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よりかわいく! 育てやすく! 楽しくなった「クリスマスローズの世界展2024」

今まさに開花を始めた早春の宿根草、クリスマスローズ。冬の貴婦人とも称されるこの花の魅力をあますことなく伝える「クリスマスローズの世界展2024」が東京・池袋サンシャインシティで開催されます。クリスマスローズマーケットには、人気の生産者がこの日のために揃えた、とっておきの希少品種も登場。貴重な機会をお見逃しなく!
目次
2月23日(金)〜24日(土)開催「クリスマスローズの世界展2024」
新品種を紹介する「新花コンテスト」入賞・出品作品展示や日本クリスマスローズ協会会員が育てた美しい花々など、クリスマスローズの魅力が堪能できます。イベントの目玉であるクリスマスローズマーケットには人気の生産者や園芸店、園芸資材のお店が勢揃い。今年出展するクリスマスローズナーセリーの中から「横山園芸」と「クリスマスローズ ふみ屋」に、今年の一押し品種について伺いました。
愛らしさが進化した‘プチドール®︎’をご覧ください!

今や日本のクリスマスローズは精緻な美しさと圧倒的なバリエーションで世界を驚嘆させるほど。そんなクリスマスローズの育種の第一人者が、横山園芸の横山直樹さんです。

横山さんは、英国アシュウッドナーセリーで育種のノウハウを学び、これまでクリスマスローズにはなかった小輪で多花性、コンパクトな株姿に小さい葉っぱが特徴の‘プチドール®︎’や、花弁数が40枚以上になる大輪で華やかな‘プリマドレス®︎’、H.チベタヌス交配の‘ヨシノ’など、数々の名花を誕生させてきました。

「100年後にも残る花を作りたいと思って、日々育種に取り組んでいます。整った形、品のある美しさ、可愛らしさだけでなく、丈夫に成長してくれる引き締まった株づくりをすることを大事にしています」と語る横山さん。なかでも今回のクリスマスローズ展で注目してほしいのは、‘プチドール®︎’だといいます。

「‘プチドール®︎’は日本の栽培環境に合わせて、狭いスペースでも楽しめることや育てやすさを課題にし、2001年に育種に取り組んで以降、今に至るまでどんどん進化させてきました。その結果、非常に可愛らしい花になってきました。花の色も明るくクリアーになり、花の大きさもより小ぶりな子たちが増えてきました。そしてダブル八重咲きタイプも少しずつお目見えしています。‘プチドール®︎’を使った寄せ植えのワークショップもありますので、ぜひ会場で新しい魅力に触れて、皆様で早春の花の楽しみを共有していただけたらと思います」。

幻の花、チベタヌス交配の多彩なカラーバリエ

幻のクリスマスローズ、チベタヌスの交配ナーセリーとして知られる「クリスマスローズ ふみ屋」で注目なのは、やはりチベタヌス交配の最新品種。
チベタヌスとはクリスマスローズの原種の一つで、ほとんどの原種が欧州に分布するのに対し、中国の四川省〜甘粛省の山奥に隔離分布します。幻といわれる所以は、1869年にフランス人宣教師のダヴィッド神父が発見して以降、100年以上も行方知れずとなったことから。その後、日本人の荻巣樹徳氏が神父の日記を頼りに中国の山奥へ分け入り、標高2,100m地点でチベタヌスを再発見。1世紀ぶりの空白を埋めたこの大発見は、日本のみならず欧州にも一大センセーションを巻き起こしました。さらにチベタヌスとの交配により数々の美しい園芸品種を生み出し、クリスマスローズの世界をより多様にしました。

チベタヌスは比較的早く芽を出し、冷たい空気の中で透き通るように薄い和紙のような質感の淡桃色の花を咲かせます。植生豊かなアジアでただ一種生き残ったチベタヌスは、ほかにはない美しさが魅力。「クリスマスローズ ふみ屋」では、そのチベタヌスを花粉親にほかのクリスマスローズを交配し、赤花や黒花など、新しいタイプのチベタヌス交配クリスマスローズを作出。個性豊かな花が会場に多数お目見えします。
こうした希少品種をゲットしたいなら、1時間早く入れるアーリーチケットがおすすめです。さらに、15時以降から入場できるお得なレイトチケットもありますので、ランチやお買い物の後に寄って、新しいお花をぜひ楽しんでください!
クリスマスローズの世界展2024〜魅惑の花・新たなステージへ〜
開期:2月23日(金)〜24日(土)
時間:10時〜19時(*アーリーチケットは9時〜)
会場:東京池袋・サンシャインシティ文化会館ビル2F 展示ホールD
HP:https://crsekai.com
Credit
写真&文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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