植物を気にせず旅行へ! 留守中も安心な鉢植えの水管理アイデア
Photo/Anteromite/Shutterstock.com
夏休みやお盆は、長期で家を空ける人も多い季節。そんな時心配なのが、外出中の植物の管理です。特に鉢植えは水切れしやすいので、なんの対策も取らないと、帰ってみたら大きな被害が…なんてことにも。そんな悲劇を防ぐために、長期外出中の水管理のアイデアをご紹介します。
目次
鉢植えを腰水にする

3日程度の短期間の不在なら、腰水が手軽で有効な対策です。腰水とは、バケツやトレーなど大きめの容器に、数センチの深さに水を張り、鉢ごとその中に植物を入れ、鉢の底が水に浸っている状態にすること。張った水の温度が上がりすぎないよう、涼しい日陰に置いておくとよいでしょう。この方法なら、大きめの容器さえあれば特別な道具や準備が必要なく、水切れの心配をせずに出かけることができます。バスタブに水をためて、そこに植物を置くのもいいですね。その場合は換気扇を回したり、明かりをつけておくなどして植物が枯れないようにしましょう。ただ、腰水の方法では常に土が湿っているため、根腐れしてしまう危険もあり、1週間以上になるような長期の不在や、乾燥を好む植物には向きません。あくまで数日間の処置と考えましょう。
自動灌水装置を設置する

ある程度長期の不在にも対応できるのが、自動灌水。設定した時間に自動で水やりしてくれるので、留守中でも普段とほとんど変わらずに水やりをすることができます。種類は電動から手動までさまざまあり、100円ショップで販売されていることも。常に水を供給するウォーターサーバーのような簡単なものであれば、ペットボトルを使ってつくることもできますし、鉢植えのアクセントにもなる可愛いデザインのものも販売されています。最近では、天気や土壌の水分量の状況を観測して調整するものもあり、在宅中でも取り入れているという人もいるのではないでしょうか。すでに自動灌水のシステムがあるのであれば、使わない手はありません。新しく導入する場合は、ある程度のコストや時間がかかり、また、与える水の量や時間が適切かをチェックするため、お出かけ前に余裕を持って準備しておきましょう。
水やり代行サービスを利用する

いろいろな種類の鉢を育てている場合など、やっぱり人の目で見ながら水やりをしたいという人は、水やり代行サービスを利用してみるのもよいかもしれません。園芸店の中には、長期不在中の水やり代行サービスを受けつけてくれるお店もあります。また、ご近所に仲良しの庭仲間がいる場合は、留守中の水やりをお願いしていくのも一案です。ガーデニングの知識を持った人なら、植物の様子を見ながら水やりをしてくれるので安心です。お世話になった人にはお礼とお土産をお忘れなく。
植木鉢ごと地面に埋める

地面の庭を持っていて、スペースに余裕があるようなら、植木鉢ごと地面に埋めてしまうのも効果的です。水を通しやすい素焼き鉢などなら、土中の水分がしみこんで水切れを防ぐことができます。直射日光の当たらない木陰など、明るい日陰に穴を掘り、植木鉢を縁まで埋めて周囲に水をまいておきましょう。鉢土の表面を湿らせた水苔などで覆っておくとより安心です。庭がない場合は、大きめのプランターに土や湿らせた布を入れて、そこに植木鉢を入れることもできます。
また、クリスマスローズのように地植えのほうが管理しやすい植物などは、夏の間は一時的に庭に下ろしてしまう、という方法もあります。地植えは鉢植えに比べて地面の温度が上がりにくく、水切れもしにくいため、夏は栽培しやすいのが嬉しいところ。暑さと晴天が何日も続くようでなければ、水やりも基本的に必要ありません。夏の間は庭植えにし、秋になって涼しくなってから鉢上げすれば、また鉢植えとして育てられます。ただし、根を傷つけられることを嫌う植物の場合は、植え替えは避けたほうが無難でしょう。
Credit
文&写真(クレジット記載以外) / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
- リンク
記事をシェアする
季節のおすすめアイテム
バードバス 自立式 -GARDEN STORY Series-
丸水盤に小鳥たちが遊ぶ愛らしいバードバス。水盤には段が刻まれ、野鳥が足を掛けて使いやすいデザインです。アイアン製で、しっかりとしたスタンドで自立するため、好きな場所に設置できます。
新着記事
-
ガーデン&ショップ

都立公園を新たな花の魅力で彩る画期的コンテスト「第4回 東京パークガーデンアワード」夢の島公園【花盛…
宿根草等を生かした花壇デザインを競うコンテストとして注目されている「東京パークガーデンアワード」。第4回コンテストが、都立夢の島公園(東京都江東区)を舞台に、スタートしています。2025年12月、5人の入賞者…
-
ガーデン&ショップ

春光うららか!「第4回東京パークガーデンアワード夢の島公園」の『ショーアップ審査』を迎えた5人の庭と…
空はどこまでも高く、みずみずしい空気に包まれた東京・夢の島公園。コンテストガーデンの植物たちも、周囲の木々に負けじと勢いよく成長し、春ならではの見せ場を迎えています。そして4月中旬、春の出来栄えを評…
-
園芸用品

「花が溶ける?!」猛暑で庭に異変…それでも“いつも通り”を守れた、山崎亮子さんの「森の庭…PR
北海道で、里山や野原にならいながら育ててきた山崎亮子さんの「森の庭」。植物たちが季節ごとに役割を受け渡し、無理なく景色をつないできた庭も、近年の猛暑や長雨で、50年連れ添ったプリムラ・デンティキュラー…

























