Junk sweet Garden tef*tef*が教えるかわいさ120%の寄せ植えのコツ! 初心者にオススメのバスケット植え1
素敵な寄せ植えを作るには、器選びもとっても重要なポイント! ガーデニング初心者でも失敗がなくナチュラルでおしゃれな雰囲気に仕上がる自然素材のバスケットは、Junk sweet Garden tef*tef*でも定番の寄せ植えの器です。
素敵さに加えて、重要なのが植えやすさ。バランスが取りやすいオーバルなフォルムの器を使った寄せ植えのコツをお教えします!
目次
バスケットはたっぷり植えられるのにリーズナブル
たくさんの花を使った寄せ植えは、とても華やかで見応えのあるものができますが、器もそれなりの大きさのものが必要になります。植木鉢はサイズが大きくなれば、その分価格も高くなってしまうのですが、そんなときにオススメなのがバスケット。
バスケットの鉢は、ナチュラルで可愛らしいというビジュアルの魅力と、テラコッタや陶器の鉢に比べて価格もリーズナブルで軽量なのもオススメの理由。鉢用のバスケット内部にはセロファンやビニールがあらかじめ敷いてあり、土こぼれを防ぐと共に劣化を防ぐ役割もしてくれます (敷いていないものは、teftefではご希望があればセロファンをサービスで敷いて販売しています)。耐久性は陶器鉢に比べるとやはり落ちますが、花を半年ほど楽しむ一年草を中心とした寄せ植えには向いています。ビニールやセロファンには、水抜き穴をあけてから植え込んでくださいね。
大きめのバスケットをお花たっぷりのlovelyな花籠に!
この寄せ植えは、思いっきりlovelyな女の子をイメージして作りました。くすんだピンクが可愛いシクラメン‘セピアカラー・あずき’を主役にして、大きなバスケットにピンク色の草花をたっぷり使って、lovelyな世界を作ってみました。花が盛りだくさんに見えますが、シクラメンの株元に他の苗を詰め込むと蒸れて病気になってしまうので、中心部の株元はスッキリさせています。
▼point▼
①花首の長い品種(シクラメン)を中心に植え込み、外側に向かって段々と低くなるように植物を配置します。中心を高くすることで、こんもりとバランスの良いバスケットの寄せ植えができます。
②たくさんの花を植えたい時に小さな鉢を選ぶと、花同士が主張し合ってナチュラルな雰囲気が出にくくなります。多品種を植えたい場合はリーフの存在が重要。大きな鉢を選んで、リーフを植えるスペースも確保すると、お花畑のような、ガーデンのようなナチュラルな雰囲気を作り出すことができます。
<使ったバスケット>
グレーベージュ色 オーバルバスケット LLサイズ
幅39cm/奥行き27cm/高さ14cm/持ち手含 27cm 税込2,808 円
<使った植物>
【花】(左上から時計回りに)
シクラメン・ジュエリーシリーズ‘セピアカラー・あずき’
宿根銀葉ガザニア‘クリムゾンフラッシュ’
プリムラ‘ウィル’
常緑宿根イベリス(キャンディタフト)
みもと小輪ビオラ‘アイリのスキップ’
【リーフ】(左上から時計回りに)
ハツユキカズラ
ハボタン‘ブリキ’
ハボタン‘ピーチフラッシュ’
細葉オレアリア・プラチナム
カロケファルス‘プラチーナ’
同じバスケットでシンメトリーを意識して
ツンツンとした白い花はベロニカ、白い丸い実はペルネッティア、ひらひら舞う蝶々のようなブルーの花はロベリア。フォルムの特徴的な花を組み合わせ、妖精の国のような幻想的な雰囲気に仕上げました。先ほどのピンクの寄せ植えが中央に高さを出したドーム形なのに対し、こちらはシンメトリーに植え込むのがポイントです。
▼point▼
①持ち手を境に、左右両側に同じ高さのドーム状のバランスを作るために、ほぼシンメトリーに植物を配置しています。
②ベロニカのように花首だけ高くなる花を用いる際は、その個性を生かしつつ、それだけが突出してしまわないように他の植物で一体感を出します。ここでは同じ高さで茎が細く繊細なロベリアやリーフを加えて一体感を出しています。ベロニカを植え込む際は、葉の部分でドーム状になるように意識します。
③フワッと広がるように放射線状に植物を傾けながら、生き生きとした植物の動きを表現してください。
<使った植物>
【花】(左上から時計回りに)
ペルネッティア‘ホワイト’
斑入り宿根ベロニカ‘シャーロッテ’
ロベリア‘プリンセスブルー’
サルビア・ドゥリフォリア
【リーフ】(写真左から)
オレアリア‘リトルスモーキー
斑入りネコノヒゲ キャッツウィスカー・バリエガータ
ディコンドラ‘シルバーフォール’
いろいろなタイプのバスケット植えを楽しんで!
これまでの2つの寄せ植えで使ったバスケットは、色がグレーベージュなのもポイント。寄せ植えに使った植物の、くすんだピンクや白、ブルーなど繊細な花の色を邪魔しません。一方、この写真の寄せ植えは、同じバスケット素材でも形も色も違うので、選ぶ花も植え方も当然、違ってきます。寄せ植えを作る際は花色だけを意識しがちですが、鉢も含めた全体の調和を考えることがとても大切です。
バスケットは比較的リーズナブルでデザインもさまざまあるので、寄せ植え上手を目指してバスケット植えをたくさん作ってみてください。作れば作るほど、腕は必ず上がりますよ!
次回は他の形のバスケットを使った寄せ植えをご紹介します。お楽しみに!
Credit
写真&文 / 槇谷桜子
まきたに・さくらこ/‘大人可愛い’をテーマにした「Junk sweet Garden tef*tef*」とクールでスタイリッシュな観葉を扱う「BOTANICAL GREEN」、2つのWebプランツショップのオーナー。高校1年生の娘と小学校4年生の息子がいるアラフォー。花好きが高じてショップを始めて10年、仕事と家庭を両立させながらショップを展開中。繊細で絵画的な寄せ植えにファン多数。
「BOTANICAL GREEN」https://shop.teftef.biz/shopbrand/ct273/
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