植物も生き物ですから、病気にかかったり、体力不足で具合が悪くなったりすることがあります。葉が落ちて、一見枯れてしまったように見えても、ちゃんと対処をしてあげれば復活することも多いのです。編集部の屋上ガーデンのバラの復活劇part1をご紹介します。

ほのかに緑を帯びた蕾から、ピンクの花びらが現れる‘クロッシェ’。河本バラ園の河本麻記子さんが育種した淡いピンクのバラです。色や表情を変えながら咲き進み、爽やかで甘い香りも魅力的。編集部の屋上ガーデンで鉢植えで育てています。5月には次々に開花して目を楽しませてくれました。このバラは四季咲き性で、一年中花が楽しめます。

しかし、本格的な夏を迎えた頃、葉が黄色くなり、落葉してきてしまいました。夏になると、バラにはこうした症状が現れることがありますが、きちんと手当てをしてあげれば復活するので、まずは原因を考えましょう。
葉が黄変して落葉する場合の原因は、ほとんどが水不足と肥料切れ。水をちゃんとやっているのに黄変する場合には、水の量が足りていないか、鉢の中にコガネムシの幼虫がいる可能性があります。コガネムシの幼虫は土中に潜ってバラの根を食べるため、バラが水分を吸収できなくなってしまうのです。この場合は違いましたが、植木鉢から出して土をほぐしてみたら中から何匹も出てきた! なんてことも珍しくありません。編集部の屋上の場合には、自動潅水で朝晩たっぷり水をあげているので、どうやら肥料切れのようです。

コガネムシチェックをしたついでに、鉢を一回り大きなものに植え替えて、メネデールという液体肥料を希釈通りに水で薄めて、毎日ジョウロで潅水することにしました。メネデールはホームセンターや園芸店で入手できます。黄変した葉は一旦落葉し、枝だけになりました。まるで枯れてしまったようですが、復活を信じて毎日液肥入りのジョウロで潅水を続けたところ…、

1週間ほどで新芽が出始め、10日後には蕾が3つつきました。復活成功! 植物も生き物ですから具合が悪くなることもありますが、早期に正しく対応すればまた元気になってくれます。異変を発見するには、毎日よく観察することが大事。また花を見るのが楽しみです。
Credit

写真&文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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