インドアグリーンとして人気の観葉植物、ウンベラータ。植え替えは5月から7月中旬が最適です。成長が早いウンベラータは根が詰まったら植え替えの必要があります。不調を見逃さずにお手入れをしましょう。ここでは葉が黄色くなり、次々と落葉して不調のフィカス・ウンベラータを復活させるお手入れをご紹介します。
目次
観葉植物の“調子が悪い”とはどんな症状か

一年中、ハート形の葉がよく茂り、枝ぶりもスマートで人気の観葉植物フィカス・ウンベラータ。樹高1m20㎝の株を直径25㎝の陶器製の鉢に植え込んで、ベランダに面したリビングで育てていました。水は数日に一度、表土が乾いたらたっぷりやっていましたが、徐々に葉が落ちてしまったので、植え替えを試みました。鉢から掘り上げてみると、根っこがびっしり。たっぷりあげていたはずの水は根に届いていなかったようです。
根詰まりを改善する植え替えの手順

小さなクマデを使って根を崩してみると、一緒に植えてあった観葉植物のオリヅルランとアスパラガスの根がびっしり。フィカス・ウンベラータの根は木の大きさに比べて小さなものでした。根をしっかり伸ばすため、今度は直径40㎝の鉢へ植え替えます。

乾き気味の新しい培養土を全体的に水で湿らせて用土を準備。鉢底に排水用の石を敷き詰めたら、培養土を10㎝厚ほど敷き詰めてフィカス・ウンベラータの根を置き、サイドに培養土をどんどん入れていきます。
大きな鉢に植えつける

根に土がちゃんと密着するように、ときどき指で押さえながら、幹の角度を調整。下草として一緒に掘り上げてあったオリヅルランとアスパラガスも植え込みました。最後に鉢底から水が出るまで、たっぷり水をあげて植え替え作業は完了です。観葉植物の緊急事態なので、3日に一度程度、発根を促す植物活力剤「メネデール」を与えて様子をみました。
植え替え後、20日で復活の兆し

7月の上旬に植え替えて、日が当たるようにベランダに移して経過を見ていたら、それまで残っていた葉はすべて落ち、約20日で新芽が吹き出しました!

株元付近の枝は頂上部に比べて早く葉が展開。これで復活しそうです。水切れに注意して、もう少し屋外で日に当てながら様子をみることにしました。
植え替え後、約40日間で元の状態に

さらに約20日で頂上部の葉も立派に茂りました。株の大きさに比べて、根が伸びるスペースが狭かったのが落葉の原因だったと思われます。それに加え、春以降は太陽が高くなるので、リビングに差し込む日差しが少なかったのもよくなかったのでしょう。今後は、日当たりと温暖な場所が好みのフィカス・ウンベラータを健やかに育てるために、春から晩夏まではなるべく外に出し、水のやりすぎにも気をつけること。改めて覚えておきましょう。ウンベラータは、4〜9月の間が植え替えの適期。ちょっと調子が悪いなと感じたら、すべての葉が落ちる前に早めの植え替えが吉です。
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Credit
写真&文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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