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おしゃれなサイクルポートで大切な自転車を守る! サイクルポートのメリットや施工事例

おしゃれなサイクルポートで大切な自転車を守る! サイクルポートのメリットや施工事例

通勤通学やお買い物、子どもの遊びなど、家族みんなが使う自転車。例えば、夫婦+子ども2人の4人家族では、4台の自転車が必要です。家族の日常生活に欠かせない自転車を大切に保管するために、サイクルポートを設置してみてはいかがでしょうか。
ここでは、サイクルポートのメリットや必要性、おしゃれな演出方法について、事例を交えながら解説します。

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便利でおしゃれなサイクルポート! 必要性は?

サイクルポートとは、屋根付きの自転車置き場のこと。結婚したばかりで、夫婦2人ならば自転車は1〜2台ですから、サイクルポートはなくてもよいかもしれませんが、家族構成の変化とともに自転車の台数が増えると、専用の置き場所が必要になってきます。

赤ちゃんが生まれると、アッという間に歩き出し、小学校に上がる前から親の指導で、子どもの自転車乗りの特訓が始まります。スーパーの買い物や保育園の送り迎えのために、前かごやチャイルドシート付きの自転車が必須になります。子どもが小学校に上がれば、子ども自身も友達と自転車で遊びに出かけるようになるでしょう。また、親も自転車を通勤に利用したり、最近ではサイクリングを趣味とする人も多くいます。

このように、自転車が1人に1台以上になると、専用の置き場所を設けたほうが管理がしやすくなります。

さて、それではサイクルポートはどんな役目を果たしてくれるのか、見ていきましょう。

雨や雪から守ってくれる

自転車のサドルが濡れていたり、雪が積もっていると、お出かけの際に手間がかかります。屋根付きのサイクルポートは、雨をしのぐため錆びにくく、雪からも守ってくれます。また、強風や突風にもしっかりと耐えられるものや、積雪荷重にも十分に耐えられるものもあります。

直射日光を遮ることができる

直射日光も自転車の劣化の原因の一つ。自転車のゴムや樹脂部分は直射日光によって劣化してしまいます。半透明やスモークがかかったポリカーボネート製の屋根のサイクルポートなら、明るさを保ちながら直射日光を和らげ、自転車が長持ちします。

倒れ防止や盗難防止

強風や何かのはずみで将棋倒しのように倒れている自転車を見かけませんか? 地面にしっかりと固定できるタイヤ止めのパイプのポールなどを設置すれば、そんなふうに倒れる心配はありません。また、カギ付きの輪留めをポールに取りつければ、盗難防止にもなります。

鳥のフン防止や汚れ防止

鳥のフンが自転車のサドルについていたことはありませんか? ハトのフンは乾いてしまった後に拭き取るのは大変ですね。そうしたフンによる汚れ防止はもちろん、砂やほこりなどの汚れ防止にもなります。

サイクルポートの基礎知識

自転車のサイズは一般に、幅が50cm、長さが160~180cm程度あります。サイクルポートのスペースを確保するにあたって、必要なサイズは自転車1台あたり最低60×180cm。複数人が出入りすることを考慮して、余裕のあるスペースを確保しておきたいものです。バイクは、幅は60~80cm程度、長さは2m以上のものもあるので、自転車と一緒に置く場合は、かなりのスペースが必要です。

それでは、サイクルポートのポイントをあげてみましょう。

設置場所はどこがよいか

よく、「前面道路に近いところにしたい」とのことで、駐車スペースの車の脇に自転車を止めるケースがあります。このように駐車スペースのそばにサイクルポートを設置する場合、自転車の置き方が乱雑だと駐車や出庫の邪魔になるので、家族でよく話し合い、ルールをつくっておくとよいでしょう。

下の写真のように、アプローチに余裕のある場合は玄関の脇がオススメ。この位置なら自転車を止めた後に雨に濡れずに玄関に入ることができます。このように玄関の下屋や庇と、サイクルポートの屋根の方向をそろえるなど、利便性を考えて設置しましょう。

サイクルポートの設置場所
http://pic.takasho.jp/portfolio/10576

自転車の出し入れが最もスムーズなのは、門柱や門袖の側です。家の出入りへの動線の邪魔にならないように配慮しましょう。また、細長い通路などに自転車を縦列に置く場合には、細長いサイズに合ったサイクルポートもあるので、ホームセンターなどで探してみましょう。

どんな色と素材がよいか?

サイクルポートは、シックなデザインや木目調の質感、洋風、和風と、さまざまな色調があります。例えば、モノトーン色調の外壁にシルバーのサイクルポートを設置するとスタイリッシュなイメージになります。

また、白やクリーム、ベージュ色の住宅外壁に、木目調のサイクルポートを合わせると、ナチュラルでモダンなイメージにまとまります。

木材でつくったサイクルポートも、生地のままでなく防虫、防腐剤などを塗り、自然な風合いを生かせばナチュラルでおしゃれです。ただし、経年劣化しないように定期的なメンテナンスが必要です。

下の写真は、フェンスや門柱の笠木、玄関ドアとサイクルポートの色調を統一した、シックでモダンなデザイン例です。このようにエクステリア全体としてコーディネートすると、一層まとまりやすくなります。

サイクルポートの色と素材
http://pic.takasho.jp/portfolio/3596

おしゃれなサイクルポートの事例

置き場所やデザインのバリエーションなどが分かったところで、おしゃれなサイクルポートの事例写真を参考にしましょう。

◯すぐれた強度を持つサイクルポート

すぐれた強度を持つサイクルポート
http://pic.takasho.jp/portfolio/10580

雪や風に強いサイクルポートです。積雪は最大150cm相当まで、風は風速約42m/sまで耐えられる強度です。クリアマットのポリカーボネート屋根で光を取り入れることができるので、駐輪スペースが明るくなります。周辺の白色を基調とし、のサイクルポートが和モダンのイメージです。

◯木の風合いがおしゃれなサイクルポート

木の風合いがおしゃれなサイクルポート
http://pic.takasho.jp/portfolio/10578

アルミ素材に木目のシートを貼ったサイクルポートです。風合いはナチュラルですが、色あせや経年劣化しにくく、メンテナンスが容易です。玄関ドア、フェンス、サイクルポートを木目調の質感や色にそろえているのでまとまりがあります。

◯カーポートよりひと回り小さいサイズのサイクルポート

カーポートよりひと回り小さいサイズのサイクルポート
画像:タカショー

バックの濃い緑色に白いサイクルポートが映え、さわやかでスッキリしたイメージです。

2×3m程度で、カーポートよりひと回り小さいサイズなので、狭い敷地用のカーポートとしても使用できます。

屋根付きのサイクルポートは雨や雪をしのぎ、直射日光を和らげ、ハトのフンやほこりを防止するなど、大切な自転車を守ってくれます。住宅外壁やフェンスなどにフィットする色調のサイクルポートを選び、エクステリア全体でコーディネートすると、おしゃれになります。玄関庇や下屋の方向と合わせると、使い勝手も格段によくなります。また、サイズを選べば、サイクルポートを狭小敷地のカーポート代わりにもできますよ。

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