7月の庭仕事をチェック! ガーデニングカレンダー July
Svetlana Gorbacheva/ shutterstock.com
太陽が照りつけるこの季節、植物は旺盛に茂ります。花がら摘みや野菜の収穫、雑草抜きなど、夏も庭仕事は満載です。庭仕事は気温が高くなる前か、夕暮れ時が快適。蚊よけ対策、UV対策をしっかりして、庭に出ましょう。今月の庭仕事をチェックしてみましょう。
目次
蚊よけ&リフレッシュにミントオイル

この季節、庭へ出る時には蚊よけとUV対策が必須です。庭仕事をする30分くらい前に蚊取り線香を焚いておくと、快適に庭仕事ができます。また、ミントオイルを精製水と混ぜてスプレーすれば、スーッとした清涼感と同時に虫よけ効果が得られます。
苗からならまだ育てられる野菜類

5月に苗の植え付けをしていた場合は、そろそろ収穫時を迎える夏野菜ですが、キュウリ、ナス、カボチャは苗からならまだ植えられます。キュウリとナスは食べきれないほど収穫しなくてはいけないのを避けるため、2人で1株を目安に植えましょう。
水やりは午前中早めにしましょう

鉢植えの植物は水やりを忘れないようにしましょう。夏の水やりは午前中のうちに。気温が高くなってから水やりをすると、鉢内の水の温度が上がってしまい、根を傷める原因になります。気温の低い朝のうちに水やりをして、気温が高くなる前に根に吸い上げさせるのが理想的。万が一、しおれてしまった時には、以下の記事を参考に。
猛暑日が続く時は古土再生のチャンス

猛暑日が続く予報はゲンナリしますが、古土再生には絶好のお天気。鉢植えで使った古い土をふるいにかけ、少し湿らせてから黒いビニール袋に入れて密封します。直射日光に当てて3日もすれば土の殺菌完了! 同時に使った植木鉢も洗って干し、日光消毒しましょう。
ナメクジには触れない!

ナメクジやカタツムリには直に触れないようにしましょう。広東住血線虫など、線虫の宿主となる可能性があり、触れたことで髄膜脳炎など重篤な病を発症したケースも報告されています。触れてしまったら、よく手を洗いましょう。ナメクジの忌避方法については以下の記事を参考に。
コスモスのタネを播こう

秋になってコスモスの草丈が高くなって倒れてしまう経験がありませんか? 梅雨明け後から8月上旬までにタネを播くと倒れにくくなります。秋の庭をイメージして、種まきにチャレンジしてみましょう。一般的にコスモスの発芽適温は20℃前後なので、夏咲き種は4~7月下旬、秋咲き種は5~8月頃が種まきの適期とされています。
鉢植えの暑さ対策をしよう
鉢植えの植物は直射日光が長時間当たる場所だと、根が傷むことがあります。移動するか、一回り大きな植木鉢を用いて二重にするなどして、暑さ対策をしましょう。
バジルの水切れにご注意を

夏に旺盛に茂るバジル。この時期、水を切らさず、花を咲かせずに栽培すれば、夏中ずっと香りのよい柔らかい葉っぱを収穫することができます。花が咲いてしまうと葉が硬くなり、新葉が発生しなくなってくるので花は摘みましょう。ハダニが発生する場合は、葉裏に水をかけましょう。ぜひたくさん収穫して、フレッシュなバジルを使った料理にチャレンジしましょう!
Credit
文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。2026壁掛けカレンダー『ガーデンストーリー』 植物と暮らす12カ月の楽しみ 2026 Calendar (発行/KADOKAWA)好評発売中!
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