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アウトドア家具・ガーデンファニチャーとは? 庭に家具を置く文化と役割

アウトドア家具・ガーデンファニチャーとは? 庭に家具を置く文化と役割

仲良しのご近所やお友達を招いて、ティーパーティーを開いたりおしゃべりに花を咲かせたり。お庭にイスやテーブル、ソファを置けば、そんな素敵な風景が実現できます。ガーデンファニチャーをはじめとするアウトドア家具は、庭を飾る、楽しむ、くつろぐ、さまざまな効果を与えます。今回はそんなガーデンファニチャーの文化についてお話しましょう。

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ガーデンファニチャーはバロメーター

ヨーロッパのアウトドアを印象付けるものにガーデンファニチャーとパラソルがあります。ガーデンファニチャーとは、テーブルやベンチなど庭園用の家具をいいます。アウトドア・リビングを楽しむには欠かせないもので、家具によって個性豊かな空間が演出されます。

日本では古くから竹製の縁台や石のテーブルセットなどがあります。縁側の部分で座る席が兼用されていたのだと思いますが、茶会や庭で花を見るときには、縁台のようなものも使われていました。

欧米の南方の地域のレストランやホテルでヒータを使った仕組みがあるので、冬場になっても健康的なイメージを求めてか、テラスゾーンは人気があります。欧米の文化との違いは、この庭での過ごし方ではないかと思われます。室内の暮らしでは味わえない風や光や自然、また圧迫感のない空間に魅了されるのでしょう。

新しいライフスタイルの流入は、通常このような先行した文化のある国で使われているのに憧れ、そしてホテルや商業施設、高級施設などのお金を払って楽しめる空間で使われるようになり、やがて一般の生活に流れていくのです。

日本でも、少しずつデッキを家の延長線上に取り付け、オーニング、パラソル、ポーチなどの下にガーデンファニチャーを置くという文化が広がってきています。屋外用ということで、耐候性が要求されますが、ざまざまな素材が、その特徴を生かし、ファニチャーとして使われています。

ガーデン用の家具として人気があるのは、チーク材を使ったものや、軽くて錆びないアルミ、本物のような素材感やモダンさを出した人工ラタンなど。鉄製ファニチャーも、錆びた風合いを良しとする伝統のある国ではよく使われています。人みなそれぞれがコミュニケーションの場として、屋外で食事をしたり、ワインなど片手に尽きることない会話を楽しむ。たかがファニチャー、されどファニチャーで、ガーデンはそれぞれの国の文化の進展度を測る絶好のバロメーターとなります。

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