花をキレイに長く楽しむために欠かせない作業、花殻摘み。とても簡単ですが、ガーデナーにとっては日々の大切な習慣なので、ぜひマスターしたいもの。その方法と効果についてご紹介します。
目次
キレイに見せるために
「花殼(はながら)」とは、しおれた花のこと。花に近づいてよく見てみると、花びらをピンと張ってキレイに咲いている花と、花びらのフチがクルッと丸まっていたり、シワシワになってうつむいている花とがあります。後者のような花殼を見つけたら、付け根から茎を摘んでおきましょう。花殼摘みをすると、全体の印象が生き生きとキレイに見えます。


長く楽しむために
「花殼摘み(はながらつみ)」は単に花をキレイに見せるだけでなく、花の期間を長く保つという効果があります。花はしおれた後、タネをつけます。花殼摘みの本当の目的は、このタネを取り除くということにあります。というのも、植物はタネをつけると、次世代に命をつなぐという大命題を全うし、それ以上花を咲かせなくなってしまうからです。「種(しゅ)の保存、完了」というわけですね。ですから、花殼をこまめに摘んで、タネをつけさせないようにすると、植物は「種の保存未完了」と思って、せっせと花を咲かせるというわけなのです。なんだか花にちょっとわるいような気もしますが、その分可愛がってあげましょう。
花を長くキレイに楽しむためのガーデニングテクニック「花殼摘み」、習慣にしてしまうといいですよ。



併せて読みたい
・雑草対策をプロが本気で考えた! 雑草を生えなくして庭づくりをもっと楽しく!
・植物に必要な光とは?【前編】超初心者向け講座6
・【初めてのガーデニング講座】小さな花壇で育てる一年の花サイクル
Credit

写真&文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
冬のおすすめアイテム
キャンドルランタン ウォール(GARDEN STORY Series)
温かな雰囲気を演出するガーデンランタンは、単体でポイントに使っても、いくつか並べても◎。スマートなデザインのランタンにお好みのキャンドルやライトを入れて、ガラス越しに明かりを楽しめます。背面には取り付け穴付き。
編集部おすすめ記事
新着記事
-
ガーデン&ショップ

“ロングライフ・ローメンテナンス”で都立公園を豊かに彩るコンテスト「第4回東京パークガーデンアワード …
2022年に代々木公園から始まった「東京パークガーデンアワード」。第2回の神代植物公園、第3回の砧公園に続き、4回目となる今回は、都立夢の島公園(江東区)で開催されます。宿根草を活用して“持続可能なロングラ…
-
園芸用品

バラも果樹も鉢植えでこんなに実る! 全国ガーデナーが選ぶ土の活力素『バイオマイスター』PR
愛知県・牧勝美さんの庭は、つるバラが壁いっぱいに咲きこぼれるコテージと、宿根草や一年草がナチュラルに混ざり合う「秘密の花園」。そんな花いっぱいの庭の片隅で、鉢植えジューンベリーが毎年たわわに実り、ジ…
-
一年草

お正月を迎える“祝いの寄せ植え”。福を呼ぶハボタンを玄関や窓辺に
新しい年を迎える庭に、静かな華やぎを添えてくれるのがハボタンです。葉を幾重にも重ねながら、美しさを深めていくその姿は、繁栄や円満といった縁起の象徴とも重なります。今回紹介する寄せ植えは、アンズガーデ…



























