黒田健太郎さんに学ぶLesson2 最も簡単な多肉植物の寄せ植えのリフレッシュ法
どんなに美しくつくった寄せ植えも、時間が経てば植物の成長によりアレンジの形は崩れてしまうもの。多肉植物も同様ですが、小さい株をキュっと詰め込むように植えるので、一般的な草花の寄せ植えより崩れが目立ってしまいます。ここでは、「そのままにしても枯れないから、後回し……」という忙しいガーデナーでも気軽にできる、最も簡単な仕立て直し=リフレッシュ法をご紹介します。美しい多肉の寄せ植えづくりに定評がある、黒田健太郎さんにその手法を教えてもらいました。
目次
成長期に行おう!
多肉植物のお手入れ

多肉植物の生育が旺盛な時期は主に春と秋。夏の暑さと冬の寒さは苦手で、成長が緩やかになり休眠します。寄せ植えの姿が崩れてきたら、春か秋の間に手入れをしてしまいましょう。半年~1年に一度を目安に行います。新しい土に植え替えたり挿し木したりする方法もありますが、今回は黒田さんオススメの同じ鉢をそのまま使用した、最も簡単な方法をご紹介します。
原型をとどめていない
アレンジを仕立て直す
それぞれの多肉植物が健やかに成長し、半年で形が乱れた寄せ植え。つくった当初の美しさはありません。

植わっている多肉植物は、エケベリア‛ファンクイーン’、エケベリア 大和錦、エケベリア‛キルヒネア’、コチレドン‛ゴルビュー’、エケベリア‛ミニベル’、エケベリア‛パリダ’、エケベリア‛フロスティー’、セネシオ 京童子、セネシオ 三日月ネックレス、セダム‛ゴールドビューティー’、セダム‛サルサベルデ’。
【仕立て直しの手順】
- まずは、アレンジに覆い被さった中央に植わる三日月ネックレスをカット。

- 縦に伸びるタイプは、葉を数枚残して主幹をカット。
- バランスを見ながら、下垂した三日月ネックレスや京童子、‘ゴールドビューティー’をカット。

- 枯れた茎や葉を取り除き、土が見える隙間や枯れてしまった場所に割りばしを挿して、植え穴を開ける。

- カットした多肉植物を開けた穴に挿し込んで植えていく。弱ったり枯れてしまった茎はつけ根から切り取り、そこに穴を開けて元気のよい枝を挿す。もともとのデザインを維持したい場合、新しい苗から切ってきた同じ種類の茎を挿して補充する。

- 全体的にバランスよく挿し込めたら完成! 水やりは数日後に行う。
【ポイント】
基本的に、新たに用土を足す必要はありません。時間が経って土が減ってしまった時や、多肉の生育が悪い時だけ足すようにします。土を足さないと、植穴に差し込んだ茎がフィットしないのでは……と心配に思うかもしれませんが、こうすることでカットして挿した茎の断面が乾きやすい利点があり、ゆっくり発根して定着します。施肥も不要です。
見違えるようにリフレッシュ!
再び表舞台に飾れます

寄せ植えした当初の美しい状態には戻せませんが、手入れをきちんとすることで、隅に追いやられていたアレンジも表に出して飾れるようになります。せっかくつくった寄せ植え。丈夫だからと放置せずに、手軽で簡単に行えるこまめな手入れ法で美しさを維持しましょう。ぜひ、チャレンジしてみてください。

黒田健太郎さんが
寄せ植えのデザインを解説
「淡いグリーンにペイントしたブリキの器に、グレー×緑×黄緑の多肉植物を寄せた、やさしくさわやかな印象のアレンジです。グレーがかった葉色の大和錦がこのアレンジの主役。引き立て役として緑の‛ゴルビュー’を、アクセントとして明るい黄緑の‘ゴールドビューティー’を加え、色や形のメリハリを利かせています。数種の枝垂れる多肉植物で、アレンジに躍動感を与えているのも優雅に見せるポイントです」。
【SHOP DATA】
Flora Kuroda Engei
埼玉県さいたま市中央区円阿弥1-3-9
TEL/Fax:048-853-4547
http://florakurodaengei.com/
営業時間:9:00~18:30
併せて読みたい
・黒田健太郎さんに学ぶ 数株で素敵に! シンプル寄せ植え&コーディネートLesson1
・『Junk sweet garden tef*tef*が教えるワンランク上の寄せ植えテクニック
・もっと楽しい寄せ植えアイデア・一鉢にストーリーを持たせよう
Credit

フローラ黒田園芸・黒田健太郎
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写真/黒田健太郎
取材文&撮影/井上園子
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