非日常的な空間を楽しめるリゾートガーデン。せっかくガーデニングをするなら、昼間だけでなく、夜も楽しめる空間をつくりませんか? 「夜も美しいリゾートガーデンにしたいけど、イメージが湧かない…」という方に参考にしていただきたい施工事例を、3つのポイントに沿ってご紹介します。
目次
南国の植栽を活かしたライトアップ
南国の植物を育てようと考えている方に、ぜひオススメしたいライティング施工事例です!
ヤシの木とニューサイランの個性を引き立てるライトアップ方法をご紹介します。
1. ヤシの木をライトアップ
南国といえば、ヤシの木や綺麗な海をイメージする人が多いと思います。そんなヤシの木を美しくライトアップすることで、よりリゾートガーデンに!
【point】
ヤシの木を数本ライトアップする時は、1本でもリゾート感は十分に味わえるのですが、異なる種類のヤシの木を用意してライトアップすることで、さらにリッチなリゾート感を味わえます。ですが、大きいものだと樹高が30m以上になるものもあります。そこでおすすめなのが、ソテツやシュロです。見た目はヤシ類に似ていますが、大きさもソテツであれば小さいものから大きいものまで、種類がたくさんあるので手入れもしやすくおすすめです。
ヤシの木のような大きな樹木をライトアップする時は、樹幹の外から照らすと、美しく葉全体を浮かび上がらせることができます。
また、ヤシの木の葉は特徴的な形をしていることから、壁面に樹木の影を投影するシャドーライティングもおすすめです。リゾート感はもちろん、シックでカッコいい印象を与えることができます。
2. ニューサイランなど、葉が尖った植栽をライトアップ
南国の植物の中でも、育てやすいとされているニューサイラン。赤茶色の真っ直ぐな葉が印象的な植栽です。
【point】
ニューサイランは、電球色のライトで壁面と一緒に照らすライトアップがオススメです。明るい色の壁は壁面に光が反射して、夜でもニューサイランの色味が楽しめます。
一方、下の写真のように暗い色の壁に照らすと、シルエットだけが浮かび上がり、モダンで大人っぽい雰囲気になります。この方法をシルエットライティングと呼びます。シルエットライティングは、壁面と植栽の間にライトを設置して照らすので、壁面と植栽の間は少し空けておくとライトアップしやすいです。
また、よくリゾート施設などで使用されている有孔ブロックなどにすると、さらにリゾート感を演出できます。
ニューサイランもヤシの木同様、葉の形が特徴的なので、そも姿を投影するシャドーライティングもオシャレでオススメです。
ウォーターガーデンで一気に南国リゾート気分
ウォーターガーデンのライトアップ方法には種類がたくさんあります。
その中でも、特に南国リゾートをイメージさせるような施工事例をいくつかご紹介します。
【注意】
1.ウォーターガーデンをライトアップする際は、必ず「水中用ライト」を使用してください。
2.必ず、触れてもビリッとしないローボルトをご使用ください。感電などの事故を防ぐことができます。
1. 噴水をライトアップ
庭に噴水があるだけで非日常的なリゾート気分を楽しめますが、せっかくの噴水を夜も楽しめるようにライトアップしませんか?
【point】
噴水を照らす際は、噴水ノズルに取り付けるウォーターファウンテンライトがおすすめです。カラーバリエーションも、白色、電球色、RGBとたくさんあり、お好みのカラーで照らすことができます。
2. 流れる滝をライトアップ
ポンプを使用し、滝のような演出をしているウォーターガーデンも、ライトアップすることでよりオシャレに、リゾート風にアレンジできます。
【point】
水中から照らすことで、ゆらゆら揺れる水の動きが壁面に投影され、幻想的な演出になります。周りの壁面は、自然石素材を選ぶとリゾート感がアップします。水のゆらぎは、癒し効果も得られますよ。
照明器具は、首が振れるウォーターアップライトがオススメです。光の強さが3段階あり、落ち着いた空間を作りたい方は1~2型。明るくメリハリをつけたライトアップをしたい方は、3型がおすすめです。
3. プールをライトアップ
自宅にプールがある場合、ライトアップなしでは、せっかくのプールの価値が半減してしまいます。最近は紫外線を気にしなくてよいことから、夜間に楽しむ「ナイトプール」が断然人気ですし、日中に限らず、自由にプールを活用することができます。しかも、ライトアップをすれば、たとえプールに入らなくても心安らぐ水辺の風景として楽しむこともできます。
では、プールをおしゃれに照らすライトアップ方法をご紹介しましょう。
【point】
プールをライトアップする際は、白色の光、もしくは青色の光を使うと、よりリゾート感を演出できます。また、プール全体を照らすことで、非日常的な美しい景観を作り出すテクニックをウォーターシャインライティングといいます。
このライディングをする上で、少し注意しなければいけないことがあります。
アップライトタイプのものを使用すると、足元が不安定な水の中では怪我に繋がる恐れがあります。なので、プールなどを照らす際には、埋め込みタイプのウォーターグランドライトなどの使用をオススメします。さらに、プールの床面に設置するのではなく、壁面に設置することで、水中から光が逃げず明るいライトアップができます。
手軽にリゾート気分倍増!? オススメ庭照明!
ヤシの木やウォーターガーデンがなくてもリゾート気分を味わえる、おすすめの庭照明をご紹介します。
1. ラタンを使った庭照明でオシャレにリゾートガーデン
最も手軽にリゾート感を演出できるライトアップ方法としておすすめなのが、ラタンの照明器具を取り入れることです。夜、明かりを灯したときはもちろん、昼間もリゾート家具として活躍します。
【ラタンライトのいろいろ】
2. 組み合わせ自由自在! ボールスタンドライト
丸い形のボールスタンドライトは、どんな空間にも似合う照明器具です。置き型で設置しやすく、床面への反射光も美しい夜の庭を演出します。
大きさが2通りあるので、大小を組み合わせてリズム感を出したり、奥行き感を演出したりすることも可能です。
ライティングを工夫して、ぜひ夜のリゾートガーデンをお楽しみください。
Credit
DIGISPOT
「光の演出で人の心を彩る」ことを目指すタカショーデジテックがお届けするWebマガジン。外構で使われている『屋外照明』や、店舗の看板などに用いられている『LEDサイン』、街を華やかに彩る『イルミネーション』など、「光の今」がわかる情報を発信している。普段は聞くことができない商品に込められた開発者の想いやものづくりの裏側や光の上手な取り入れ方など、ここでしか知ることができない情報が盛りだくさん!
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