園芸の民間資格、「グリーンアドバイザー」をご存じですか? グリーンアドバイザーとは、植物とその育て方についての正しい知識を持ち、園芸・ガーデニングの魅力を伝えることのできる人に与えられる称号です。現在、ガーデンストーリープロデュースの「庭づくり企画」で家庭菜園などのガーデニングに挑戦している、神奈川県ご当地アイドルグループ「YOKOHAMA男子」(通称はまだん)のメンバーが、この度グリーンアドバイザーの資格取得に挑戦することになりました。今回は、ライブ出演やダンスレッスンなど、アイドルとして活動する傍ら、2022年9月に実施される試験に向けて日々奮闘する彼らの勉強風景を覗いてみました。

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グリーンアドバイザーとは?

グリーンアドバイザーのキャラクター
グリーンアドバイザーのキャラクター

グリーンアドバイザーとは、公益社団法人 日本家庭園芸普及協会が認定する資格で、植物の栽培に関する正しい知識を持ち、園芸の魅力・楽しみ方を伝えられる人が取得できる称号です。ガーデニング人気が高まる中、園芸・ガーデニングに関する適切な指導やアドバイスができる人材が広く求められており、2022年現在、全国に約11,000人いる有資格者は、園芸相談員やセミナー講師、園芸店の販売員、造園業、学校・研究機関、園芸関係の地域活動など、さまざまな分野で活躍しています。

一見すると、「園芸業界で働いている人しか受験できないの?」という印象を受けますが、そんなことはありません! 2021年度より従来の受講・受験資格や年齢制限が変更となり、現在は年齢・性別・学歴・職業・経験・国籍による制限はなく、資格取得を目指す方であれば誰でも受講・受験ができます。

「園芸の知識をもっと深めたい」「自身の活動や交流を広げて、園芸の仲間を増やしたり地域活動に参加したい」という思いを持つ方にはぜひおすすめしたい資格です。

グリーンアドバイザーの資格については、過去の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

ガーデニングビギナーが、グリーンアドバイザーの資格取得に挑戦!

YOKOHAMA男子
YOKOHAMA男子

現在ガーデンストーリーの連載、 はまだんの「ステキなお庭をつくろう!」企画で初めてのガーデニングに挑戦している、神奈川県ご当地アイドルグループ「YOKOHAMA男子」(通称はまだん)。音楽の力で横浜そして神奈川を元気にしよう! というコンセプトのもと結成されたグループで、ライブやメディア出演、神奈川県内を主軸にしたイベント活動を行いながら、彼らが共同生活を送るシェアハウス「はまだんハウス」にある庭で、土を耕しタネから植物を育てたり、家庭菜園で栽培した美味しい新鮮野菜を堪能するなど、日々ガーデニングの経験を積み重ねています。

自宅にはスコップもジョウロもない、まるっきりのビギナーからスタートした企画ですが、植物に触れ失敗や成功を経験する中で、「もっとガーデニングを楽しむために知識をつけたい」と、メンバーの戸田健太さん(たっつん)と富田慧太郎さん(けいたる)の二人がグリーンアドバイザーの受験を決意しました。

講義動画を視聴して勉強中
グリーンアドバイザーの試験を受験する、戸田健太さん(写真左)と富田慧太郎さん(写真右)。講習動画を視聴しながら勉強中

グリーンアドバイザーの資格取得に向け、まずは認定講習・試験の申し込みと受験料の振り込み等手続きを行うと、協会が独自に作成した認定講習テキストが届きます。このテキストとインターネット配信による講習動画の視聴を通じて学習を進め、二人は2022年9月に実施される筆記試験を受けることになります。

テキストを読んで勉強中

グリーンアドバイザーの試験には、学校の理科や生物で習うような植物生理学や、家庭園芸を楽しむ上で必須となる園芸作業、用土や肥料の知識、また、園芸デザインや飾り方といった造園業や園芸店の業務で役立つ知識など、園芸にまつわる幅広い内容が含まれます。そしてその内容が、受験者のもとに届く認定講習テキスト、基礎編と資料編の2冊に詰め込まれています。

テキストを手にした富田さんは「初めは、受験料がやや高いかも…と感じましたが、ここまで豊富な情報を網羅したテキストが届き、講師の方の解説動画を視聴した上で受験に挑めるなら十分に価値があるものだと感じました」と話し、日々テキストに目を通し、反復学習を欠かさないそうです。

カードを使って勉強中
ガーデンストーリー編集部が「参考に」と提供した「植物コレクションカード」で植物名を覚える二人

共同生活を送る二人が共に受験するということで、仲間がいるぶん一人でコツコツと勉強するよりも励みになるようです。わからないところを質問して教え合ったり、「テキストはどのあたりまで進んだ?」と、時には競うようにして刺激し合い、勉強のモチベーションを保つことも。

グリーンアドバイザー試験の例題

また、試験の約1カ月半前の7月中旬、二人は、日本家庭園芸普及協会のウェブサイトに公開されているグリーンアドバイザーの試験問題の例題60問に挑戦! 実際の試験では、制限時間1時間で、◯✕式40問、三択式40問、合計80問が出題されるので、当日の試験をイメージして例題60問を45分以内に解いてみることにしました。

グリーンアドバイザー試験例題に挑戦

その結果、戸田さん、富田さんともに5〜6割の正答数という結果に! 「問題は◯✕式と三択式と、全問が選択式なので、あやふやな問題は偶然点が取れたケースもあります。まだまだ勉強が足りないですね…!」と苦い顔をしていた戸田さん。「間違えた問題だけでなく、正解した問題も見返すことで、理解の漏れがないようにしなくちゃ」と、富田さん。

一方で、あくまでも例題を解いてみての感覚ですが、問題数に対して時間が足りないということはなさそうで、試験では解いた問題を見返す余裕もあるかもしれません。

さて、横浜国立大学出身の戸田さんに、理系で頭脳派な富田さんと、はまだんの中でも特に勉強が得意な二人ですが、初心者からのスタートで9月の試験までに学習は間に合うのでしょうか!?

受験勉強中の二人にインタビュー!

グリーンアドバイザー試験勉強中

YOKOHAMA男子リーダーで、フラワーアーティストでもある戸田健太さん(たっつん)

戸田健太さん

―ガーデニング歴や植物に関する知識量は?

ガーデニング歴は半年ほどです。生け花の師範である祖母の影響で、幼い頃から花を使った作品を作ることが好きで、現在はプリザーブドフラワーのアレンジメントの販売やレッスンを行うフラワーアーティストとしても活動しています。プリザーブドフラワーとして流通するメジャーな花には馴染みがありますが、ガーデニングに関してはビギナーで、植物全体の知識は多いほうではありません。

―受験を決めたきっかけは?

僕達YOKOHAMA男子のメンバーが共同生活を送る「はまだんハウス」の庭で、家庭菜園や花壇など、初めてのガーデニングに挑戦しています。実際に庭づくりをすることでガーデニングへの関心が高くなり、せっかくならより知識を深めるために資格を取ろうと思いました。

―勉強はどのように進めている?

まずはテキストを何度も読み込み、ある程度理解してきたら重要と思われる用語や解説をノートに書いて覚えています。また、テキストには写真がないので、初めて見る花の名前が出てきた際は、その都度ネットで検索して花の写真を見るようにしています。

―勉強するにあたり、苦労している点は?

植物の栽培経験がまだ浅いので、初めて聞く園芸用語や花の名前が非常に多いです。文章だけでは頭でイメージしにくく、解説文を理解したり用語を覚えるのに苦労しています。

―勉強を始めてから、何か変化はあった?

僕は自分のプリザーブドフラワー作品を百貨店の店頭などで販売する機会があるのですが、やはりお客様は花が好きだったり、ガーデニングをされている方も多くいらっしゃるので、園芸の知識が増えることでお客様との会話の幅が広がり、嬉しいなと感じています。

―合格したら資格を何に生かしていきたい?

はまだんハウスの庭でさまざまな植物の栽培にチャレンジしながら、園芸の楽しさを人に伝えていきたいです。知識を深め、経験を積んでいったら、将来的には園芸関連のイベントに参加するなど、花好きの方々と交流を深めていきたいです。夢は講演会にゲストとして呼ばれること! いつかそんな日が迎えられるように…頑張ります!

―受験への意気込みをどうぞ!

受験にあたり、こんなに熱心に勉強をするのは学生の時以来だと気が付きました。大人になってから何かの目標に向けて勉強に励むというのはとても新鮮であり、刺激になっています。残りの期間も仲間と一緒に学習を楽しみながら切磋琢磨し、必ず合格に結びつけたいと思います!

野菜ソムリエの資格をもつ、資格マニアな富田慧太郎さん(けいたる)

富田慧太郎さん

ガーデニング歴は?

たっつんと同じく、はまだんハウスの庭づくり企画がきっかけでガーデニングを始めたので、歴は半年ほどの初心者です。グリーンアドバイザーの受験勉強は6月頃から始めました。

受験を決めたきっかけは?

庭で花や野菜を育てていて、同じ環境にいるさまざまな植物たちの中でもある植物だけが枯れてしまうなど、初心者にはわからない疑問や失敗に直面する機会があります。専門家の方からアドバイスをいただきながら手入れなどをしていますが、植物の基本的な知識をつけてガーデニングをより深く楽しみたい、と思い受験を決めました。

勉強はどのように進めている?

テキストを読むだけではなかなか頭にインプットできないので、講習動画を視聴したり、ノートに書き写すなどして勉強しています。また、たっつんとゲーム感覚で互いにクイズを出し合ったりすることもあります。

勉強するにあたり、苦労している点は?

やはり初めて聞く用語が多く苦戦しています。たくさんの情報を整理しながらの暗記はとても苦手なので大変ですね。一方で、学生時代に授業で習った内容であったり、植物栽培で実際に経験したことは覚えやすいです。

勉強を始めてから、何か変化はあった?

植物の基礎を学び始めたことで、それぞれの植物に適した環境や水のやり方、剪定などの必要な手入れの知識がつき、早速庭づくりに役立っています。

合格したら資格を何に生かしていきたい?

資格を取ったら終わりではなく、合格した後も勉強を続けて幅広い園芸の知識を身につけたいです。樹木の栽培や寄せ植えなど、まだ経験していない分野のガーデニングにも挑戦して、はまだんハウスの庭をもっと豊かにし、四季を通じて庭の楽しみを発見していきたいです。

受験への意気込みをどうぞ!

試験まで残りわずかですが、焦らず諦めず勉強を進めて、必ず合格したいと思います!

決戦の日は9月11日! 

戸田健太さんと富田慧太郎さん

園芸関連の資格として30年以上の長い歴史があるグリーンアドバイザーは、著名な園芸家や園芸業界業界で働く方はもちろん、学生や、趣味でガーデニングを楽しむ方々など、今や幅広い層の方が受験されています。趣味の範囲で楽しむ方が園芸知識の底上げを目的にするのもよいですし、資格を生かしてさまざまな仕事や地域活動に参加する機会につなげたり、園芸業界の人脈を広げるステップであったり、コミュニティを広げて仲間ができるきっかけにもなります。ベテランガーデナーさんはもちろん、ガーデニング初心者でも「もっと園芸を深く楽しみたい!」という意欲のある方におすすめしたい資格です。

興味を持った方は、公益社団法人 日本家庭園芸普及協会のウェブサイトをご覧のうえ、前述の試験問題の例題を解いて受験の参考にしたり、グリーンアドバイザーの活動内容を見てイメージを膨らませてみて、ぜひ来年度の受験にチャレンジしてみてくださいね。

二人が受ける試験の日程は2022年9月11日。残り少ない日数の中、ライブ活動やレッスンの合間をぬってラストスパートの勉強に励んでいます。応援よろしくお願いします!

公益社団法人 日本家庭園芸普及協会ウェブサイト
https://www.kateiengei.or.jp

はまだんの庭づくり企画についてはこちらから
https://gardenstory.jp/?s=はまだん

庭づくりの様子はYOKOHAMA男子公式YouTubeチャンネル「はまだんTV」でも公開しています。こちらもチェックしてみてくださいね。

動画のご視聴はこちらから
https://www.youtube.com/channel/UCbF2EyAywVpiReWvTqQgFlA/featured

YOKOHAMA男子プロフィール

2017年11月、「音楽の力で横浜そして神奈川を元気にしよう!」というコンセプトのもと結成。 神奈川県内のお祭りやイベントに積極的に参加、さらには横浜市内での路上ライブにも力をいれて活動してるほか、「神奈川県犯罪防止応援アイドル」として神奈川県警の詐欺防止運動にも取り組んでいる。今後は地域の食や文化そしてSDGsなど、アイドルの枠組みにとらわれずに視野を広げて、よりよい社会作りに貢献できるグループを目指す

Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCbF2EyAywVpiReWvTqQgFlA
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Official Site: http://hamadan.yokohama/

Credit

ガーデンストーリー編集部

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