月は園芸店で苗木を探すのもおすすめです。

『味と育てやすさで選ぶ おすすめのベリー類6選』
『晩秋が植えどき! ‘おうちベリー’を育てよう』

球根の植えどき

JulieK2/shutterstock.com

チューリップやヒヤシンス、ムスカリなど早春に花が咲く秋植え球根の植えどきです。10月中旬以降、十分寒くなってから植えましょう。お住まいの地域で紅葉が始まったら、植え付けるタイミングですよ。

青いトマトをヌカ漬けにする

家庭菜園でへトマトが実り続けていますが、朝夕の気温が下がってくると、次第に赤くなることができなくなります。でも、捨ててしまうのはもったいない。青いトマトは半分に切ってヌカ漬けにしましょう。3〜4日でえぐみが抜け、ちょっと酸味のある美味しい漬物になります。

シソの実の塩漬けを作る

Photo/Hisae Hori

10月になると、シソは花穂を伸ばし、種をつけ始めます。収穫して、シソの実の塩漬けを作っておくと、いつまでも香りが楽しめます。炊きたてのご飯に混ぜたり、冷や奴の薬味にしたりして楽しみましょう。

材料
Photo/Hisae Hori

【作り方】花穂を収穫し、シソの実を軸から外して洗います。熱湯で1分ほど茹でてアクを抜き、ザルに上げます。キッチンペーパーで水気を取ったら天然塩を振り、よく混ぜます。梅酢を小さじ1〜2ほど加えるとシソの実の変色を防ぎ、保存性も高まります。煮沸消毒した容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。1カ月ほどすると塩辛さの角が取れて、風味も増します。

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