モダンデザインの庭にしたい! 和・洋モダンの特徴や施工事例をご紹介
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よく、「モダンな庭にしたい!」という話を聞きますが、モダンデザインとは具体的に、どんなデザインなのでしょうか? ここでは、モダンデザインの庭について、その種類やよく使われるアイテム、施工事例などを、イラストや写真とともにご紹介します。
目次
モダンデザインの庭には和・洋の2種類がある
「モダンなデザイン」といわれて、頭に浮かぶのは、シンプルでおしゃれなイメージ。住宅にはよく「シンプルモダン」という言葉が使われますが、住宅に合わせて、庭もモダンにデザインしてみてはいかがでしょうか?
まずは、庭の種類と、それぞれどのようにデザインしたらいいのかを解説しましょう。
モダンデザインには、大きく分けて「和モダン」と「洋モダン」の2種類があります。
■和モダン

「和モダン」は、シックで落ち着きのあるイメージのデザインです。庭の場合、例えば、
・ソヨゴやヒメシャラ、イロハモミジなどの小ぶりの葉が風にそよぐ軽いイメージの株立ちの植栽を配置
・植栽の足元には庭石と低木
・その周辺に黒い敷石や白い玉砂利を敷いて、モノトーンのコントラストを出す
といったことを意識すると、和モダンに近づくでしょう。
また、紅葉や黄葉、四季を感じる植栽の彩りを演出することでも、和のイメージを強調できます。
■洋モダン

「洋モダン」には、幅広いデザインがありますが、例えば、
・芝生が敷き詰められた庭に、タイルやウッドデッキのテラス
・その周りに、ハーブや小ぶりの花草のグラウンドカバー植物、中低木を配置
といったことを意識するとよいでしょう。ヤシやドラセナなどの植栽やプールを設置すれば、リゾートガーデン風にもなります。
モダンデザインの庭によく使われるアイテムは?
目指す庭のイメージによって、どのようなアイテムを使うのかも重要です。和・洋それぞれにオススメのアイテムについて解説しましょう。
和モダンにオススメのアイテム
○ 御影石・砂利
御影(ミカゲ)石は、一般的には敷石として使われます。黒、グレー、白などの色があり、質感がザラザラした“バーナー仕上げ”と、ツルツルした“磨き仕上げ”があります。同じ色の御影石でも、前者は薄く、後者は濃く見えます。なお、磨き仕上げは雨などで濡れていると滑って転びやすくなるため、舗装に使うことはオススメできません。
砂利は、サイズはさまざまで、色も白、黒、ベージュなど多色にあります。上手にそのコントラストを生かしてみましょう。
○ 竹垣

和風感を出すアイテムとして必須なのが、竹垣です。竹垣は奥が深く、種類も、目隠しの役割をする建仁寺垣やみす垣、透けて見える四ツ目垣、金閣寺垣などいろいろとあります。色も枯竹(黄色い茶系)、青竹(緑色)などさまざまです。コグマザサとの相性もよさそうですね!
その他、手水鉢(ちょうずばち)やししおどし、庭石を上手に配置し、シダ類やコケ類と組み合わせて和のイメージをつくるのもよいでしょう。
洋モダンにオススメのアイテム
○ タイル・ウッドデッキ
タイルにも、いろいろなデザインや色があります。住宅の外壁色に合わせた濃淡で無地のタイルを使うと、モダンなイメージになります。

ウッドデッキは、張り目方向を45度の斜め張りにすると、さらにおしゃれになりますよ。
○ シェード・パラソル
シェードやパラソルは、日除けとしての機能を兼ねるだけでなく、テラスをステキに演出してくれるアイテムです。カラーやデザインを、他のファニチャーと上手に組み合わせてみましょう。
○ ポスト
オープンスタイルで庭とアプローチが隣り合っている場合は、木や銅板などでつくったポストを、アプローチと庭の境界あたりにオブジェの一つとして置いてみるのもよいでしょう。
和洋ともにフィットするアイテム
○ ファニチャー・ポット

モダンな雰囲気のテラスやデッキには、おしゃれなガーデンファニチャーが似合います。住宅やエクステリアのデザインとフィットするシンプルなデザインの白、黒、濃いブラウン基調のファニチャーで演出しましょう。
また、植栽に使うポットも、丸い形だけでなく、四角いものなどを使用するとグッとモダンな雰囲気に近づきます。
○ 庭や建物外観を照らすライト(照明)

和洋ともにモダンな雰囲気を高めるのに一番効果があるのが、夜間のライティングです。昼間のシンプルな庭が一転、夕方から夜になると雰囲気が大胆に変わります。高木を下から照らして塀にシルエットをつくったり、敷石やその周辺をやわらかく照らせば、ムーディーな空間になります。
洋モダンの庭では、ウッドデッキやデザインウォールにマリンライトで雰囲気を出し、和モダンの庭では、和紙風や陶器のスタンドでお客さまを誘う趣(おもむき)を演出するのもよいでしょう。
いろいろなライトを研究して、夜の庭をステキにデザインしてみましょう。
モダンデザインの庭の施工事例をご紹介
モダンデザインの種類や内容が分かったところで、最後に実際の庭の施工事例をご紹介します。
窓から見えるダイナミックな和モダンの庭

ダイニングルームから繋がる和モダンの庭です。黒いみす垣、濃いグレーの石調タイルが、室内のテーブルや椅子、ランチョンマットの色みと調和して、全体的に和モダンかつナチュラルでおしゃれなイメージになっています。

庭は、みす垣とタイルを使いモノトーンで構成、黒の砂利と白い景石のコントラストが絶妙です。濡れ縁風の木調デッキもおしゃれで、趣のある和モダンな庭になっています。
タイルを大胆に敷き詰めた洋モダンの庭

明るいベージュ色のタイルと芝生の色彩調和がモダンな雰囲気を醸し出し、アクセントになるモザイクタイルのデザインウォールの立水栓が、洋風のイメージを強調しています。リビングと繋がる屋根付き(ポーチスカイルーフ)のテラスで、くつろぎのひとときが過ごせるでしょう。
和モダンは、石やタイルを上手に使ってモノトーンのコントラストを生かし、洋モダンは、ウッドデッキやタイルテラスと芝生の構成でシンプルなデザインにしてみましょう。また、ファニチャーやライトなどのアイテムにもこだわって、あなたのお庭をステキに演出してくださいね。
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Credit
文&イラスト / 松下高弘 - エムデザインファクトリー主宰 -

まつした・たかひろ/長野県飯田市生まれ。元東京デザイン専門学校講師。株式会社タカショー発行の『エクステリア&ガーデンテキストブック』監修。ガーデンセラピーコーディネーター1級所持。建築・エクステリアの企画事務所「エムデザインファクトリー」を主宰し、大手ハウスメーカーやエクステリア業のセミナー企画、講師を行う。
2007年出版の『エクステリアの色とデザイン(グリーン情報)』の改訂版として、新刊『住宅+エクステリア&ガーデンの色とデザイン』が大好評販売中! 色の知識、住宅デザイン様式に合わせたエクステリア&ガーデンデザインとカラーコーディネート、プレゼンシートのレイアウト案など、多岐に渡る充実の内容! 書籍詳細はグリーン情報ホームページから。
著書
『住宅エクステリアのパース・スケッチ・イラストが上達する本』彰国社
『気持ちをつかむ住宅インテリアパース・スケッチ力でプレゼンに差をつける』彰国社
『住宅+エクステリア&ガーデンの色とデザイン』グリーン情報 など他多数
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