この度、「ガーデンストーリー」で執筆しているエムデザインファクトリーの松下高弘先生著『住宅+エクステリア&ガーデンの色とデザイン・家と庭をトータルにコーディネート』が出版されました。住宅のエクステリア&ガーデンとカラーコーディネートを、初心者から中級者向けに豊富な図、イラスト、写真付きで解説している本書の内容をご紹介します。
目次
家や庭のデザインに関する絵本のような書籍
5月20日にグリーン情報より出版された『住宅+エクステリア&ガーデンの色とデザイン・家と庭をトータルにコーディネート』。庭のデザイナーのために役立つデザインの考え方や、家と庭をトータルにカラーコーディネートするノウハウをご紹介している書籍です。庭に限らず、住宅のデザイナーにも参考になる内容が盛りだくさん。
もちろん、デザイナーでなくても、ステキな庭のある家に住んでみたい! と考えている方にもおすすめ。イラストで分かりやすく解説されており、いわば「デザインとカラーコーディネートの絵本」のような書籍です。
10Sectionに分けて解説
Section1〜3:色のミニ知識でウォーミングアップ
Section1~3はウォーミングアップとして、色に関わるエピソードから始まり、カラーコーディネートに欠かせない「色のミニ知識」をご紹介しています。

Section4:住まいと周辺環境の配色
Section4「住まいと周辺環境の配色」という、街並みとのカラーコーディネートの考え方や、街並みと緑が調和した分譲住宅の事例を現場写真にてご紹介。また、さまざまな外壁色による植栽の緑の見栄えの違いを、CGのシミュレーションで解説しています。
例えば、住宅の外壁が黄色やベージュ、または、レンガ色だったら、植栽の緑の引き立ち具合はどう違うのか?最近よく見受けられる黒い外壁と緑の相性は…といった内容です。

Section5:遠近法を利用した色の効果
Section5「遠近法を利用した色の効果」では、3つの遠近法を利用した「狭い庭を広く見せるテクニック」を、デザインとカラーを組み合わせて公式的に説明しています。

Section6:イメージキーワードとカラースケール
Section6「イメージキーワードとカラースケール」というタイトルは、住まう方の好みのイメージ用語から、ナチュラルやカジュアル、エレガント、クラシック、シックモダン、クリアのイメージキーワードを見つけ、それに合わせた、庭やカラーのイメージを写真事例でご紹介しています。
また、デザイナーやエンドユーザーにも分かりやすい、イメージキーワード別に色彩計画ができる「カラースケール」も考案して掲載しています。カラーに興味のある方には必見です!

Section7:ファサードデザインとカラーコーディネート
Section7「ファサードデザインとカラーコーディネート」では、ナチュラル、カジュアル、エレガント、シックモダン、クリアのイメージキーワードをあげ、スケッチ図面とイラスト付きで、分かりやすくデザインとカラーコーディネートを解説しています。また、イメージキーワードに合ったカラースキーム(色彩計画)の事例も掲載しました。

Section8:メインガーデンの植栽デザイン
Section8「メインガーデンの植栽デザイン」は、人間の五感「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」をテーマにした、5つの庭デザインを植栽図面とイラストで分かりやすく解説しています。高木、中木、低木、地被別に植栽図鑑も載せました。

Section9:家と庭をトータルにコーディネート
Section9「家と庭をトータルにコーディネート」は、本書の一番重要な項目。住宅デザイン様式別に合わせたファサードデザインを、図面とイラストを並べて解説しました。住宅様式は、和風、和モダンだけでなく、北欧風、南欧風、英国風、北米風などの住宅デザイン様式の歴史やデザインを解説しています。
アメリカの建築家であるフランク・ロイド・ライトが集大成した「プレーリー様式」の代表作「ロビー邸」については、外観写真を載せて解説しています。建築設計に携わる方には嬉しい内容です。特に、機能とデザインを合わせた内容や、家と庭をトータルにカラーコーディネートしたご提案例は必見です。

Section10:プレゼンシートのレイアウト
Section10「プレゼンシートのレイアウト」では、初期プレゼンするときの、クライアントに分かりやすいレイアウトの基本からインパクトのあるレイアウト例を掲載。読みやすい文字の書体や色、タイトルやサブタイトル、コンセプトなどの説明文のレイアウトやクライアントに分かりやすい内容、プレゼンシートのカラーの扱い方まで解説しています。

パース事例を掲載したコラムも!
それ以外では、コラムがあり「パースやイラストで見るエクステリア&ガーデン」として、エクステリアやガーデン、ランドスケープなどのパース事例を載せて、描き方の解説も入れました。
また「庭のエピソード」と称して、ガーデンストーリーにも掲載した、「鳥を呼ぶ庭」や「Stay home向けデザイン」などユニークな記事を抜粋して載せています。
そして最後に、楽しい話題として「色の好みでわかる!?色の性格判断」をご紹介。上手に扱えばクライアントとのトークにも役立つ内容です。

ガーデンストーリーウェブショップでも販売中
内容盛りだくさんの『住宅+エクステリア&ガーデンの色とデザイン・家と庭をトータルにコーディネート』、ぜひ、皆さまの家や庭のお助け本としてお役立てください。
お買い求めは下記ガーデンストーリーウェブショップから。
https://www.gardenstory.shop/shopdetail/000000000102
[住宅+エクステリア&ガーデンの色とデザイン・家と庭をトータルにコーディネート]
著者 : 松下高弘(エムデザインファクトリー)
発行:グリーン情報
価格:3,300円(税込)
松下高弘プロフィール

長野県飯田市生まれ。元東京デザイン専門学校講師。株式会社タカショー発行の『エクステリア&ガーデンテキストブック』監修。ガーデンセラピーコーディネーター1級所持。建築・エクステリアの企画事務所「エムデザインファクトリー」を主宰し、大手ハウスメーカーやエクステリア業のセミナー企画、講師を行う。
著書
『住宅エクステリアのパース・スケッチ・イラストが上達する本』彰国社
『気持ちをつかむ住宅インテリアパース・スケッチ力でプレゼンに差をつける』彰国社
『住宅+エクステリア&ガーデンの色とデザイン』グリーン情報 など他多数
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