家の顔となる“門袖”の選び方と施工事例をご紹介

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“門袖”(もんそで)は、家のイメージを左右する重要な役割を果たします。しかし、住まいを新築したり建て替えたりするときは、内装デザインをどうするかのほうに重点を置いてしまい、「外装やエクステリアにまで気がまわらなかった」ということはありがちなのではないでしょうか。
ここでは、門袖とは何かについて解説するとともに、門袖のタイプやデザインの選び方、門袖の施工事例をご紹介します。
門袖とはなに?
はじめに、門袖とはどのようなものかについて解説します。
門袖とは
門袖(もんそで)とは、玄関の前に設置して、表札やポストなどの機能を持たせる壁のことで、エクステリア(家の外観やその周辺設備)の印象を決める重要な設備です。
家の周りがぐるりと外壁で覆われている場合は、外壁が門袖の機能を兼ねている場合も多くあります。
門柱との違い

門柱はその名の通り「門に立っている柱」です。門柱は、門扉を設置せずに独立して立っていることが多く、特に、表札やポスト、照明などの機能を備えた門柱を「機能的門柱」と呼びます。
門柱はポール(柱)状のもの、門袖は壁状のもの、という形状の違いはあるものの、エクステリアにおける役目としては、ほとんど同じといえます。
門柱は場所を取らないため、シンプルでスッキリとした外観に仕上がります。敷地内にあまりスペースがない場合は、門柱を選択するとよいかもしれません。
門袖は一定のスペースを必要としますが、その分デザイン性に富んでいて、家の外観の印象を左右する重要なポイントになるでしょう。
家のエクステリアデザインやスペースに合わせて、適した門柱、門袖を選びましょう。
門袖の選び方
門袖がどういうものか理解できたところで、次はどのようなタイプを選べばよいのかを見ていきましょう。
門袖につける機能を選ぶ

前述の通り、門袖にはいくつか機能を持たせることができます。
一般的には、照明、表札、インターホン、ポストの設置ができます。場合によっては宅配ボックスの設置も可能です。
主にポストのタイプには2つあり、1つは、前面の扉から出し入れするタイプと、前面から投函されたものを後ろ面から取り出すタイプがありますが、利便性とスペースに合わせて選びましょう。
前者であれば、門袖の後ろにスペースがなくても設置が可能で、後者は郵便物の取り出しが敷地の内側から簡単にできます。
門袖の大きさを選ぶ
門袖の一般的な高さは140~180cm程度です。家の外観や目隠ししたい部分などを考慮して高さや幅を決めましょう。
門袖の設置場所を選ぶ
前面道路に隣接するギリギリの場所に設置してしまうと、道路境界の縁石につまずいたり、インターホンを押す際などに車との接触の危険性が高まる可能性があります。ですので、門袖は、前面道路からの距離を40〜60cm程度確保して設置するとよいでしょう。
門袖の施工事例からデザインを選ぶ
続いては、さまざまな門袖の施工事例をご紹介します。家の外観に合うものを探してみてください。フェンスとの組み合わせや、駐車スペースなどとのデザインの調和も考慮して選んでみましょう。
立体的なデザインの門袖

平板を組み合わせることによって、個性あふれるデザイン性の高い門袖になっています。部材を横だけではなく縦にも配置。ほかにはない創作門袖は、落ち着き感を演出してくれます。
木材でやさしい印象の門袖

門袖の素材を木材にすることで、やさしい印象になります。また、周囲に花壇を作り、門袖よりも高い樹木をアクセントに植えています。このことで、ナチュラルな印象がプラスされています。
さまざまな板材で変化をつけた門袖

個性たっぷりのこちらの門袖は、多色の板材をランダムにつなげた変化のあるデザインです。ブラウン系でまとめながら、色合いが重くならないように差し色としてホワイトカラーの板材もミックスしています。
ブラックでシックにまとめた門袖

シックでスタイリッシュな家にマッチする、ブラックカラーの門袖。程よい高さの植栽を門袖の前に持ってくることで、緑が差し色となり、やわらかさがバランスよくプラスされています。
家の外観の印象を決める大切な門袖だからこそ、どのような機能が必要か考え、いろいろな施工事例を比較してみましょう。きっとご自宅にぴったりの機能性・デザイン性を備えた門袖が見つかるはずですよ。
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