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- おうち時間がグレードアップする「ガーデンファニチャー」選びのポイント
おうち時間をより楽しく快適に過ごすために、最近、庭やベランダなどの戸外空間の充実を図る人が増えています。ランチやテレワークも戸外というだけで、いつもとは違った開放感があり、リラックスして楽しめたり、ナイスアイデア! が浮かんだり。そんな戸外での生活に欠かせないのが「ガーデンファニチャー」。屋外専用の家具です。あなたの暮らしにぴったりのガーデンファニチャーを選んで、素敵なアウトドアリビングを完成させましょう。
目次
バリエーション豊富な屋外専用家具「ガーデンファニチャー」の選び方
室内用の家具と同じように、ガーデン家具にもさまざまなタイプがあります。上の写真のように、カフェのようなコンパクトな円形のテーブルと椅子のセットや、家族で囲める広めの長方形のテーブルとベンチのセット、ホテルのプールサイドにあるようなラグジュアリーなソファタイプなど、デザインやサイズがとても豊富。
まずガーデンファニチャー選びで最も大事なことは、「屋外専用」の家具を選ぶことです。屋外は室内と異なり、風雨はもちろん紫外線にもさらされます。屋外用のガーデンファニチャーは、そうした環境に耐える「耐候性」が強化されているのが特徴です。同じ木材でも硬質で劣化しにくい素材が選ばれていたり、ナチュラルに見えて実は人工ラタンが使われていたり、布製品にも色あせに強い生地が使われているなど、屋外での使用を前提に、長く快適に使えるように開発されています。室内用の家具をそのまま屋外で使うと、急激に劣化したり変形してしまうことがあるので、屋外には屋外専用の「ガーデンファニチャー」を選ぶことをおすすめします。
ここでは2〜4人で食事が楽しめるサイズで、小さめスペースに無理なく収まり、飽きのこないデザインの屋外家具セットの使い方と魅力をご紹介します。
ガーデンファニチャーで快適アウトドアリビングが実現
上の写真は4×4mほどの庭空間に、一辺80cmのテーブルと椅子のセットを置いた事例です。椅子は最大4つまで増やして置くことができ、4人家族で食事を楽しむことができるくらいのサイズ感です。広いスペースはなくても、テーブルと椅子があれば、青空の下で食事や読書、テレワークにも使える場所が完成。アウトドアリビングとして活躍してくれ、外で過ごす時間がきっと増えることでしょう。
ここは以前は、一面砂利が敷かれた駐車場の延長でした。そこをタイル敷きにし、周囲に樹木を植え、リフォームしたH邸。ガーデンファニチャーも取り入れ、アウトドアリビングが誕生したことで、思いがけない喜びがあったと言います。
「これまで、たたき石を椅子代わりにしたり、簡易的なキャンプの椅子を置いていたんですが、どうも落ち着かなかったんです。戸外生活を充実させたいなぁと、思い切ってガーデンファニチャーを取り入れてみたら、テラスが俄然快適になり、もう一つのリビングに変わりました。外に座ってゆっくり過ごすっていいものですね。芽吹き始めた木々の様子とか、あんなところにつぼみがついている! など、植物の日々の変化に気づくようになりました」
使う頻度や使い方に合わせて機能性にも注目して選ぼう
周囲の樹木が心地よい緑陰を提供してくれるH邸のアウトドアリビング。植栽スペースから1mほど離してテーブルを置くことができたため、テーブルを出しっぱなしでも、水やりや植物の手入れの邪魔になりません。
ガーデンファニチャー選びのもう一つのポイントは、H邸のようにスペースに合わせて選ぶことと、使い方を想定すること。置き場所のスペースに合わせてサイズを選ぶことはもちろんですが、どういうシーンで使うか、使う頻度なども考えてみましょう。最近は、おうち時間が増えたことで、日常的にガーデンファニチャーを使う人も多くなっていますが、使いたい時だけ出せる折り畳み式やスタッキングできるタイプ、移動しやすい軽い素材のものもあるので、そうした機能性にも注目しながら、出しっぱなしでOKか、それとも普段は収納しておいたほうがよいのかなど、屋外でのライフスタイルを検討してみましょう。
床材や外壁の色など屋外環境に合わせて選ぶのもポイント
さらに、選び方のもう一つのポイントは、色やデザインを屋外環境と合わせること。床の色や建物の外壁の色、フェンスの素材などをチェックしてみましょう。H邸では、ナチュラルなイエロー系のタイルと住宅の白っぽい外壁に合わせて、天板も脚も、すべて無塗装のチーク材を使用したベーシックなデザインのテーブルセットを選びました。天然木ならではの経年変化を楽しみながら、長く使うほど愛着が増すという、ロングランの人気家具です。木目が細かく落ち着いた色合いのチーク材は、「木の宝石」と呼ばれ、大航海時代から船の甲板材としても使われてきたほど強度が高く、耐久性に優れています。
木肌はなめらかで手触りがよく、テレワークでパソコンなどに向かっていても、リラックスして仕事がはかどります。木漏れ日の下、通り抜ける爽やかな風や鳥の声に、自宅の庭にいるのを忘れてしまいそう。
テーブルと椅子があれば、自然と家族が集まって、咲いている花のことが話題になったり、日頃気に留めていなかった野鳥の声に驚いたり……。ご近所さんが訪ねてきた時も、室内に招き入れるのはお互い気を遣うもの。戸外でちょっと座れる場所があれば、気兼ねなく過ごすことができます。
椅子を向かい合わせに置いた上写真の配置の場合、幅約280cmの空間があれば設置可能。テーブルと同素材の椅子は、座面の取っ手穴に手をかけて引き上げることで簡単に折り畳めるフォールディングタイプです。ゴールドカラーの金具で高級感があり、持ち手つきで移動もしやすいデザイン。
イスタナ テーブル&フォールディングチェア3点セット2000年創業以来、森の持続可能性と真剣に向き合い、今、手に入れられる最良のチーク材を使用する「イスタナテラス」のガーデンファニチャーです。
テーブル寸法/約幅80×奥行き80×高さ71cm
テーブル重量/約19kg
チェア寸法/約幅43×奥行き64×高さ90cm、座面高約40cm
チェア重量/約7kg
材質/天然木(チーク)
利用個数を増減できるシンプルモダン家具
同じ空間に、イタリア製の家具シリーズ「ナルディ」のテーブルと椅子を置いてみました。全体的に華奢で軽やかな印象の家具は、圧迫感がなく、空間が広く感じられます。落ち着いたグリーンが植栽と調和し、花の色も引き立ててくれます。
耐久性の高いポリプロピレン素材の天板は、寄せ植えなどガーデニングの作業やアレンジメント、リース作り、収穫した野菜の下処理など、汚れが気になるような作業も気兼ねなくできます。天板がメッシュ状なので、雨上がりにテーブルの上が水浸しになるという心配がないのも魅力。
テーブルは幅70cm四方の小ぶりなサイズ。椅子2脚を合わせれば小スペースでも使いやすいコンパクトな3点セットに。
スタッキング可能な椅子とともに複数個を組み合わせれば、5〜6人分の席をすぐに作ることができて便利。カラフルな色展開も「ナルディ」の魅力です。
耐久性が高く軽量なガラス繊維強化ポリプロピレン製のスタッキングチェア。色は、グリーン、ダークグレー、トープ、ティールブルーから選べます。
どこか遠くへ出かけなくても、庭先やベランダは戸外の開放感を味わえる最も身近な場所です。最適なガーデンファニチャーを庭にプラスして、外で過ごすおうち時間を充実させませんか?
優れたインテリアデザインとリゾートを楽しむのが得意なイタリア「ナルディ」の家具は、耐久性の高い素材を使い、軽量で使いやすいことから、バール(カフェ)などにも多く使われています。軽量だけれど上品。イタリアスタイルのガーデンファニチャーです。
クリップテーブル
カラー/ダークグレー、トープ
テーブル寸法/約幅70×奥行き70×高さ75cm
重量/約10.65kg
材質/天板:ポリプロピレン 脚:ガラス繊維強化ポリプロピレン
カラー/グリーン、ダークグレー、トープ、ティールブルー
チェア寸法/約幅58.5×奥行き53.5×高さ82.5cm、座面高約45cm
重量/約4.7kg
材質/ガラス繊維強化ポリプロピレン
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