「海が見える家」というのは、誰もが一度は憧れるロケーションですよね。ところが、海沿いの家で怖いのは、風や雨が塩を運び建築物や車がサビて劣化してしまう“塩害”です。楽しんできた休日の帰りに、自宅の塀にサビで汚れた場所をたくさん見つけて、ちょっとがっかり…なんてことにもなりかねません。せっかくお気に入りの場所に住んでいるのに、これではもったいないですよね。
そこで今回は、塩害によって汚れてしまったコンクリート壁をそのまま利用し、きれいでメンテナンスも楽になった外構リノベーションの事例をご紹介します。
重厚で高級感のある外構へ変身
上の写真はリフォームをする前の海沿いにある住宅。海沿いの家に住んで、休日はマリンスポーツを楽しんだり、午後はサンセットを眺めたり…。そんな憧れの場所に住んで自然とともに暮らす・・・楽しいことが盛り沢山の生活ですが、同時にさまざまな苦労があります。
リフォーム後、すっかり綺麗になったコンクリート壁。サビ垂れがひどかったコンクリートの壁に天然石を積み上げたテクスチャーのアートボードを貼り付け、高級感を出しています。
さらに、門まわりと境界フェンスにはダークブラウンの木目のテクスチャーが入った部材を使用することで、重厚感を。白い壁、フェンス、門の色調によって、シックで清潔感のある素敵な外構になりました。
遊び疲れた休日や、頑張って仕事を乗り切った日など、体は疲れていても素敵な外構が出迎えてくれれば、ホッと癒されて一日を終えることができるのではないでしょうか。
既存壁面を活かして美しく、かつ機能的に
コンクリートの壁に新しく貼り付けられたアートボードは、天然素材の表情を忠実に再現したテクスチャーを使用。凹凸がないため、溝や隙間に汚れがたまる心配がなく、汚れた場合にもきれいに落とすことが可能です。
海沿いの家では、塩害だけではなく、風で運ばれた小さなゴミや砂なども気になりますが、このボードなら付着する汚れも少なく、見た目も自然な美しい壁に生まれ変わります。
重厚感のある門まわりとフェンス
家の顔となる門まわりや、外と内を仕切る境界まわりはダークブラウンの木目を取り入れたことで、重厚感のある印象に。白い石壁は高級感でシックな印象を与え、そこにダークブラウンのカラーが入ることで、モダンで落ち着きのある門構えとなりました。新たに設置された門は、防犯性も高めます。
今回は、美しい壁と重厚感のある門構えが完成。今までは汚れを気にしながらだった家の前での立ち話も、これからは心おきなく盛り上がれそうですね。
このように、気になっていた壁の汚れも、既設のものをそのまま活用して効率よくきれいに、そしてより楽なメンテナンスに、生まれ変わらせることができます。
家を守る大事な塀や門まわりをきれいにしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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