9月の庭仕事をチェック! ガーデニングカレンダー September
Svetlana Gorbacheva/ shutterstock.com
ひたすら暑かった夏も終わり、夏バテ気味だった植物たちも元気を取り戻して、再び庭に彩りが戻り始めます。サルビアやダリア、シュウメイギク、コスモス、センニチコウ、秋バラ、グラス類…。色を深める庭にうっとり癒やされる季節ではありますが、なすべき庭仕事も満載、かつ重要です。この時期は、いわば来年の庭の「仕込み時期」。宿根草やバラなど、素敵な品種は売り切れる前にゲットしましょう。そして想像力を最大限に膨らませ、来年の庭の準備をしましょう。
目次
来年の庭の植栽プランを立てましょう

秋は宿根草や春咲き球根(チューリップやヒヤシンスなど)、バラ苗、果樹苗の買いどき、植えどきです。ホームセンターや園芸店のほかに、ちょっと変わったものを入手したいなら、専門ナーセリーものぞいてみましょう。宿根草やバラ、クレマチス、果樹など、それぞれのジャンルに特化したナーセリーがあり、通販で購入できるところもたくさんあります。Garden Story内で連載をしているショップもあるので、ぜひ検索してみてくださいね。珍しい品種、人気の植物は早期に“sold out”になってしまうので、早めに計画を立てましょう。
茂った植物を間引き&透かし剪定で庭をリフレッシュ

猛暑日が続く夏の間は、庭仕事がはかどらなかったという方、涼しくなってきたら庭の整理をしましょう。夏の間に茂りすぎた株が向こう側の景色を遮っていたり、株姿が乱れて雑然とした雰囲気になっていたりするものがあります。茂りすぎた株は、先端を切って短くするのではなく、枝数を減らすように株元付近から剪定して間引きます。このように全体をコンパクトにすると、風通しがよくなって秋以降もきれいに生育します。また、思いのほか大きくなる植物もあるので、庭全体を遠目で眺めて、不要だなと思う植物は抜き取って、リフレッシュしましょう。

水やりを夏仕様から秋仕様に

鉢植えの植物は真夏と同じように頻繁に水やりをしていると、根腐れの原因になります。水の渇き具合をチェックして、気温が下がっていることを確認したら、夏仕様から秋仕様に変えましょう。自動灌水機を1日2回に設定している方は、1回に設定し直しましょう。
種まきを始めましょう

庭にかかるコストを抑えたいなら、種まきをして自分で苗をつくりましょう。ムラサキハナナ、ワスレナグサ、アグロステンマ、オルレア、リムナンテス、ロベリアなど、耐寒性の強い一年草や二年草の種まきは、9月中に終えましょう。種子から育てると時間はかかりますが、経費は苗のおよそ1/10に抑えられますし、芽吹きから観察するのも面白いものです。
冬野菜の播きどきです

家庭菜園を楽しんでいる人は、そろそろ冬野菜の準備です。ダイコンやラディッシュは9月中旬に、月末頃からはハクサイ、コマツナ、チンゲンサイ、カブ、スイスチャード、ホウレンソウ、シュンギクなどの種子を播くことができます。ホウレンソウの場合は、種まきの1週間前までに苦土石灰を土にまいてなじませておきましょう。
クリスマスローズの苗を植え付けましょう

宿根草のクリスマスローズは9月下旬頃から植え付け、植え替えを始めましょう。本格的な寒さがくる前までに、定着させておく必要があります。鉢植えは2年に1度は植え替えが必要です。植え替えをする際は、根をあまり崩さないようにしましょう。大株になったクリスマスローズは、9月後半が株分けのタイミングです。以下の記事を参考に作業を。開花は3月です。
鉢植えや樹木の台風対策

台風の季節です。暴風雨に備えて、草丈の高いものは茎が折れないようまとめて縛っておくとよいでしょう。鉢やハンギングも置き場所を見直して、飛ばされない場所へ移動しましょう。移動ができない場合は、鉢を寄せ集めて縛っておきます。アーチやフェンスなどの構造物に誘引したつる植物も留め付け箇所を増やします。樹木も株元をチェック。この時期はカミキリムシの幼虫であるテッポウムシが幹の中を食い荒らしていることがあります。弱った樹木は倒れやすいので、おがくずなどが出ていないか、ぐらつきがないかなどを確認し、必要なら支えをしたり、ロープをかけたりなどの対策をしましょう。
秋バラを咲かせるための剪定

四季咲き性のバラの多くは、この時期に剪定すると約50日後に咲きます。日数を逆算すると、9月上旬〜中旬までが剪定のタイミング。順調に花茎が成長すれば10月20日頃から11月上旬に年内最後の花が咲きます。秋に咲くバラは、春よりも小ぶりですが色が濃く、風情があります。
キンモクセイの花を収穫しましょう

9月下旬頃にはキンモクセイが咲き始めます。キンモクセイは花姿を楽しむだけでなく、花の甘い香りをお茶やシロップ漬けにしてもGood。チンキやシロップづくりなど活用方法を、以下でご紹介しています。
青じそは、花も実も美味しく食べられます

シソ栽培では、花を咲かせると葉がかたくなるので、夏は花を摘みながら育てますが、もうすぐシーズンが終わるので、そろそろ花を咲かせましょう。花の後には実ができますが、花も実も塩漬けにすると香りのよい調味料として活躍します。おにぎりやお茶漬けに入れると絶品です。
まだまだバジルを楽しみましょう

シソ同様、バジルも花をつけると葉がかたくなるので、花を収穫した後、半分くらいに切り戻して肥料を施します。しばらくすると再び芽が展開し始めて、秋遅くまでバジルの収穫を楽しむことができます。収穫した花も捨てないで! オリーブオイルに4〜5日漬け込んでおくと、香りが移って料理に重宝しますよ。
生け垣の刈り込みをしましょう

生け垣の刈り込み時期です。希望の高さよりやや低めに刈ると、その後はひと月ほどで新芽が吹いて、ちょうどよい高さになります。
チャドクガにご注意を!

ツバキやサザンカ、お茶の木があるお宅は、チャドクガにご注意ください。庭木の手入れ中などに、知らずに触れてひどい皮膚炎を起こすことがよくあります。葉に集団でいることが多いので、発見したら葉ごと取り除き、袋に入れて処分しましょう。全長60cm前後の長さの高枝切り鋏を使用すると便利です。
Credit
写真&文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。 2026年10月5日発売の書籍第3弾『小さな空間を生かす立体ガーデニング 玄関から始める花のある暮らし』(発行/KADOKAWA)予約受付中!
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