彩りが寂しくなりがちな冬の庭を、華やかに演出するガーデンデコレーションのアイデアをご紹介します。ガーデンシクラメンやチェッカーベリーなど、パッと目に飛び込んでくる草花の寄せ植えと、キラキラ光るイルミネーションを組み合わせて、この季節ならではのガーデニングを楽しみましょう!
目次
冬の庭を華やかに彩る寄せ植えとイルミネーション

冬の庭は木々の葉が落ち、草花の彩りも少なく寂しくなりがちです。そんな寒々しい景色をパッと明るくしてくれるのが、花の寄せ植えとイルミネーション。鳥取県米子市の面谷ひとみさんは、毎年趣向を凝らしたイルミネーションと寄せ植えで、冬の庭を華やかに彩っています。「イルミネーションは季節感を強調し、ウキウキするような雰囲気を演出してくれるので、欠かせないアイテム。毎年、ツリーの飾り付けと寄せ植えをコーディネートしています」と面谷さん。まずはツリーの下に並べられた、たくさんの寄せ植えからご紹介します。

毎年庭に飾るクリスマスツリーの下には、プレゼントの箱をイメージして、さまざまな寄せ植えの鉢を並べます。この寄せ植えでは、ツリーに巻いたピンクのイルミネーションに合わせて、ピンクや赤色の花をセレクト。冬の庭では、こうした暖色の花々が温もりを感じさせてくれます。
(左)ガーデンシクラメン 、カルーナ、ビオラ、フォックスリータイムの寄せ植え。鉢の色と花色もぴったり合い、エレガント。(右)ガーデンシクラメン 、カルーナ、ビオラ、チェッカーベリーの寄せ植え。
冬の寄せ植えにおすすめの草花5選

冬は寄せ植えの花材が意外と充実しています。加えて、気温が低くそのままの形で長期間きれいに花が咲き続けるので、じつは寄せ植えに最適の季節。きれいのコツは、ギュッとたっぷり植え込むこと。以下に、冬の寄せ植えで大活躍してくれる草花を紹介します。
- ビオラ・パンジー/花がら(枯れてしぼんだ花)摘みをすることで5月まで咲き続けます。
- ガーデンシクラメン/雪、霜に弱いので傷んだら他の花に差し替えて。
- カルーナ/プチプチとした花が縦にライン状に咲き、寄せ植えのアクセントに。
- チェッカーベリー/赤いツヤツヤとした丸い実が愛らしい。鳥に注意。
- アリッサム/小花がフワフワと鉢縁を覆うように咲きます。

冬の庭をキラキラ照らし出すイルミネーション

寄せ植えとともに、冬の庭の彩りとして取り入れたいのがイルミネーション。暮れゆくにつれ冷え込む空気の中、キラキラと輝きを増す灯りは気持ちも明るく照らしてくれます。葉を落とした冬枯れの梢も、イルミネーションライトを巻き付ければ、幻想的で美しい姿に。ただし、冬枯れといっても樹木は生きているので、発熱しないLEDライトを選びます。

面谷さんの庭でもLEDライトがツリーを彩るのに活躍しています。ここはご主人が院長を務めるクリニックの庭で、待合室から一番よく眺められる場所にツリーを飾ります。毎年患者さんの目を楽しませようと、イルミネーションもオーナメントも前年とは変えるのが面谷さんのこだわり。

この年のテーマは「ピンクシャンパン」。ピンク色や紫色などが入り混じるイルミネーションライトが、ツリーに魔法をかけたような幻想的な雰囲気を醸し出しています。

ガーデンイルミネーションの正しい選び方

またある年のクリスマスツリーは「レッド&ゴールド」で演出。ツリーのイルミネーションが濡れた石のタイルに映り、まぶしいきらめきを冬の庭にもたらしています。このように、屋外ではイルミネーションが雨に濡れることもあるので、必ず防水仕様のものを選ぶことが大事。また、万一の漏電・断線を考慮してローボルトタイプを選ぶと、感電によるケガもなく安心です。


クリスマスツリーに絡める手間がない「彩プレミアム ビッグツリーライト」もおすすめ。
<屋外でイルミネーションを使う際の注意点>
- 防水仕様になっているものを選びましょう。
- 漏電、断線に備えてローボルトを選ぶと安心。
- 樹木の生育を阻害しない、発熱しないLEDライトが最適。
- 樹木などに巻き付けるタイプのイルミネーションは、コンセントに差し込む「プラグ式」が多いので、屋外にコンセントがあるか確認する。
◉屋外にコンセントがない場合にも、次にご紹介するソーラー式や電池式のものを活用すれば、ガーデンイルミが楽しめます。
コンセントいらずの簡単ガーデンイルミ&デコレーション

もっと手軽に冬のガーデンデコレーションを楽しみたい人には、ガーデンテーブルを使った演出がおすすめ。寄せ植えや松ぼっくり、ランタンなどをテーブルにレイアウトすれば、冬枯れの庭に簡単に明るく楽しい雰囲気を生むことができます。寄せ植えの花材は赤いガーデンシクラメン、チェッカーベリー、コニファー。松ぼっくりを飾って赤いリボンを結び、クリスマスらしい雰囲気を強調しました。ランタンの灯りも冬にぴったりのアイテム。元来のランタンは火を光源としますが、現代では電気を光源とする商品がたくさんあります。太陽光を蓄電して電力とするソーラータイプや電池タイプがありますが、ソーラーは経済的で屋外での使用も安全です。

クリスマスの頃に咲くクリスマスローズのニゲルの鉢とともにランタンを飾った、静謐な雰囲気の冬のガーデンテーブル。針葉樹の枝や松ぼっくりとともにレイアウトするだけで、上品なクリスマスを演出することができます。
こんなふうに冬の庭を楽しく美しく演出するには、以下のキーワードを意識するのがポイント。
- 赤色・白色の植物
- 針葉樹
- 松ぼっくり
- 灯り(イルミネーション)
イルミネーションや灯りの商品は、年々、ユニークで屋外での使い勝手がよいものが増えているので、冬の庭の彩りとして取り入れてみてはいかがでしょうか。キラキラ輝く庭が、気持ちも明るく照らしてくれますよ。
Credit
写真&文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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