DIYでオシャレな庭づくりをしてみたい。庭づくりはしたいが、はじめてなので、何から手をつけてよいかわからない。そんな方のために、ここでは庭をDIY でつくる方法をご紹介します。写真やイラスト付きで解説しますので、参考にしてください。

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まずは庭の目的をハッキリさせてイメージを決めよう!

まずは、どんなふうに庭を使いたいのか? 目的を決めましょう。例えば、草花や紅葉などの‘色’を楽しみたい方は、「眺める」のが庭の目的になりますね。また、ペットと「遊ぶ」、家庭菜園で「育てる」「食べる」など、庭の目的は人それぞれ異なり、目的によって庭に必要なアイテムも異なりますし、イメージも絞られてきます。

このように、目的をハッキリさせるとイメージも決めやすくなります。それでは、いくつかの庭のイメージをご紹介しましょう。

1. 和風

海外でも人気のある和風のイメージです。本来は、奥の深い世界ですが、初心者には難しいと、あきらめることはありません。砂や砂利、水など、日本庭園の定番のアイテムを用い、適所へ配置することで眺める、聴くなどの楽しみがある落ち着いた趣(おもむき)で和風の庭が叶います。いくつか取り上げますので参考にしてください。

飛び石や景石のある和風の庭
飛び石や景石のある和風の庭。
pic.takasho.jp/portfolio/11354
人工石:リアルな表現のFRP製で軽量なので設置がしやすい
人工石:リアルな表現のFRP製で軽量なので設置がしやすい。
画像提供:タカショー

通路として使われる「飛び石」や、庭の眺めに必要な「景石(けいせき)」があります。

石は、けっこう重量があり、移動が大変です。専門業者に依頼すると高額になってしまうので、飛び石は平板(へいばん)やタイルを並べてみましょう。景石はFRPでできた人工石があり、軽くて安価なので移動や設置がしやすくなります。また、苔(こけ)も和風感満載になるアイテムですが、メンテナンスが大変なので芝生で代用してはいかがでしょうか? 生長の遅い芝生や、最近では天然芝よりも高価ですが、自然に馴染む色の人工芝で代用するのも一つの方法ですね。

鹿威し(ししおどし)と蹲(つくばい)
鹿威し(ししおどし)と蹲(つくばい)。
画像提供:タカショー

和風庭園では代表的なグッズとして「鹿威し(ししおどし)」や「蹲(つくばい)」があります。

鹿威しは、人間の生活場所から、音を鳴らして鹿などの野生動物を驚かせ、追い払うために考えられた装置です。この鹿威しの仕組みは、竹筒の中央部を支点とし、片側の先端を斜めに切った竹筒に水が流れ落ち、その竹筒が満杯になると、水の重みで竹筒が頭を下げて水が蹲に流れ落ち、軽くなった竹筒が元に戻ったときに、下にある石に竹筒が当たって、音が鳴り響くようになっています。

観光案内の日本庭園の情報誌などで見かけたことがある読者の方もいらっしゃることと思います。鹿威しのセットは、エクステリアメーカーのカタログにいくつかの種類があります。また、ホームセンターでも手に入れることができ、バラ売りのものもあるので研究してみましょう。

錆び色の砂利敷きで自然なイメージ
錆び色の砂利敷きで自然なイメージ。
pic.takasho.jp/portfolio/11367
モノトーンで和モダンのイメージ
モノトーンで和モダンのイメージ。
pic.takasho.jp/portfolio/2556

中低木の足元に砂利を敷くと和風イメージになります。白、黒色の玉砂利を使えばシックモダンなイメージになりますし、黄土色のような錆色(さびいろ)の砂利を使えば自然なイメージにまとまります。また、黒と白の平板の組合わせでモノトーンのコントラストを生かせば、和モダンのイメージになります。

2. 西欧田園風

つるバラアーチ
つるバラアーチ。 Ken Wolter/Shutterstock.com
ハーブの花々
ハーブの花々。Yala/Shutterstock.com

ハーブ系の植物や、つるバラやクレマチスのアーチを設えると、西欧田園風、コテージガーデン風の庭ができます。柔らかい雰囲気で季節の花々でうるおうイメージですね。

アーチは木製やアイアン製があります。木製アーチは塗装の色使いで、庭の雰囲気を変えてくれます。例えば、ホワイトで塗装すると、清潔感のあるクリアなイメージ、オリーブグリーンや経年変化した木製などは最初から植栽になじんで、落ち着いたイメージになります。

レンガ積の花壇
レンガ積の花壇 Mira Drozdowski/Shutterstock.com
枕木の通路
枕木の通路枕木の通路。Suchkova Anna/Shutterstock.com

茶色系の色むらのあるレンガ花壇がステキです。目地幅はランダムにして、積み上げたイメージにすると自然で田舎風イメージになります。レンガの色は多様にあるので、ホームセンターに出向いて探してみましょう。また、枕木や木製フェンスも自然になじむアイテムです。

枕木を立ててデザインウォールを作ったり、木製フェンスの足元に、中低木を植えるなどをして、雰囲気をつくりましょう。

西欧田園風のイメージは、頭で想像するのは難しいので、旅行雑誌やネットから自分好みの写真を探してイメージをまとめてみましょう。

3. ビーチスタイル

貨物用パレット:荷物をコンテナで扱うときに使う大きなスノコ
貨物用パレット:荷物をコンテナで扱うときに使う大きなスノコ。Lenka Horavova/Shutterstock.com
貨物用パレットをガーデンファニチャー(写真はデッキチェア)に
貨物用パレットをガーデンファニチャーに(写真はデッキチェア)。igorstevanovic/Shutterstock.com

ビーチスタイルは夏の爽やかリゾート風を演出するイメージですね。DIY向きのアイテムは「貨物用パレット」。上の写真のように貨物用パレットは、船便や空輸便などで、荷物をコンテナに積み上げする時に使う大きなスノコです。この貨物用パレットを加工して、テーブルやイスを作ります。

木製なので電動丸のこでカットしやすく、パレット3〜4枚を重ねて台にし、その上に屋外用クッションを敷けば、ステキなソファになります。ソファテーブルも適当なサイズにカットし、2〜3枚程度を積み上げて、簡単に作ることができます。

また、花鉢の台座のように、好きな色で塗装すればオリジナルガーデンファニチャーになります。

この貨物用パレットは中古販売をしている業者や、ネット通販で取り扱っているところもあります。

失敗しないためのポイント

初めての庭づくりをするときに、失敗しないためのポイントとして、「計測すること」と「方角を考えること」が必要です。この2つのポイントを生かすことによって、いい加減にならない、きちんとまとまった庭が出来上がることになります。

ちゃんと計測する

まず、庭づくりをする際に、庭の形やサイズを把握しておかなければなりません。それは、せっかくDIYでガーデンファニチャーを作っても、サイズが合わなければ、設置する場所に入らなかったり、植えたいところに植栽ができなくなってしまうからです。また、庭の形は花壇の配置具合によって、長方形、正方形、L字型、コの字型などがあります。庭を計測して、レンガ敷きやレンガ花壇、植栽などをどこに配置するのかを、きちんと決めて平面図のイメージスケッチを作成し、だいたいの寸法を入れておくと、庭づくりの作業がしやすくなります。

計測して平面図のイメージスケッチを作成する(サイズ単位:mm)
計測して平面図のイメージスケッチを作成する(サイズ単位:mm)。
イメージしたガーデンを具体的にするために、レンガの花壇やタイルの通路などを、レイアウトしたスケッチを描いてみよう。
庭のイメージスケッチをしてみる
庭のイメージスケッチをしてみる。

 上のイラストは庭のコーナーのガーデニング計画例です。

プランターはレンガ積み花壇、通路はタイルと枕木、花壇の中央はツルバラのオベリスク、その手前はチューリップとパンジー、バックは格子のトレリスを設置しました。

形がしっかりした直方体のレンガは横目地の幅や縦目地の並びがそろっていないとキレイに見えませんが、アンティークレンガは色ムラがあり、形も不整形なので、目地がそろわなくても気にならず、初心者DIY向けです。自然な感じで雰囲気も抜群です。

また、中央の通路は、正方形のタイルとレンガ花壇の隙間を、タマリュウなどのグラウンドカバーを植えることでクリアランスが取れ、見栄えよく仕上がります。

参考までに、「オベリスク」とは、パイプや竹を組み、タワー状にしたもので、つる植物を絡ませて、植物の生長を楽しむアイテムです。イメージスケッチのように、高さがあるので狭い花壇でも、たくさんの花をシンボリックに見せることができます。

方角を考える

方角を考える-落葉樹の効能
落葉樹の効能。

次に方角を把握し、平面図に方位を書き込みます。方角によって、日当たりが異なり、植栽の育ち具合が悪かったり、枯れてしまうことがあるからです。また、塀や物置小屋などの工作物の配置具合によっても、影になってしまう部分が生まれ、花壇の植物の生育に影響するので、日当たり具合の確認は、かなり大事なプロセスです。植栽や植物の配置は、種類によっても変わってきます。例えば、東側は、午前中は日が当たりますが、午後からは日陰になるので半日陰の植栽を選びます。

西側は、夏場の西日の日差しが強いので落葉樹を植えて対処するのも方法の一つです。落葉樹は、夏になると、葉が繁ることでウッドデッキやテラスに日陰をつくり、室内への日差しをカットします。冬は枝だけになり、日差しを通してテラスや室内を暖かくするので、日差しの調節をしてくれます。

南側は日当たりがよいので、植栽の生長が早くなるため、剪定の回数が増えてきます。北側は、日当たりが悪いので、日陰に強い植栽や植物を選ぶ必要があります。

初心者にオススメのDIY

自分の好きなように庭をつくることができたら楽しいですよね。自分自身がつくったオリジナルの庭であれば、愛着もあり、毎日のお手入れも苦にならないものです。

それでは、庭で扱うことができるアイテムをご紹介していきましょう。

1. ウッドデッキ

再生材を使用したウッドデッキ 人工木材なのに天然木のような質感がある
再生材を使用したウッドデッキ:人工木材なのに天然木のような質感がある。https://pic.takasho.jp/portfolio/5196

ウッドデッキは、天然木材を床板として敷き詰めた空間です。樹脂系や再生材を使用した、人工木材を床材としたものもあります。室内のリビングの延長上のウッドデッキを設ければ、ホームパーティーやディナーなどが日常的に楽しめる、アウトドアリビングになります。日本家屋の縁側にしても情緒があってよいのではないでしょうか。

2. フェンスなどの目隠し

完全目隠しタイプ 可動ルーバーで風通しの調節ができる
完全目隠しタイプ:可動ルーバーで風通しの調節ができる。https://pic.takasho.jp/portfolio/11439

フェンスは敷地の回りを囲うためのものですが、お隣の視線を遮るための、目隠しの役目も果たします。また、フェンスは、格子や曲線を生かした、いろいろなデザインがあり、印象的に見せるオシャレなアイテムとして使用することもできます。目隠しフェンスを塀の代わりに設置することで、ストレスのたまらないプライベートな空間を演出することもできます。

印象的に見せるデザインフェンス
印象的に見せるデザインフェンス。https://pic.takasho.jp/portfolio/7513

3. レンガやタイルでつくる小道

レンガの小道
レンガの小道。Hannamariah/Shutterstock.com

庭づくりで比較的手軽にできるDIYは、庭の小道です。レンガやタイルを地面に敷いて小道を作ってみましょう。レンガやタイルは地面に敷くだけなので、小道は思ったより上手に作ることができます。小道の脇の足元には植物を、その後ろは中低木を植えて、庭を歩きながら眺めを楽しむことができます。色の種類も赤茶色、茶色、橙色、黄土色系などさまざまな色があるので、イメージに合うものを選びましょう。

参考:『庭にレンガを置くだけでDIYできる小道』

4. 通路としての飛び石

飛び石とは、日本庭園に見られる、飛び飛びに配置された石のことです。庭を渡り歩く足場となることから、通路の役割を持っています。飛び石の間隔は50〜55cmで、着物を着た人が歩けることから決められました。飛び石を歩いてくるとき、大きい石では立ち止まり、周囲の景観を眺められるように、石の大きさや打ち方(並べ方)で、歩くスピードを調整します。30cm角のタイルや平板を使えば、洋風にも合わせることができます。

5. レンガや木で作る花壇

木材でつくった花壇
木材で作った花壇。Derek Harris Photography/Shutterstock.com
レンガでつくった花壇
レンガで作った花壇。Ihor Hvozdetskyi/Shutterstock.com

レンガや木材、枕木は、花壇を作る材料として自然になじみます。鉢植えは毎日のように水をあげないと植物が枯れやすくなりますが、花壇に地植えする植物は、しっかりと地面に根を張り、水を吸うので、枯れにくく育てやすい利点があります。自然素材の枕木は温かみがあり、芝生や植物の緑にフィットし、花々を引きたてます。

6. 人工芝

リアルな色みで耐久性に優れている人工芝
リアルな色みで耐久性に優れている人工芝。
画像提供:タカショー

人工芝は下地の布に、ナイロンやポリエチレンなどのパイル繊維を張り付けてシート状にしたものです。人工芝の種類にもよりさまざまですが、毛足は20~35mm程度です。天然芝はおおむね2週間に一度は芝刈りの必要がありますが、人工芝は刈り込みの必要がないため、メンテナンスが楽というメリットがあります。一方、人工芝のつなぎ目や、水抜きの穴の隙間から雑草が生えてくるデメリットも。防草シートを敷いてから人工芝を敷くと、雑草は著しく生えにくくなります。

7. シェード

 

日差しの照り返しをカットするシェード 4本の支柱に梁を回し、シェードを取りつけた例
日差しの照り返しをカットするシェード。4本の支柱に梁を回し、シェードを取りつけた例。https://pic.takasho.jp/portforio/5113

シェードとは、日除けのことです。ウッドデッキやタイルテラスは、夏場の日差しの照り返しで熱を持ち、熱くなってしまいます。日差しを遮り、温度上昇を抑えるためにシェードを取りつけます。4本の支柱と梁で構成されたフレームにシェードを取りつける製品や、住宅外壁2か所と地面に2か所で固定する製品などがあります。

置くだけで簡単にイメージチェンジができるアイテム

照明やガーデンファニチャーなど、庭に設置するだけでイメージチェンジできるガーデンアイテムがあります。ここでは、そんな手軽なアイテムの解説をしていきます。

1. ライトアップ

植栽は光のグラデーションで神秘的に
植栽は光のグラデーションで神秘的に。
画像提供:タカショー

ライトアップをすれば、夜間でも庭で楽しむことができます。通路を照らして歩きやすくするだけでなく、微妙なライティング効果で、通路脇の植物もステキに見せることができます。

来客を呼んだディナーでは、食卓の手づくり料理が並ぶところに電球を照らすことで、おいしさが倍増し、温もりを感じるひとときも体験できます。また、高木の植栽に下から上に向けてスポットライトを当てれば、光のグラデーションで、高木を神秘的に演出することができます。

2. 椅子・ベンチ

くつろげるチェア
くつろげるチェア。sanddebeautheil/Shutterstock.com
木製チェア
木製チェア。ariadna de raadt/Shutterstock.com
ラタン製チェア
ラタン製チェア。Hannamariah/Shutterstock.com
アイアン製チェア
アイアン製チェア。Antonina Potapenko/Shutterstock.com
創作ベンチ
創作ベンチ。altanakin/Shutterstock.com

庭に椅子やベンチを置くことで、庭にくつろぎの空間をつくることができます。例えば、ゆったりとお昼寝や、庭の景色を眺めながら、コーヒーブレイクやランチを楽しむ。のんびりと趣味の読書をする。など、ベンチや椅子は欠かせません。

素材は、木材、ラタン、アイアンなどがあります。市販の椅子ももちろんありますが、木材を使ってオリジナルチェアを作れば、愛着が増します。簡単に作れるテーブル、ベンチなどのキットもあるので、ホームセンターへ出向き、探してみましょう。

3. 植物

チューリップの手前にパンジーを植えて花を見せる
チューリップの手前にパンジーを植えて花を見せる。
Dina Rogatnykh/Shutterstock.com
いろいろな色で楽しめる多肉植物の寄せ植え
いろいろな色で楽しめる多肉植物の寄せ植え。
dinodentist/Shutterstock.com

植物は、ただ植えるだけでなく、植え方や飾り方次第で雰囲気が一変するものです。例えば、花の寄せ植えは、背丈の低いパンジーと、高いチューリップのように、背丈の低いものを手前に、高いものは、その後ろに植えると、立体感や奥行き感が出て、花も重ならずキレイに見えます。また、水やりの必要があまりない多肉植物の寄せ植えも、緑色だけでなく、赤やエンジ、薄いピンクなど、いろいろなカラーバリエーションで楽しめます。

このように、植物の種類によって、水や日差しなどの好む量が違うので、植えたいものの特徴や、管理のできそうな種類を調べてから、ガーデニングを楽しみましょう。

4. 室外機カバー

創作室外機カバー 鉢物を飾り、ガーデン用具をかける
創作室外機カバー。鉢物を飾り、ガーデン用具をかける。

エアコンの室外機は、意外と庭のウッドデッキやテラスから見えるところにあり、庭の雰囲気が崩れてしまいますよね。そこで、室外機を隠すだけでなく、小物掛けとしても使えるオシャレなカバーを作ってみませんか?

例えば、イラストのように、正面はラチス(斜め格子)になっているトレリスを使い、上部はスノコ板を置いて鉢物の植物を並べましょう。その上は、ラチスフェンスに木材を釘で打ち付け、フックを付ければ、小ぶりの熊手やシャベルなどのガーデニンググッズなどを、オシャレに収納できます。

室外機は、直射日光が当たることで温度が上昇し、夏場は電力をより消費してしまいます。室外機カバーはこれを解消し、省エネ効果もあり、ステキなデザインで収納にもなるので一石二鳥なのです。注意したいところは、吹き出し部分。網や格子などで空気の通りをよくし、吹き出し部分は1m以上、後ろは10cm以上空けること。左右は開放しておくことも必要です。

5. レンガを使って道や花壇を作る方法

モルタルを使わないでレンガを敷く
モルタルを使わないでレンガを敷く Take-Photo/Shutterstock.com

レンガは、いろいろな種類があるので、ホームセンターなどへ出向き、検討して購入しましょう。DIYでレンガを敷く場合は、セメントは使わない方法が比較的作りやすいので、その方法を解説します。

①まず、レンガは一晩、水につけておきます。

②次に、地面を10cmほど掘り、路盤材(砕石:4cm以下の粒)を3cm程度敷いて突き固めます。突き固めるには「ガーデニングトントン」という商品がオススメです。

③その後、砂を3cm程度敷いてならします。そして、目地幅を5〜8mm開けてレンガを敷き、ゴムハンマーで軽くたたいて固定します。水平器で水平を確認しながら作業しましょう。また、レンガの厚みによって砂の敷く厚みは調節しましょう。

④最後に目地砂をまきます。ホウキで掃きながら、目地に砂を入れてしまえば、これで完成です。

[レンガ花壇の作り方]

次に、レンガ花壇の作り方を解説します。初心者でも作れる方法です。

①タイル同様、一晩、水につけておきます。

②モルタルを作ります。セメント1、砂3の割合をショベルなどで混ぜながら水を足し、耳たぶぐらいの硬さまでになったらモルタルの出来上がりです。初心者向けのインスタントで作れるモルタルもあります。

③レンガを積む部分のみ、地面を固めます。

④レンガを積んでいきます。一番下にモルタルをたっぷり盛り、水平器で平を確認し、レンガを積みます。2段目からは、15mmほどモルタルを敷いてレンガを積んでいきます。積み終わったらモルタルの汚れた部分は、濡れたスポンジで拭き取りましょう。モルタルは、乾いてしまうと取れなくなってしまいます。目地の凹凸をキレイにする、レンガ用の目地コテもあります。

モルタルを盛ってレンガを積む 地盤の微妙な傾きはモルタルで平らにしてから、レンガを積んでいく
モルタルを盛ってレンガを積む。地盤の微妙な傾きはモルタルで平らにしてから、レンガを積んでいく。

6. タイルの敷き方

タイルを置くだけでオシャレな小道に タイルの回りに砂利を敷くと簡単にできる
タイルを置くだけでオシャレな小道に。タイルの回りに砂利を敷くと簡単にできる SutidaS/Shutterstock.com

タイルはステキなパターンのセラミック、シックで落ち着いた天然石、橙色から茶色などの色が豊富なテラコッタタイルなどさまざまな種類があります。

庭にタイルを敷く場合は、モルタルで下地を作って張って固める方法もありますが、地面に置くだけのタイルであれば、初心者でも手軽に敷くことができます。

それでは、敷き方の解説をします。

①タイルを敷く前に地面をならすため、砂利を5~10cmほど敷きます。

②①で敷いた砂利を隠す程度に砂をかけ、ジョウロなどで水をまいて湿らせます。

③下地ができたらタイルを置きます。目地幅を取る場合は5mm程度あけましょう。

④レンガ同様に砂をまき、ホウキで掃いて完成です。

ここで、いくつか注意点をあげておきます。

雑草が生えてくるのが気になる方は、防草シートを地面に敷いてから作業すると便利です。タイルには、小石やモザイクタイルが、決まったサイズに張ってあるカッティングタイプのものがあります。大きいカッターでカットできます。ケガをしないように軍手をしてからカットしましょう。また、天然石の水磨きやツルツルのタイルは、雨などの水に濡れると滑って転ぶと危ないので、できるだけ広い面積では使わないようにしましょう。

まずは理想の庭をイメージして何をすべきか確認しよう!

まずは理想の庭をイメージして何をすべきか確認しよう!
Mira-Drozdowski/Shutterstock.com

庭づくりをするためには、ただ、やみくもにレンガの花壇やタイルの小道を作るのではなく、自分がイメージしている写真画像などを見つけ、庭のイメージを決めることで、方向性が固まります。

その後、イメージに合った素材をホームセンターなどで探して作ることで、初心者でも、ステキな統一感のある庭をつくることができます。

モルタルやショベル、軍手などの道具もきちんとそろえて挑戦してみましょう。きっと、自分流ガーデンが楽しくなりますよ!!

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Credit

文:松下高弘

文&イラスト/松下高弘(まつしたたかひろ)

長野県飯田市生まれ。元東京デザイン専門学校講師。株式会社タカショー発行の『エクステリア&ガーデンテキストブック』監修。ガーデンセラピーコーディネーター1級所持。建築・エクステリアの企画事務所「エムデザインファクトリー」を主宰し、手描きパース・イラスト・CG・模型等のプレゼンテーションや大手ハウスメーカー社員研修、エクステリア業の研修講師およびセミナープロデュースを行う。

著書には、『エクステリアの色とデザイン(グリーン情報)』、『住宅エクステリアのパース・スケッチ・プレゼンが上達する本(彰国社)』など。新刊『気持ちをつかむ住宅インテリアパース(彰国社)』、好評につき絶賛発売中!!

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