夏場はバーベキューをしたり、外で花火をしたりと庭での生活が多くなりますよね。また、新型コロナウイルスの影響でSTAY HOMEが求められてきた中、おうち時間を有意義に過ごすため、庭をDIYする方も増えています。昼間の庭だけでなく夜も明るく美しい庭にすれば、いっそうおうち時間が充実しますよ。夏に向けた快適なガーデンライフのために、オススメのライトアップを3つのシーンに合わせてご紹介します。
涼を感じる夏のナイトガーデンを楽しもう!

①新緑を照らそう~アップライティング~

夏になると元気な瑞々しい緑の樹木がお庭を彩ってくれますよね。
新緑には、目の疲れを癒したり、暑さ軽減にも効果的なことがよく知られています。そんな新緑の樹木を夜も楽しむライトアップには4000~5000Kの白い光がオススメ! 白い光は涼しさを感じさせる効果があり、なんと白色の光と電球色の光とでは、体感温度が2℃も変わってきます。光の色ひとつでこんなに体感温度が変わるなんてすごいですよね…!
このように、夏場は光の色を選ぶことで簡単に涼を得ることができちゃうんです。照らし方は写真のような樹木の「アップライティング」がオススメです。樹木の根元付近に『アップライト』という照明器具を用い、真上に向けて設置すると、光がよく抜け空間にパッと明るい印象を与えることができます。(『グランドライト』の場合は角度調整できるものがオススメ!)
②ガラスの壁面を照らそう~ウォールライティング~

夏の風物詩といえば、風鈴や金魚鉢、ラムネなど…ガラスを使ったものがたくさん!
写真はそんなガラスを使ったデザイン効果抜群の壁面。夏はここに照明を合わせることで、気泡が美しく青色の光や白色の光と合わさり、まるで水の中にいるような神秘的な演出に。ガラスのライトアップ方法は、後ろから『アップライト』や『グランドライト』で照らすと気泡を美しく照らすことができます。涼しげで幻想的な夏の夜の光の演出に、誰もが驚くはずです。
水を利用した光の演出で見た目も涼しい庭

美しいライトアップと流れ落ちる水音とで、聴覚と視覚に同時に心地よい刺激を与えてくれる水辺のライティング。
その中でも3つのオススメ演出方法をご紹介します。
※注意
1.ウォーターガーデンをライトアップする際は、必ず『水中用ライト』を使用ください。
2.必ず、触れても安全なローボルトをご使用ください。感電などの事故を防ぐことができます。
①水の動き、ゆらぎをライトアップ~ウォータライティング~

噴水や壁泉など、動きのある水をライトアップすることで、涼しさを感じる夏に適した演出が行えます。照明を使って、動きのある水面のゆらぎを壁に投影する方法を「ウォーターライティング」と呼びます。水中専用の『ウォーターアップライト』で水中から噴水や壁泉、壁に向かって照らすことで、美しい光と水の空間を演出することができ、癒し効果も期待できます。
日本庭園でよく見られるつくばいを照らす際には、和の雰囲気を壊さないよう弱い光で照らすのがオススメ。一方、リゾート感を演出する時は強めに照らしたりと、庭の雰囲気に合わせて光の強さを調節すると、雰囲気にフィットした美しいライトアップができます。
②プールをライトアップ~ウォーターシャインライティング~

昼間は紫外線が気になるプールですが、夜なら紫外線を気にすることなく楽しめます。そんなナイトプールにオススメの照明方法が「ウォーターシャインライティング」! 水の中の足元に邪魔にならない埋め込みタイプの『ウォーターグランドライト』を使用し、プールの壁面に設置することで水中から光が逃げず、美しく明るいライトアップが可能です。
この「ウォーターシャインライティング」により、幻想的でうっとりするような空間を作ることができ、夜のプールを目一杯楽しむことができます。
③水面を活かしたライトアップ~ミラーライティング~
また、家に池がある方にオススメなのが「ミラーライティング」。水辺の景色を水面に鏡のように映し出す照明方法です。『アップライト』を植栽の背後に設置し、根元から真上に向けて照らすと水面に樹木が映って、神秘的な空間を演出することができます。
「ミラーライティング」は水面が明るくなるとミラー効果が得られないので、水面が映し出すものより明るくならないように注意しましょう。また、水面の動きが激しいと、綺麗に映り込まなくなるので、プールなどを利用して照らすのはオススメしません。

庭でのディナータイムでリゾート気分を満喫!

庭は開放感が得られ、安心して家族で集える場所です。夏のディナーを庭で過ごせば、ちょっとしたリゾート感が得られますよ! リゾート感を演出し、楽しい雰囲気を作り出すにもライトアップは必須。
『ガーランドライト』は電球が多数ついており、ビアガーデンのような賑やかなムードを演出するのに持ってこいです。頭上から照らすことで空間全体を明るくし、手元や足元がちゃんと見えるので安心です。
白い光よりも、温かみを与える電球色のほうが食べ物をおいしく感じさせます。
おさらいとオススメ照明器具のご紹介
1. 涼を感じる夏のナイトガーデンを楽しもう
●「アップライティング」
→光の色に注意して樹木を照らそう(夏場は白の光がオススメ)。

●「ウォールライティング」
→ガラスを照らして涼を感じよう(白、青で照らすことで水の中にいるような演出に)。

2. 水を利用した光の演出で見た目も涼しい庭
●「ウォーターライティング」
→水のゆらぎを照らし、心地よい空間にしよう。

●「ウォーターシャインライティング」
→幻想的でうっとりする空間にしよう。

●「ミラーライティング」
→水面に映る樹木を楽しもう。

3. 夜のお庭でパーティー! 人が集まる夜の庭
→楽しい雰囲気を壊さないように、デザイン性に優れたライトを選んで、高い位置から多数の光で照らそう。

暑い夏でも庭で快適なガーデンライフを送るために、日の沈んだ夜を狙って心地よい夜の庭をつくりましょう! 夏だからこそ楽しめるライトアップもあるので、ぜひ試してみてください。
Credit

DIGISPOT
「光の演出で人の心を彩る」ことを目指すタカショーデジテックがお届けするWebマガジン。外構で使われている『屋外照明』や、店舗の看板などに用いられている『LEDサイン』、街を華やかに彩る『イルミネーション』など、「光の今」がわかる情報を発信している。普段は聞くことができない商品に込められた開発者の想いやものづくりの裏側や光の上手な取り入れ方など、ここでしか知ることができない情報が盛りだくさん!
WEBサイト:https://takasho-digitec.jp/digispot/
公式Instagram:https://www.instagram.com/digispot.jp/
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