8月の庭仕事をチェック! ガーデニングカレンダー August
Svetlana Gorbacheva/ shutterstock.com
暑い日が続く8月。ガーデニングでも水のやり方や鉢の置き場所などに、いつもより気を配ったほうがよさそうです。また、暑いといえども来シーズンのガーデン準備もそろそろ始まります。タイミングを逃さないように、今月の庭仕事をチェックしてみましょう。
目次
ホースの水の熱湯化にご注意

近年の夏の暑さは想像以上で、猛暑日ともなると、ホースに溜まった水は温かいを通り越し、熱湯化して触れると熱いくらいです。しばらく水を出しっぱなしにして、冷水になったことを確認してから植物にも水やりしましょう。朝の水やりは、遅くとも8時前までに。それ以降は気温がぐんぐん上がり、鉢の中で水がお湯化してしまいます。日が落ちてからもう一度あげてもよいでしょう。
暑い夏は地植えでも水やりを
この異常な高温のせいで、植物にも異変が発生しています。地植えの場合、通常は水やりは必要ありませんが、この夏は地植えの草花、野菜もシオシオになっている地域があります。特に地中海沿岸原産のハーブのほとんどは、日本の高温多湿が苦手。夜温の高い日が続くと弱ってしまうので、夕方以降はハーブの周辺に打ち水をして地温を下げましょう。中途半端に水を与えると蒸れを引き起こしてしまうので、水やりをする時は、たっぷりと。

地植えの場合、連日雨が降らない真夏には、上写真左のように株元にじっくり水をやります。地中の根に届くように、1株あたり10秒以上。また、葉の表面のホコリを落としたり、病害虫の発生を予防するために、葉に水をかける「葉水(はみず)」(上写真右)もおこないましょう。
ハダニ対策にシャワー放水

ハダニは高温で乾燥した環境を好みます。風に運ばれてやってくるハダニは、繁殖力が旺盛なため、アッという間に広がります。発生すると葉が白っぽくなり、植物の生育が悪くなります。湿気を嫌うので、こまめにシャワーの水を葉裏にかけながら水やりをするとよいでしょう。ベッドやカーペットなどに繁殖し、アレルギーの原因となるダニ類とは種類が異なります。
春秋型、冬型の多肉は生育停滞期

セダムやエケベリア、セネシオ、センペルビウム、ハオルチア、パキフィツムなど春秋に生育する多肉類は、生育が停滞する時期です。日焼けを起こしやすいので直射日光に当たらないよう遮光し、風通しをよくしましょう。生育停滞期は根が水を吸うスピードも遅いので、用土が完全に乾いたことをしっかり確認してから水をたっぷり与えましょう。冬に生育するリトープス、冬型コーデックスなどは休眠期ですので、断水します。どちらも肥料などは施しません。
真夏の液肥は薄めに

この暑いさなか、可愛い花を次々に咲かせてくれる夏の草花。植物は花を咲かせると体力を使うので、1〜2週間に1回、液肥を与えましょう。ただし真夏は肥焼けしやすいので、液肥は通常よりも薄めが安心です。花をたくさん咲かせようと液肥を濃くすると、逆に弱らせてしまいます。
人気の草花は今から予約

暑い、暑いといえども、季節は巡るもの。秋のガーデニングに向けて準備を始める時期です。宿根草や球根花、バラ苗などは8月から「予約販売」が始まっています。ちょっと変わったものや人気の品種は早いもの順。涼しくなって、「そろそろ秋のガーデニングを始めようかなぁ」という気分になった頃にネットショップをのぞいても、素敵なものは軒並み“sold out”になっていることがしばしば。欲しい花、狙っている花があれば、夏に予約しておくのがベストです。
鉢植えやつる植物、樹木の台風対策を

台風の季節です。暴風雨に備えて、草丈の高い草花は茎が折れないようまとめて縛っておくとよいでしょう。また、鉢やハンギングの置き場所を見直して、飛ばされない場所へ移動しましょう。移動できない場合は、鉢を寄せ集めて、まとめて縛っておきます。アーチやフェンスなどの構造物に誘引したつる植物も、外れて倒れないよう留めつけ場所を増やしましょう。樹木も株元をチェック。この時期はカミキリムシが発生し、幼虫のイモムシが樹木の中を食い荒らしていることがあります。弱った樹木は台風によって倒れやすいので、おがくずなどが出ていないか、ぐらつきがないかなどを確認し、弱っているようなら支えをしたり、ロープでつなぐなどの対策をしましょう。
夏休みの旅行中の水やり

夏休み中に旅行に出かける際、心配になるのが植物の水やりです。1日水やりをしないだけでも水切れの症状を起こしてしまう時期なので、きちんと水やり対策を施してから出かけましょう。1〜3日くらいなら水を張ったバケツなどに鉢ごとつける腰水が有効です。この場合の腰水は、鉢の底が3cmほど浸かる程度が適量です。鉢がたくさんある場合は、バスタブに集めていっぺんに腰水をしてもよいでしょう。また、鉢を日陰に移動するのも有効です。4日以上の場合は、自動灌水機を設置するとよいでしょう。
夏の草花を切り戻しましょう

ペチュニアやサルビア、マリーゴールド、インパチェンスなど、夏にたくさん花を咲かせる草花も、8月中旬を過ぎると草姿が乱れてきます。そのタイミングで一度、茎を1/2〜1/3ほど切って「切り戻し」をすると、1カ月ほどで再びきれいに咲いてきて、秋にも花が楽しめます。
バジルの切り戻し

5〜6月にタネを播いたり、7月に苗を植えたりしたバジルは、そろそろ花穂が伸びてきます。そのままでは葉が硬くなるので、摘心してわき芽を増やしましょう。8〜9月上旬に株元から15cm程度で切り戻すと再び枝葉が茂り、10月いっぱいまで柔らかい葉が収穫できます。
Credit
文&写真(クレジット記載以外) / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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