夏を楽しむ、暑さ対策! 決め手は「日差しのカット」と「風通し」

真夏の猛暑日がめずらしくなくなってきた昨今。室内で過ごしていても熱中症になることも…。室内はもとより、庭やベランダでも快適に過ごしたいですね。日差しをカットしながら風は通す、そんな日よけアイテムが多種多様にあります。それらを組み合わせた万全の暑さ対策で、大切な家族やペットをこの夏の暑さや熱中症から守りましょう。
目次
窓の外側で日差しをカットしてエアコン効率アップ!

下記のシェード(日よけ)の効果試験によると、シェードの有無でデッキの表面温度差が10℃以上ありました。室温の上昇を抑えるには、屋外で太陽光を遮るのが効果的なのが分かります。
さらに、換気が大切な今、カーテンを開けていても日よけできるシェードがあれば、直射日光を遮り換気中の室温の上昇を抑えてくれます。
日差しをカットして風を通す心地よい日陰
■午前11時頃のサーモグラフィー

当社試験日:2019年7月31日
試験場所:和歌山県海南市
試験使用商品:クールシェード アーバングレー 2×4
午前11時地点の気温:31.7度
隣接地(和歌山市)
※気象庁発表
■木製デッキの表面温度

クールシェード設置時、木製デッキの表面温度がシェードの内部と外部では大きな差がありました。
地域や季節によって表面温度の差が変わります。
“ひさし”で窓辺に日陰をつくろう

掃き出し窓があるデッキやテラスにオススメなのが、“ひさし”で日陰の空間をつくることです。
ひさしがあると、
●西日などの日差しをカット
●窓辺の日よけ効果があり、室温の上昇を抑えてエアコン効率がアップ
●地面からの照り返しの熱を抑える
●ひさしの下の日陰スペースにテーブルセットを置いて食事やティータイムが楽しめるリビングガーデンに。砂あそびや水遊びなど子どものプレイスペースに
オススメなのは手動ハンドルで日よけが開閉できる「クールサマーオーニング」。急な雨や強風のときにはシェードを収納するだけとラクです。
コスパが良い吊り下げタイプの「オーニング・シェード」も人気です。2階のベランダにも付けられるので、家中の暑さ対策に使えます。
開閉できて年中使える、自立式・つっぱり式のオーニング

設置に少し時間がかかりますが、使い勝手や便利さは日よけの中ではイチオシ。雨よけ機能があるものも。
コスパ重視なら、吊り下げ式シェード

安価で取り付け簡単な、人気の吊り下げタイプのシェード。生地の色や織りによって紫外線カット率や風通しが違うので、設置場所に適したものが選べます。取付金具の種類も充実しているので、いろいろな場所に設置が可能です。
場所や目的に合わせて、日よけスタイルいろいろ
日陰ができると、庭やベランダがリビングガーデンや子どものプレイスペースになります。パラソルなら好きな場所に、シェードは窓辺に。ベランダ用シェードは目かくしを兼ねてくれます。ポリカーボネートのポーチにつければ、日よけ効果がグッと高まります。
生活スタイルに合わせて、日よけのデザインや使い方を楽しんで、庭やベランダを有効活用しましょう。
庭やテラスにパラソル

パラソルをテーブルの頭上に広げれば、おうちカフェ気分が高まります。サイドポールタイプならパラソルの真下の空間が広く自由に使えるため、ガーデン家具を好きな場所に配置したり、子どもの水遊びやプレイスペースにするなど、日陰空間を楽しむ幅が広がります。
軒下にシェード

吊り下げ式のシェードを角度をつけて斜めに設置して、日陰空間をつくります。
室内への日差しもカットできるので、西日がまぶしい室内も快適に。ベランダにも設置できます。
ベランダにシェード

ベランダの格子手すりに設置すれば、風を通す壁面に。外からの視線もカットできるので、ベランダをアウトドアリビングとして活用できます。
ポーチにシェード

屋根がポリカーボネートなどでつくられたポーチやパーゴラに。日差しをカットするために、屋根部分の下にシェードを設置。天井にディスプレイをするようで、優雅な、または楽しい雰囲気が演出できます。
パーティーライトで光をプラスすると、夜も素敵な空間になります。
大切なものをまもる
車や衣類、インテリア…私たち以外にも紫外線の影響を受けているものがたくさんあります。強い日差しが気になる場所での紫外線ダメージを最小限にするため、ここでも暑さ・紫外線対策が必要です。
車をまもる

炎天下にさらされるカーポートにも日よけがオススメです。シェードを取り付ければ、大切な車の塗装劣化や車内温度の上昇を抑えたり、車内の機器を守ることできます。
衣類をまもる


洗濯物を干すスペースにも日よけがあれば、お気に入りの衣類を日焼けから守ってくれます。毎日の洗濯物を干すとき・取り込むときの日焼け対策にもなり、暑さも和らぎます。
雨よけ機能のあるシェードなら、急な雨からも守ってくれます。
インテリアをまもる

南向きのリビングは明るさが魅力ですが、インテリア・畳・観葉植物なども日焼けして傷みやすくなります。採光は妨げたくないなら、遮光率が低いシェードを選びましょう。
室内での肌の日焼けも気になりますね。UVカット率の高いシェードとカーテンを併用するのも良いでしょう。
日よけは夏の必需品
ひと昔前なら「日よけ」といえばスダレやタテスでしたが、ご紹介したように、今は生活スタイルや場所に合わせて使い分けられるほど多様に進化しています。
シェード生地も紫外線カット効果が高いのは一般的で、雨よけ効果のあるものも。
日差しをカットするだけでなく、夏も庭やベランダを満喫するための一つのツールとして、ぜひお楽しみください。
★日よけアイテムについて、詳しくはこちら
新着記事
-
公共ガーデン
「第3回 東京パークガーデンアワード 砧公園」ガーデナー5名の2月の“庭づくり”をレポート
2024年12月中旬に行われた第1回作庭から約3カ月が経ち、4月の審査に向けて着々と植物の成長が見られる5つのコンテスト花壇。2月下旬に2回目となる作庭日が2日間設けられました。今回は、2カ月間のメンテナンス作業…
-
多肉・サボテン
【必見】アロエハイブリッドの魅力と育て方|進化系アロエをプロが解説!
多くの方が「アロエ」と聞いて思い浮かべるのは、ヨーグルトや保湿クリームではないでしょうか。でもじつは、アロエの世界には驚くほど美しく、芸術的な姿をした園芸品種や希少なハイブリッド種が広がっています。…
-
一年草
カレンデュラ(キンセンカ)の育て方を徹底解説! 基本情報から主な品種までご紹介
ライフサイクルの短いカレンデュラは、一年草で越年しないため、植え替えや株分けなどのメンテナンスがかからず、大変育てやすいおすすめの草花です。春にたくさんの花を咲かせて成功体験を味わわせてくれるので、…