2021年春から夏まで開催した【Instagram バラのフォトコンテスト2021】。今シーズンに撮影した“お気に入りのバラ” “ 心を打たれたバラのあるシーン”をテーマに、たくさんの方にご投稿いただきました。ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました!⠀ここでは、受賞者20名様の素敵な写真を「ガーデンストーリー」編集部のコメントとともにご紹介いたします。今年は外出自粛でバラ園に足を運べなかった方も多いと思いますが、このコンテスト写真でバラのある美しい風景を楽しんでください。

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最優秀賞「tomiyama2225」さん

 

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屋根から咲きこぼれるピンクのつるバラ、繊細にカラーリーフを組み合わせた品のいい花壇など、ガーデンシーンとして見所いっぱいですが、それ以上に庭のある美しく豊かな暮らしを想像するのが楽しい1枚です。コテージの中にはダイニングセットが置いてあり、オレンジ色の灯りがともっています。テーブルの上に飾られた花は庭から摘んだものでしょうか。これから家族や友人たちとここで食事をするのかもしれません。暮れゆく庭を眺めながら、バラの香りをのせた風に吹かれて、楽しくおしゃべりをしながらテーブルを囲む初夏。なんと贅沢なひと時でしょう。つるバラがここまで育つのには何年かかったでしょうか。長い時間をかけて、美しい暮らしの場を丁寧に作ってきたことがうかがえます。遠くへ出かけることがままならないこの時代。その丁寧な仕事が改めて尊く感じる写真です。

最優秀賞のtomiyama2225さんには、ウィリアムモリス柄の鉢(提供:澁谷商店)とロイヤルガーデナーズクラブのガーデンリールⅡ(提供:ロイヤルガーデナーズクラブ)のセットをお贈りいたしました。おめでとうございます!

編集長賞「memeblossom」さん

 

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うつむき加減に咲くつるバラの‘ジャスミーナ’は、少し遅咲きで、ほのかに香る品種のようですね。純白の‘アイスバーグ’や足元の小花たちによるロマンチックな色合いのコラボレーション。画面いっぱいの花々の風景に、吸い込まれるように見入ってしまう写真です。中央の木製ランタンと、その奥にちらりと向こうの風景が覗くことで奥行きが感じられて、他のエリアも拝見してみたいと思いました。副賞として来年春、編集部による取材をお約束させていただきました。ご主人と2人で庭づくりをされているそうです。「何度もくぐり抜けた」という花咲くアーチをくぐる日が楽しみです。

編集長賞のmemeblossomさんのお庭には、後日ガーデンストーリー編集長が取材と撮影にお伺いいたします。取材した記事はガーデンストーリー内で記事にしてご紹介します。どうぞお楽しみに!

ディレクター賞「ymjunjun」さん

 

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いい瞬間を発見しましたね! 野鳥と花の取り合わせはとてもフォトジェニックですが、ペットと違ってそこにとどまらせておくことができないので、出会った瞬間がシャッターチャンス。スズメは警戒心の強い鳥ですから、きっと「行かないで!」とドキドキしながらシャッターを切ったことでしょう。赤いバラとスズメが青空を背景に際立ち、メルヘンチックな雰囲気です。オベリスクの天辺にとまって休憩中でしょうか。それともバラにいる虫を食べているのかな? 山下公園での撮影とのこと、バラが市の花でもある横浜はあちこちにバラの咲く公園が点在し、フォト散歩にはうってつけ。こんな写真が撮れたら1日ハッピーな気分で過ごせそうです。

ディレクター章のymjunjunさんには、バラのブーケ(提供:(hana-naya)ハナナヤ)をプレゼントいたしました。おめでとうございます!

優秀賞「aichan117」さん

フローリストの店頭の写真かと思いきや「雨降りの前に摘んだお気に入りの花たち」とのこと。雨が降ると花弁が散ったり、汚くなってしまうため、その前にきれいに咲いている花を摘んで、飾って楽しむというローズラバーは少なくありません。それにしても、これほどのバラの花はまさしく育てていればこその贅沢。香水よりも濃厚な甘いバラの香りがしそうですが、その香りも育てていればこそ。意外かもしれませんが、花屋のバラには香りがないものがほとんど。香り成分をたくさん含んでいると、花が傷みやすいのだそうです。写真にはFavorite rosesの文字がありますが、マリー・アントワネットの肖像画に描かれるような幾重にも花弁を重ねたクラシカルなバラがお好みなのですね。ゴージャス&エレガント&リッチな気持ちにさせてくれる1枚です。

優秀賞「rose365days」さん

モーブ色のつるバラ‘レイニーブルー’とサルビアネモローサのコンビネーションがおしゃれな1枚。天井とフェンスがあるので場所はベランダですが、奥には2基のアーチがうっすら見えます。立体的に仕立てることで空間を活用しながら、日当たりも確保しているのですね。たくさんの花を育てられないからこそ、きっと花選びも吟味していらっしゃることと思います。‘レイニーブルー’は日当たりガンガンでないところのほうが淡い紫色が美しく出る花です。小ぶりの花が房咲きになってたわわに咲き、四季咲きでコンパクト。ベランダにはぴったりですね。ぜひベランダガーデンの方はrose365daysさんのインスタをのぞいてみてください。限られた空間でバラを楽しむ工夫がたっぷりですよ。

優秀賞を受賞されたaichan117さんとrose365daysさんには、ロイヤルガーデナーズクラブのジョーロ(提供:ロイヤルガーデナーズクラブ)と燕三条の職人技光る「小さな寄せ植えセット」(提供:浅野木工所)のセットをお贈りいたしました。おめでとうございます!

特別賞「chiekuma0602」さん

パーゴラ(東屋)にからませたふわふわとした淡いピンクの花は‘ポールズ・ヒマラヤン・ムスク’。中輪のピンクは‘デュセス・ダングレーム’。深いパープルレッドは‘シャルル・ド・ミル’。どれも香りのよいことで知られるバラですから、パーゴラの中はさぞかしよい香りであふれているに違いありません。バラの組み合わせから下草のチョイス、繊細なラインのガーデンファニチャーにレース刺繍のテーブルクロス…。どれをとってもまさしく絵になる一枚ですが、この一枚が生まれるまでの庭への情熱と愛情もひしひしと感じます。庭づくりの上手な方は写真もお上手ですが、この構図も空間と色彩のバランスが素晴らしいですね。この美しい風景の中に入ってみたいなあと思わずにいられません。

特別賞「emdyluckynadia」さん

 

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幸せ感たっぷり、穏やかで癒やされる1枚です。ソフトフォーカスと光の入れ方が余計にそんなムードを演出しています。屋外での写真は光の使い方次第で劇的に画面が変化しますが、ワンちゃんの背景の光のキラキラがとてもうまく構図に入れられています。香りをかいでいるような仕草ですが、犬は人間の1億倍の嗅覚を持つと言われていますから、きっとこのような自然環境では居心地がよいに違いありません。バラ園などではペットを連れて入ってよいところもありますし、フォトスポットを作ってくれているところもたくさんあるので、ぜひ一緒にお出かけして素敵な思い出を作られてください。

特別賞「kyon9698」さん

 

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画面を埋め尽くすバラは‘ポールズ・ヒマラヤン・ムスク’。1株で8m以上伸びる大型のつるバラで、小輪ながら覆い尽くすように花が咲く姿は遠くから見ても圧巻ですが、この写真はあえて接写。斜めから捉えて奥行きを出し、空間の広がりと花に埋もれるようなロマンチックな感じが、撮影者のこの景色への感動を表しているようです。ほんのり甘い香りがするかわいいバラですが、長いつるを仕立てていくのはなかなかの苦労があります。寒い冬の時期の剪定や誘引が何年繰り返されただろうと思うと、本当にため息の出る美しい景色です。

特別賞「lumiere178」さん

 

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コロンとしたピンクの中輪のバラをたっぷり活けたアレンジ。シンプルな背景に花の美しさがよく映えます。ブルーグリーンのガラスの器の透明感が花の瑞々しさや初夏の空気の爽やかさも伝えてくれます。バラの名前は‘モンクール’、‘ラレーヌ・ヴィクトリア’、‘クリティアーナ’。どれも花屋さんでは売っていないバラです。庭から摘んだ花でアレンジを楽しめるのは、バラ栽培の楽しみの一つでもあります。この写真のように、器も素敵なものを探す楽しみも増えますね。

特別賞「rir2099」さん

 

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淡い紫のバラは‘レイニーブルー’。いくつもの紫の花を組み合わせた豪華な壁面ながら、雨の日の静けさを感じさせてくれるシックなバラのシーンです。クレマチスとバラはしばしば組み合わせられる花ですが、互いの樹勢をコントロールしながらバランスよく入り混じらせて咲かせるのは簡単ではありません。花という生きた絵具で壁にこのような美しい絵を描きあげるには、絵心はもちろん、植物の知識とガーデニングテクニック、日々の細やかな手入れが必須。この美しい風景はrir2099さんの感性とたゆまぬお手入れの賜物ですね。

特別賞を受賞された、chiekuma0602さん、emdyluckynadiaさん、kyon9698さん、lumiere178さん、rir2099さん、以上5名の方には、ROSE LABO「ローズブースターセラム」(提供:ROSE LABO株式会社)をお贈りいたしました。おめでとうございます!

佳作「bluemoom6906」さん

 

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満開より少し手前の、最もバラらしい花形のバラですね。灯りをともしたかのようなフワッとした花色のバラは‘コルデスジュビリー’。暗い背景に、繊細なグラデーションの花色や花弁の厚みなど、バラの造形が克明に浮かび上がるように表現されていて、目の前で見ているような感覚になります。雫がついているところをみると、雨が降った後でしょうか。ひんやりとした花の質感まで伝わってきます。一輪でバラの美しさをたっぷり味わえる写真です。

佳作「flan5687」さん

 

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連なるバラのアーチと色鮮やかな草花が導く先には、ペールグリーンの扉。ガーデンファンなら誰もが知る「モネの庭」。を模して作られた浜名湖ガーデンパークの庭ですね。印象派の巨匠モネは、フランスのジヴェルニーで庭づくりに情熱を注ぎ、その庭を題材に名作の数々を残しました。草花を絵筆とし、まさしく絵になるようにつくられた庭ですから、これ以上のフォトスポットがあるでしょうか。ふんわりボカしたピントがモネの雰囲気。ロマンチックで夢を見させてくれる写真です。

佳作「itokoscone」さん

 

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ピンクの窓で囲まれた窓。これは私たち編集者にとっては、常に表紙候補のシチュエーションです。思わずタイトルを入れたくなってしまう表紙級の愛らしさです。驚くことに庭主さんはガーデニング2年目とのこと! 「殺風景な壁面をピンクのバラで覆ってみたいなあと夢見て色々調べた結果、生育旺盛なフランソワジュランヴィルというバラを植え…」ということですから、本当に行動することの大切さを感じます。ガーデニングの素晴らしいところは、見たい景色を自分の手で作れるというところです。これからも変わっていく景色をぜひ楽しみ続けてほしいですし、インスタも楽しみにしています!

佳作「keikorosecat」さん

 

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見事な咲きっぷりをみせるピンクのバラが額縁のように画面を縁取り、その奥にはホワイトガーデンのような白色の庭風景。ロマンチックの極みです。雨の合間に大急ぎで撮影された写真とのこと、今年は全国的にバラの頃に雨が多く、せっかく咲いた花が散りやしないかとヤキモキさせられた方も多かったのではないでしょうか。しかし、花の写真はこんな風にやや曇りのお天気のほうが、花色が際立ちいっそう美しく見えます。特に白い花は影で黒くならずきれい。光次第で庭はさまざまに表情を変えて楽しませてくれますが、こんなにきれいだとシャッターチャンスがありすぎて、スマホの容量がすぐオーバーしちゃいそうですね。

佳作「noriko.rose.garden」さん

 

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丸いテーブルに花や写真、雑貨を飾ったかわいらしいコーナーですね。ピンクのバラとクレマチスは庭から切ったものでしょうか。クレマチスは花が長くもたないので、花屋に置いてあることはあまりありませんが、ヒュルっとしたつるはアレンジに動きを与えてくれる花材です。その後ろにあるカゴに入ったグリーンのアジサイ・アナベルとスカビオサ‘ドラムスティック’のドライフラワーも庭で咲いていたものでしょう。庭づくりの楽しみの一つは、季節の花でアレンジができること。こんなコーナーを設けておくと、さらに花を飾るのが楽しくなりそうです。

佳作「rainylove0314」さん

 

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バラとクレマチスの見事なコラボ。組み合わせに絵画的なセンスをひしひしと感じます。つるを壁に誘引することでこのような風景ができるわけですが、もちろん誘引をするときは花が咲いていませんから、春になって咲いたときのことを想像しながら作業します。しかし、生きた植物が相手で、気候の影響も受けますのでいつも思い通りにいくとは限らないでしょう。しかし、一方で想像を超えた美しさを見せてくれることがあるのも庭づくりの魅力です。驚いたことに、全て鉢植えの植物だそうですよ。素敵な風景は、必ずしも広い庭がなくてもよいということを証明してくれる写真です。希望が湧きます。

佳作「rukafield」さん

 

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この白い柵の向こうには、姫が住んでいるとしか思えません。隙間から覗く感じの構図がそんな楽しい想像を刺激してくれます。ホイップクリームのような小輪のピンクのバラは、名前もロマンチックなつるバラ‘夢乙女’。柵からのぞいているバードバスにもバラの花が浮かんでいますが、このような庭の演出もロマンチックなムードを盛り上げていますね。庭の中にはまだ花のつぼみがあり、ワクワクします。姫の花園に招かれてみたいものです。

佳作「saya_endou0420」さん

 

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「私のガーデニングの1年に区切りをつけるとしたら間違いなくここがハイライト」とコメントが添えられた写真は、頭上がレモン色に染まるモッコウバラが満開です。一年に一度しか咲かない一季咲きのモッコウバラですが、まるで明かりを灯したように輝いて、きっと毎年、福を呼びこんでいることでしょう。無数の花の天蓋の下でいただくお茶は格別に美味しく、花を愛でる幸せな時間が感じられます。

佳作「shian0131」さん

 

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黄色やオレンジ、サーモンピンクと花色が次第に変わっていく魅力的な性質があるつるバラの‘フィリス・バイド’が、住宅に優しい色を添える季節。屋根に切り取られ三角形に映る青空、庭木の鮮やかな緑、住宅のクリーム色の壁、そして中央にバラの色合い。色彩構成された一枚の絵画のような写真です。「来年も綺麗に咲かせられるようがんばります」と受賞のコメントをいただきました。道ゆく人とも、この素敵な風景を共有なさっていることでしょうね。

佳作「ynnymilk」さん

 

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パウダーピンクのイングリッシュローズを主役に、ブルーがにじむビオラが寄り添うテーブルアレンジメント。小花のワスレナグサがふわりと浮かび、やわらかな光によって、繊細な花色がきれいに表現されていますね。何気なく写り込んでいるテーブルクロスもお皿も花モチーフで、花に囲まれて穏やかに暮らしていらっしゃることが想像できます。「大切に育てたバラや草花を心を込めて飾って楽しんだ日のことは忘れられません。コロナ禍ではありますが、これからも暮らしの中にささやかながら、お花を飾り小さなお庭と共に楽しむ励みになります」と、受賞のコメントをいただきました。

佳作を受賞された、bluemoom6906さん、flan5687さん、itokosconeさん、keikorosecatさん、noriko.rose.gardenさん、rainylove0314さん、rukafieldさん、saya_endou0420さん、shian0131さん、ynnymilkさん、以上10名の方と、受賞者全員に、「フルボ酸 花ちゃん培養土」&高濃度フルボ酸活力液 アタックT-1(提供:花ごころ)のセットをお贈りいたしました。皆さま、おめでとうございます!

Credit

コメント文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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