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南国リゾート風ガーデンをより楽しむためのライティングテクニック

南国リゾート風ガーデンをより楽しむためのライティングテクニック

南国植物がある非日常のようなリゾート空間。夜にライトアップをすると、より一層幻想的な空間を演出することができます。ここでは、そんな南国風のガーデンをさらに楽しむために取り入れたい、ライティングテクニックをご紹介します。

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南国リゾート風をより素敵に演出

南国風の庭には派手な色味の壁面や建材は比較的に少なく、自然の色味に近い建材などが多く使われています。光を上手に取り入れるには、その自然色の建材などを活かせるライトアップを意識しましょう。

光の色味は白色、暖色どちらでも好みで。しかし、色味をそろえて統一感をもたせることは大切です。また、影をつくると、南国風の空間をより引き立たせてくれます。

そこで今回は、南国リゾートのような空間を、夜もいっそう素敵に見せるライトアップの方法をご紹介していきます。

リゾート空間をライトアップするポイント

ヤシの木などの南国植物をアップライトで明るく

〈基本は下から強く照らしましょう〉
南国植物をこのように光量の強いもので下から照らすと、存在感がさらに引き立ちますね。背が高く迫力のあるものが多い南国植物は、光量が強めのライトアップでその特徴が際立ちます。ライトアップされると、このような南国植物の幹は陰影が強調されて目立ちますね。

〈白の光でライティングしてもOK〉
白色光で植物をライトアップすると、暖色のライトアップとはガラッと雰囲気が変わりますね。同じような光量でも白色のほうが明るく感じられます。

〈影をつくるのも効果的〉
このような直線的な葉の植栽にシャドーライティングをすると、壁面にデザインされたような影が映って面白いですね。 植栽の影を上手に使った例です。

*シャドーライティング
下写真のように、樹木の影を壁面に映す方法のこと。

水や壁面を活かしたライトアップ

〈南国風の庭にも合うウォーターガーデンで癒しの空間に〉
南国風の庭は、ウォーターガーデンとも合います。ウォーターガーデンがある場合は、ぜひ水もライトアップしてみてください。水をライトアップすることで空間の雰囲気が変わるのはもちろん、水のゆらぎによって癒しの効果も得られます。

〈壁面の凹凸を活かしたライトアップ〉

〈壁面の凹凸を活かしたライトアップ〉
壁面をライトで照らすことで、素材の凹凸感が引き立っています。壁面から近い位置でライトアップすると、より壁面のテクスチュアが際立ちますね。その光の前にプランターなどを置くことによって、シルエットライティングの効果も出すことができます。

*シルエットライティング
下写真のように、光を隠すようにプランターなどを置いてシルエットを浮かび上がらせる方法のこと。

〈白壁の反射を使ったライトアップ〉
動線側の側面をライトアップすると、壁面の反射で周りも明るくなりますよ。真っ白な壁面は光の反射率が高いので、このように壁面を照らすとライティングの効果がさらに高まります。また、このようなプランターをグランドライトで一面だけライトアップすると、横面との明暗の違いがはっきり出て効果的です。

リゾート空間に合う光

煌めきのあるライトアップ

〈光源が直接見える光〉
光源が直接見える光を飾りとして置いても素敵です。

〈キャンドルの光〉
点光源をところどころに置くとアクセントにもなります。壁面を明るく照らすことで奥行き感が出るだけでなく、空間自体が明るく感じられます。このような空間でゆっくり食事ができたら素敵ですね。

影を出すライトアップ

〈器具のデザインによってつくられる光と影〉
夜になるとライトによって陰影が出るので、昼とは違った印象に。南国植物もライトアップで迫力が増していますが、器具によって地面に描かれた影もアクセントになっています。

〈陶器の中に光を入れる〉

〈陶器の中に光を入れる〉
光が中から漏れることで置物のシルエットが浮かびあがります。光を上手に取り入れることで、南国リゾート風の空間がさらに幻想的な雰囲気になっています。

南国風の庭のライティングは、光と影をはっきりさせるものが多いですね。

南国植物を照らす際は電球色だと温かく落ち着いた雰囲気に、白色だと迫力が感じられます。

テクスチュアや樹木も独特な南国風の庭は、ライトアップをするとより引き立つものがたくさんあります。これらを上手に活かして、南国リゾートのような空間をライティングで楽しんでみてはいかがでしょうか?

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