新築で家を建てるとき、エクステリアは後回しという人も多いのではないでしょうか。しかし、外構は防犯に大きく関わってきます。侵入者を防ぎ、家の中のプライベートをきちんと守る。そして家の顔として品格を保つ。それらがエクステリアの大事な役目です。建物に合わせて統一感と品格を持たせ、住む人のことを考えた居心地のいい庭が出来上がっています。今回は防犯性の高い“クローズスタイル”のエクステリアの施工事例をご紹介したいと思います。

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敷地外から見ると、防犯性もあり品格も備えたモダンなデザイン

写真/タカショー

エクステリアには、大別すると2つのスタイルがあります。門扉やフェンスがなく門柱のみ設置しているような、おしゃれで開放感のあるスタイルは“オープンスタイル”、その逆の、完全に隣地や道路との境界線を仕切っているスタイルは“クローズスタイル”といわれています。

この住宅のエクステリアはクローズスタイルになっています。

建物は白とダークブラウンのモダンなデザイン。その雰囲気を壊さないよう、ダークブラウンの木目調の部材が使用されている門扉と境界フェンスを設置。建物のポイントとなっている色と、門扉と境界フェンスの色を合わせることで、全体の統一感が強く出ています。門袖にベージュを使うことでナチュラル感をプラスし、重すぎず柔らかい雰囲気の上品な門構えとなりました。

クローズドスタイルは、敷地をフェンスや門扉によって全て囲うため、防犯性が高いことが特徴です。今回設置されたフェンスと門扉は、どちらも隙間をあけて外からの見通しをよくしています。中に侵入者が入った際には人影が見えるため、近所の方の目が届き、帰宅時にも侵入者に気づきやすいというメリットがあります。また、フェンスも外からは簡単には乗り越えられない高さで設計されています。

敷地内から見ると、楽しい時間を過ごせるナチュラルなガーデン

写真/タカショー

敷地内では、ベージュのアプローチ、芝生の緑、フェンスの木目や色とりどりの花々、そしてウッドデッキと、ナチュラルな雰囲気を出しています。玄関への動線は、はっきりと分かれ、デッキまわりはガーデニングが楽しめるスペース、ウッドデッキは物干しや作業に利用できるスペースと、しっかり用途に合わせてゾーニングされています。

写真/タカショー

ウッドデッキでは、横貼りのフェンスが程よい高さの目隠しになっています。ウッドデッキからつながっている部屋への視線も、フェンスが遮ってくれるので、カーテンを開け放って光を入れることができます。部屋とウッドデッキとの段差はなくしているので、スムーズに出入りでき、身体にも負担の少ない空間になっています。

また、横貼り板のフェンスは現場で隙間を調整し、内側からハンキングバスケットをかけられるようにこだわったそうです。こういった工夫のおかげで、芝生スペースだけでなくウッドデッキでもガーデニングを楽しめます。それに加えて、部屋の中からもフェンスにかけられた花々を眺めることができるようになりました。

ガーデニング好きのお客様が、外でも中でも自由に花々を愛でながら楽しい時間が過ごせる快適な空間になっていますね。実際に住む人の暮らしに寄り添った、心遣いあふれる素敵なデザインです。

 

防犯性を高めると共に、プライベートな空間として楽しむこともできるクローズドスタイルのエクステリア。今回の事例では、庭でも家の中にいても、住む人が安心して楽しめる空間を提供することに成功しています。

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