植物を育てるための植え方には、地植え(庭植え)と鉢植えがあり、ガーデニングを始める場合、必ずしも地面が必要であるとは限りません。多くの植物は、地植えでも鉢植えでも栽培できます。どんなときに、どちらを選ぶのか、その違いと効果についてご紹介します。​​​​​​​​​​

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地植え(庭植え)とは?

地面に植物を植えることです。販売されている植物は、ビニールポットか植木鉢に植えられている状態です。そこから植物を取り出して、地面に掘った穴に根っこを下ろして植えることを「地植え(じうえ)」や「庭植え(にわうえ)」といいます。鉢植えと比較し、植物の根が地中に深く、または広がって伸びるため、鉢植えに比べて大きく成長します。また、植物は地中の水分を求めて根を伸ばすため、水やりの回数も鉢植えより少ないか、多くの場合は必要がありません。樹木などの大型の植物の場合、いったん根付いた後の移動・植え替えは困難なため、植える前に場所の吟味が必要になります。

地植え(庭植え)されたバラとハーブ
地面に直接植えつける「地植え(庭植え)」をすると、植物が自然に生えた雰囲気が楽しめます。

鉢植えとは?

植木鉢やコンテナなど、限られた容器の中に土を入れて植物を育てることをいいます。根っこの成長は鉢の大きさによって制限されるため、地植えの植物と比較して小型に育つものもあります。地植えできる地面がない場合やベランダ、室内で植物栽培ができる他、地植えの庭でも植物を意識的に大きくしたくない場合や、移動しながら育てたい場合、レイアウトを自由に変えて楽しみたい場合などに有効な手段です。また、観葉植物や多肉植物、ランなど日本の気候では育ちにくい種類は鉢植えで育てる必要があります。容器が小さければ小さいほど乾きやすいので、水の管理に気を配りましょう。また、何年も同じ鉢で育てていると、植物が「根詰まり」を起こしますので、何年かに一度、土を取り替える植え替え作業をしましょう。

マンションのバルコニーやベランダでも、鉢植えで華やかなガーデンや家庭菜園を楽しむことができます。
マンションのバルコニーやベランダでも、鉢植えで華やかなガーデンや家庭菜園を楽しむことができます。

鉢植えの植え替えについては、こちら

『植え替えはなぜ必要? 【前編】超初心者向け講座2』
『秋〜冬は鉢植えの植え替えシーズン。鉢植えでよくあるトラブルを未然に防ぐ方法』
『クリスマスローズの株分け・植え替え方法をご紹介! 適期はいつ?』

葉の美しい植物だけで構成されたコンテナガーデン

葉の美しい植物だけで構成されたコンテナガーデン。定植できる地面はありますが、あえて全て鉢植えにしている理由は、生育旺盛な植物が他を圧倒して育つのを防いだり、水やりなど好む環境の異なるもの同士をコーディネートしたいから。レイアウトも自由に変えて楽しめます。

鉢植えを集合させて楽しむ「寄せ鉢」ガーデニングの記事はこちら

『一鉢の鉢植えから始める「寄せ鉢」ガーデニング』
『デッドスペースにも花緑が育つ「寄せ鉢」ガーデニング』

鉢上げとは?

地面に定植されている植物を植木鉢に移植することを「鉢上げ」といいます。植物を庭から移動したい場合などに行います。例えば、庭ではこぼれ種や地下茎で、思いも寄らないところで植物が育っていることがあります。また、鳥の落し物や風で種子が運ばれて、植えた覚えのない植物が育つこともよくあることです。そのままそこで生かす場合もありますが、ちょっとここで大きくなられると困るなぁ、でもただ抜いて捨てるのも忍びない、といような場合に鉢上げを行います。鉢上げにはもう一つ、タネを播いた後、育苗の際の作業でも行います。

サンショウのひこばえを鉢上げする

例えば、庭の奥にサンショウのひこばえを発見した場合に鉢上げを行います。このひこばえは、おそらく鳥が種子を落として行って、勝手に生えたと思われます。料理に重宝するので家の近い場所で育てるために鉢上げします。根を傷めないように周囲にぐるりとシャベルを入れて、そっと掘り上げます。植木鉢には用土を入れ、あらかじめ水をたっぷりやっておきます。その上に掘り上げた苗をおき、土をかぶせ、さらに水をあげたら完了。この作業を鉢上げといいます。

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【土を使わない栽培法】水苔(みずごけ)の基本的な戻し方・使い方
【初めてのガーデニング講座】小さな花壇で育てる一年の花サイクル

Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

Photo/top) Nataliia Melnychuk/3)atiana Mihaliova, Agenturfotografin/Shutterstock.com

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