敷地に余裕がある場合、家屋から少し距離をおいてパーゴラやテラスルームを設置することで、日常を離れ、贅沢な時間を過ごすことができます。また、自然の中で家族や友人と時間を過ごせば、新たな発見があったり、天気のいい日にはキャンプ気分でランチやディナーを楽しむことも可能です。今回は、家屋から少し離れた場所にある、自然豊かな庭をご紹介します。

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周囲の自然と調和したナチュラルなデザイン

写真/タカショー

兵庫県にある個人邸の敷地に、シンボリックなパーゴラが特徴的な庭があります。

ここは自然豊かな土地で、邸内の空いているスペースを活用してつくられた憩いのスペースです。住宅からパーゴラへと続く道は、鮮やかな芝生に敷かれた枕木が誘導してくれます。自然と調和しながらも美しく整備された庭は、特別な空間のように感じられます。

奥のパーゴラと手前のフレームは木目調のアルミ材が使用され、緑の多い周辺環境と調和しています。このパーゴラやフレームの濃いブラウンと、その間に張られたシェードのベージュとの組み合わせは、全体をシンプルにまとめつつ、緑をより鮮やかに魅せてくれます。木目調のアルミ材は、耐久性に優れ、変色しにくく、ナチュラルな雰囲気の美しい空間を長く楽しむことができます。

居心地のよさをつくるパーゴラとシェード

写真/タカショー

屋外の生活で心配なのは、日差しや雨。夏場は日差しが強すぎて、あまり外に出たくないという方もいるでしょう。しかし、せっかく庭があるのに使う季節を限定してしまうのは、非常にもったいないことです。

そんな心配を少しでも和らげるため、パーゴラにはシェードと屋根が設けられました。シェードはきちんと紫外線を遮って木陰のような快適な空間をつくってくれます。ここでは、ベンチのある場所が日陰になるよう、パーゴラの前面にシェードを張っています。

パーゴラの屋根となっている部分は、全面にポリカーボネートパネルをはめ込み、急な雨でも対応できるようにしました。背面は1枚おきにパネルをはめ込み、市松模様にして遊び心を出しています。デザイン性を保ちつつ、居心地のいい空間に仕上がりました。

色鮮やかに取り囲む植物たち

写真/タカショー

このスペースは広大な自然をバックに、さまざまな植物に囲まれています。森の澄んだ空気の中につくられた癒しの空間です。植えられた植物たちは鮮やかな色で賑わい、心を元気にしてくれそう。

パーゴラに向かって左に配している高木は、奥から常緑樹のシマトネリコとヒメシャラです。シマトネリコの葉は光沢があり、規則正しい形で涼やかな印象を与えてくれています。ヒメシャラの足元にはピンクと赤の可愛らしい花が咲くインパチェンス。そしてフレームの手前に植えたのは、アジサイアナベルやハナミズキ。それぞれに美しい白やピンクの花を咲かせます。

時の流れとともに、植物たちが個性的な表情で楽しませてくれる豊かな庭になりました。

山林の風情ある美しい景色を眺望

写真/タカショー

この庭は周辺が広大な自然に囲まれているだけでなく、近隣にも風情ある和風建築が多いので、美しく、どこか懐かしい眺望です。

雄大な自然を眺め、青空を見上げ、風に揺れる葉音や住宅から聞こえる人々の声に耳を澄ませる。そんな贅沢な時間を過ごしていると、ふとした瞬間に大事な想いや懐かしい思い出が甦るかもしれませんよ。

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