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花や葉の色を生かした洋風ナチュラルガーデン! 2つの住宅事例をご紹介

花や葉の色を生かした洋風ナチュラルガーデン! 2つの住宅事例をご紹介

ナチュラルガーデンの施工例を2軒ご紹介します。植栽だけでなく、敷石や岩などの使い方で個性を演出しながら、豊かな緑と調和させた心地よいガーデンです。秋からの庭づくりのご参考に。

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オープンなナチュラルガーデン(千葉県八千代市)

オープンなナチュラルガーデン(千葉県八千代市)

玄関は、道路沿いの駐車場脇を入って回り込んだところにあります。それでは門まわりから見てみましょう。

門袖は自然風なつくりと色合いで

ベースのセピア色とポストの色がオシャレ
ベースのセピア色とポストのオリーブグリーンがおしゃれ。

駐車場の脇にある横板張りの門袖に角材を3本並べ、しんちゅう色の照明と黒い抜き文字の表札を取り付けています。セピア色の門袖や淡いオリーブグリーンのボビ(Bobi)北欧風ポストなど、全体が植栽とフィットしたナチュラルなイメージでまとまっています。

シンボルツリーのオリーブの木も優しい感じでなじんでいます。

斜め方向のレンガ敷きで変化を

斜め方向のレンガ敷きで変化を

庭に入ると、門袖の位置と同じ斜め45°方向にレンガを敷き、そのレンガはランダムに貼り終えたところに地被植物や低木が植えられて、柔らかいイメージのナチュラルガーデンでした。横板張りの塀は門袖と同様、横板と横板の隙間を少し広くしているので風通しがよく、庭が明るく見えます。

庭の差し色はコルジリネやポップブッシュ

コルジリネ・レッドスター(左)とポップブッシュ(右)
コルジリネ‘レッドスター’(左)とポップブッシュ(右)。

庭の中に入っていくと、ポップブッシュ(写真右)や鉢植えのコルジリネ‘レッドスター’(写真左)がありました。ポップブッシュは細長い葉で、関東周辺では春から夏にかけて新緑に、10~11月には寒さによって少しずつ薄紫から濃いワインレッドに変化し、年間を通して目を楽しませてくれます。原産国はオーストラリアやニュージーランドで葉の形や樹形に特徴があり、日本にはない個性的な植栽です。別名はドドナエアともいわれます。

コルジリネ‘レッドスター’は赤い細長い葉が魅力的な植物です。葉が落ちないので冬の庭でも彩りを添えてくれます。手間がほとんどかからず、耐寒性がありマイナス5℃までなら冬の庭でも育ちます。

こんな差し色に都合のよい植栽をしてみるのもおしゃれな庭づくりができそうですね。

エントランスに向かう通路はテラコッタタイルや石敷きで

奥の通路は緑と鉢植えでいっぱい
奥の通路は緑と鉢植えでいっぱい。
通路に入り振り向けばジューンベリーが
通路に入り、振り向けばジューンベリーが。
白花が可愛らしいジューンベリー
白花が可愛らしいジューンベリー。

コルジリネ‘レッドスター’の鉢植えが置いてある床は乱形石貼り。そこから一段下の石敷き通路は玄関に続いています。緑と鉢植えに囲まれた通路を進み、途中で振り向いてみると、遠くの角地に花が咲いているのが見えました。これはジューンベリーで3月から4月上旬に華奢な枝の先に可愛らしい白花が咲く果樹です。5月後半から6月頃に熟す実は、手作りケーキのトッピングにもおすすめです。

秋には紅葉するので、株元にクリスマスローズを植えたり、カモミールやミントなどのハーブ類を下草にするのもいいですね。摘みたての葉でハーブティーをつくり、ティータイムを楽しむのも最高です。

落ち着きのある夜景もステキ

落ち着きのある夜景もステキに

夜景はどんな雰囲気になるのかを楽しみに、夕方にまた伺いました。門袖まわりの暗がりの中に、表札の抜き文字が明るく浮かび、おしゃれな球形の置き照明もワンポイントな明るさで、落ち着いた雰囲気を漂わせていました。

パリ郊外を思わせるナチュラルなお庭(千葉県船橋市)

パリ郊外を思わせるナチュラルなお庭(千葉県船橋市)

2軒目の門まわりは、ロックガーデン風。門扉脇のエクステリアからご覧ください。

門まわりは自然風からモダンイメージにリフォーム

Before 門柱脇のオブジェ
Before:門柱脇のオブジェ。
After 板貼りと石ボーダーにリフォーム
After:板張りと石ボーダーにリフォーム。

この事例では門扉脇のオブジェをリフォームしています。以前は石と植栽のみの自然風なイメージでしたが、リフォーム後は門柱に合わせた石張り部分を、ウリン材の横板貼りと自然石の横ボーダー張りに変えて、ナチュラルモダンなイメージに。植栽もドライに変え、既存の景石などを生かしたロックガーデンに変身しました。

Before
Before
After ドライなロックガーデン
After:ドライなロックガーデン。

日本と思えないパリ郊外風のお庭

日本と思えないパリ郊外風のお庭

門扉を開けて敷地内に入ると、ビックリ! 日本とは思えないパリ郊外風の庭が現れました。左手の敷地境界はランダムな石積みで、右手の花壇は立ち上がりを作らず、自然な柔らかいイメージ。パリ郊外風がいっそう強調された印象です。借景の緑も素晴らしいですね。

池には鯉やフナが
池には鯉やフナが。
白花のハナミズキ
白花のハナミズキ。
赤花のハナミズキ
赤花のハナミズキ。

前に進んでいくと池があり、鯉やフナが泳いでいました。奥の建物寄りには白花のハナミズキが咲いていました。見事な樹形ですね! その右側の池寄りには赤花のハナミズキが。白花と赤花のハナミズキがステキなバランスで、この現場は4月に取材してよかったと思いました。

ちなみに、赤花のハナミズキの左側にある四角いボックスは、池の水をろ過する浄化システムで、鯉やフナの環境を快適に維持しています。

エントランスへ導くレンガ舗装や和風ガーデンも

左手の塀を回り込んで玄関に向かう
左手の塀を回り込んで玄関に向かう。
敷地の真ん中には2段レンガ積みの花壇
敷地の真ん中には2段レンガ積みの花壇。
乱形石貼りの舗装に鋳物のガーデンファニチャー
乱形石張りの舗装に鋳物のガーデンファニチャー。
門扉の左手には和風ガーデン
門扉の左手には和風ガーデン。

池の右手を歩いていくと、エントランスに導くレンガ舗装と低い塀のアプローチがありました。敷地の中央には2段レンガ積みの低い花壇があり、その右手には乱形石張りの舗装の上に、鋳物のガーデンファニチャーが設置されていました。さらに右手の門扉のある方向に向かうと、ウメの木が。その足元には高さの違う景石が3つ配され、和風感を漂わせていました。

敷地が広い分、それぞれの場所に特徴のあるデザインを施した庭を拝見することができました。

まとめ

自然風の庭づくりの方法は、レンガやピンコロタイルなどを部分的に敷き詰め、敷地のヘリ部分には立ち上がりのない花壇で柔らかい雰囲気をつくります。レンガなどは斜め45°に張っても変化があって面白いでしょう。

下草はクリスマスローズや、カモミール、ミントなどのハーブ類を。中・高木はオリーブの木でもよいのですが、ジューンベリーやポップブッシュを植えて、花や葉の色で四季の変化を楽しんでみましょう。

落ち着きがあり、自然風な雰囲気を演出できる「洋風ナチュラルな優しいガーデン」で、毎日くつろいでみるのもいかがでしょうか?

設計施工:株式会社Green-Land/Land-Garden 鈴木伸幸

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