シンプルなテラスのある庭をもっと活用するために、おしゃれなガーデンルームへリフォームした事例をご紹介します。寂しい印象だったスペースが、和モダンな、そして過ごしやすい素敵な庭へ生まれ変わっています。
和モダンテイストのスペースへ
兵庫県宝塚市にある住宅。リフォーム前は、タイルテラスと塀に沿って植木が並んでいるだけでした。少し単調で寂しい雰囲気です。そのままテラスに出られる掃き出し窓は開放的で、部屋の中まで日差しを取り込んでくれていますが、広い庭には日差しを遮る場所がなく、一日中直射日光を浴びてしまいます。
また、掃き出し窓はどうしても部屋の中が丸見えになってしまうので、よくカーテンを閉め切っていたりしますよね。せっかくなので、天気のいい日には太陽の光をそのまま取り入れたいものです。
そこで、居心地がよくておしゃれなスペースに生まれ変わるために、ガーデンリフォームが行われました。
掃き出し窓の前には、天井部に開閉式のシェードが付いた木目調のフレームを設置。テラスのタイルもベージュや白系の色味へ張り替え、花壇スペースを広くとり、和モダンでおしゃれなガーデンテラスに生まれ変わりました。テラスや花壇の石材は、単調にならないよう2色づかいにして、遊び心と自然溢れる素敵なガーデンスペースに仕上がりました。
自然と触れ合う憩いのスペースへ
新設された花壇と塀に沿って空間を囲む植栽たちが鮮やかに賑わいます。庇の下のガーデンチェアに腰を下ろせば、まるで木立の中にいるような清々しい空気を感じられます。タイルには木々が影を落とし、涼しげな雰囲気です。
中心の大きな花壇に植えられた高木は、シマトネリコ。暖かい地域が原産の樹木で、暑さには比較的耐えられます。和風にも洋風にも合う爽やかな印象の樹種です。板石を立ち上げてつくった花壇は、メンテナンスもしやすくなっています。人工的な印象になりがちなテラスに自然な風合いがプラスされました。
シェードと格子で居心地のいい半屋外スペースへ
掃き出し窓の前の空間。開閉式のシェードを付けたので、日差しが眩しい時には閉めて、太陽の光を浴びたい時には開けて・・・。時間や季節に合わせた自由で贅沢な時間を過ごせます。角に入れている縦格子は隣地との目隠しに。
リフォーム前までは、直射日光を避ける場所もなく、隣家の視線も気になり、使いにくいと感じていたテラスが、食事やお茶も楽しめるほど居心地のいい空間になりました。縦格子は室内への目隠しも兼ねているので、カーテンを閉めきる必要もなく、外も中も快適なスペースができ上がりました。
夜は部屋から艶やかな緑を眺めるスペースへ
リビング・食堂・和室のどの部屋からも眺められるこの庭。夜になると電球色のライトが灯り、温かな雰囲気が住む人と空間を包み込みます。花壇の中に配したポールライトが木々たちの優しい表情を浮かび上がらせ、いつでも、どこにいても、自然の優しさや美しさ、力強さを感じることができる素敵な空間に生まれ変わりました。
いかがでしたか。
今回は寂しい印象だったテラスがおしゃれなガーデンルームに変身したリフォームの事例をご紹介しました。
皆さんも、ぜひ参考にしてみてください。
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