最近、若い女性の間では、カントリー調の家具や装飾を取り入れた部屋づくりが流行っています。せっかくカントリー調のオシャレな室内にするなら、昼間はもちろん、夜も楽しめるような外観づくりをしてみませんか? 実は、照明を変えるだけで、誰でも簡単にカントリー調にできちゃうんです! 今回は、カントリー調の外観にするためには、どんなライトを選んだらよいのか、Q&A形式でご紹介します。
目次
Q1. そもそもカントリー調の家ってどんな家?
「カントリー調」といった言葉はよく耳にすると思いますが、どんなデザインのことを指しているかご存じですか?
A1. カントリー調の家とは、一般的に…
①白っぽい壁面であること
②赤茶のレンガや、木材といった自然素材をふんだんに使用していること
③窓が多く、三角屋根が特徴的
などが挙げられます。
このような家は、主にイギリスやカナダ、アメリカなどの田舎の古い時代の暮らしをモチーフにしたデザインで、素朴でナチュラルな雰囲気が味わえます。
さらに、木々や草花が豊かに彩る庭をセットにすることで、カントリー調をより強調することができ、可愛らしい印象を与えることができます。
Q2. カントリー調の家に合った光のパターンは?
A2-その1 装飾照明で、昼も夜も可愛く演出♪
カントリー調の家には可愛らしい装飾が付いた照明器具がおすすめ。
昼間は庭家具として、夜は庭照明として華を与えます。そんな可愛らしい庭照明を2種類ご紹介します。
まずはマリンライト。マリンライトはカントリー調のノスタルジックな雰囲気にピッタリな照明器具。デッキタイプ、ブラケットタイプ、スパイクタイプの3種の中から選べます。
●デッキタイプ
夜は庭照明として大いに活躍し、昼間はこのデザインから庭家具として楽しめるデッキタイプ。門柱灯としても利用できたり、設置位置は自由自在。
※水中への施工はおやめください。
●ブラケットタイプ
表札や壁面を上から照らすことでき、視線の位置が明るくなると共に、表札を照らしたり、壁面の質感を強調することができます。カントリー調の壁面は、塗り壁や、レンガを用いたものが多いので、このようなライトアップはおすすめです。
●スパイクタイプ
スパイクタイプは、植物と足元を一緒に照らしてくれるので、デザイン性はもちろん、安全性も備わっています。
2つ目はガーデンパスライト。
背の低い植栽を上からの光がふんわりと照らし、庭全体をフェミニンな印象に仕上げてくれます。また、足元を照らすフットライティングとしても活躍します。デザインは、フローラル、カントリー、クラシックの3パターンから選ぶことができます。
●フローラル
フローラルは花がモチーフのデザイン。庭の草花と馴染みやすく、メルヘンチックな印象になります。
●カントリー
カントリーは、古き良きカントリー調の庭にピッタリ!
●クラシック
クラシックは、洋風デザインの建物や左右対称のレイアウトにおすすめで、この照明器具があるだけで素敵な空間に仕上げることができます。
A2-その2 植物を主役にした光の演出
温かい色味の光で広範囲をふんわりと照らすことで、よりカントリー調を強調することができます。
そこでおすすめなのが「あかりだまり」を使ったライトアップ。
「あかりだまり」とは、ライトの灯部を植物に埋もれるように設置することで、植物に光が反射し、辺り一面をふんわりと照らし出すライトアップテクニックのことです。
「あかりだまり」を作る際は、電球色のライトを使いましょう。電球色は温かさと優しさを演出できます。
A2-その3 影で遊ぶカントリーハウス
カントリー調の家は、白い壁面が印象的で、影を駆使したライトアップがぴったり。
樹姿を壁面に投影するシャドーライティングをすると、風が吹けば、まるで動く絵画のような演出に。
白い壁面は光をよく反射し、パッと明るい印象を与えてます。また、樹木の影との明暗もつけやすく、奥行き感や、立体感を強調してくれます。
樹木の種類によって影のデザインも変わってくるので、それも夜の庭を楽しむコツですね。
塗り壁や凹凸のある壁面なら、質感を活かしたグレージングがおすすめ。
グレージングとは、下の写真のように壁面を広角の光で照らし、凹凸を強調して質感を際立たせるライトアップのことです。
カントリー調の家の夜の演出方法をご紹介しました。昼間は外から自宅を見る機会は少ないですが、帰宅の際にはライトアップで一層可愛らしく演出されたカントリー調の我が家にご満足いただけるはずです。これから家を建てようと思っていらっしゃる方や、リフォームをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
Credit
DIGISPOT
「光の演出で人の心を彩る」ことを目指すタカショーデジテックがお届けするWebマガジン。外構で使われている『屋外照明』や、店舗の看板などに用いられている『LEDサイン』、街を華やかに彩る『イルミネーション』など、「光の今」がわかる情報を発信している。普段は聞くことができない商品に込められた開発者の想いやものづくりの裏側や光の上手な取り入れ方など、ここでしか知ることができない情報が盛りだくさん!
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