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音楽にまつわるバラ咲く庭 山梨「河口湖 音楽と森の美術館」を訪ねて
約720品種、1,200株ものバラが育つ6月の庭 関東のバラから少し時間をおいて、2022年6月に満開を迎える「河口湖 音楽と森の美術館」を訪ねてきました。 訪れたのは6月3日。まだ七分咲きの頃でしたが、すでに一番花が終わった自宅の庭を離れて、初々しいバラたちとの再会は、まるで時が戻ったような感動を味わうひとときとなりました。 1999年、「オルゴールの森美術館」として開館され、2003年から、オールドローズを中心としたローズガーデンがつくられました。そして、近年、返り咲き性や四季咲き性のモダンローズの植栽を増やし、一年を通してバラが楽しめる庭園となりました。 23,176㎡の敷地に、四季折々の花々と共に、約720品種、1,200株ものバラが植栽されています。コンセプトは、「王侯貴族が愛した庭園」、まるで海外の風景のような非日常の世界観、雄大で美しい庭園を、さっそくご案内いたしましょう。 有料エリア入場前から始まる庭 写真左のエントランスをくぐると、緑豊かな手入れの行き届いたガーデンが待っています。連なるバラのアーチ(写真右)を抜けると、左側にチケットオフィス、そして、アーチから直進した先には、オールドローズや野生種などのローズガーデンが続きます。 なんとこの3枚の写真に写っているオールドローズ中心のバラが咲くエリアまでは、無料で見学できるということに、まず驚かされます。有料エリアは、チケットオフィスから入場して、その奥に広がるガーデンです。 有料エリアから富士山を望む絶景 バラの先に、まるで外国に来たかのような立派な建物と湖、そして雄大な富士山…目の前に広がる絶景に魅了されました。 ドア周りの壁を這う鮮やかなサーモンアプリコット色の大輪のバラは、‘エマニエル’(CL)です。イングリッシュローズの‘エマニュエル’(S)とは別品種とのこと。 こちらの‘エマニエル’は、花弁がしっかりと厚く、花もちに優れた品種のようです。 壁面の角には、優し気な花色でガーデンに誘うバラ‘サリー・ホームズ’(HMsk)(1976年 英 R.Holmes作出)が美しく咲き誇っていました。 トトロなどのグッズが販売されている「どんぐりのいえ」では、壁面を覆う赤いつるバラが覆っていました。雄大な富士山とのコントラストがとても美しく、晴れた日には、テラス席でこの素晴らしい景色を眺めながら、美味しいお食事やティータイムを楽しめます。 また、このエリアでは、ピアノやフルートなどの楽器演奏によるランチタイムコンサートも楽しむことができます(要開催日時確認)。 音楽にまつわるバラが咲くエリア 「ミュージアムショップ」では、富士山をモチーフにしたくまのぬいぐるみのオルゴールをはじめ、さまざまなオルゴールや、地元の甲州ワイン、チョコレートなどのお菓子、アクセサリーも販売されています。 「ミュージアムショップ」の2Fには、貴重なストラディヴァリウスが展示されています。こちらでは、ヴァイオリンの販売ショップや工房もあります(現在はお休み中)。 ミュージアムショップから見て、ちょうど正面に立つ「どんぐりのいえ」では、入り口ドア横の壁面に‘ジャクリーヌ・デュ・プレ’(1988年 英 ハークネス作出)が、赤いしべを見せながら、美しく咲いていました。 このバラは、実存したイギリス人女性チェロ奏者ジャクリーヌ・デュ・プレ(1945/1/26~1987/10/19)に捧げられたものです。彼女は、その実力から、ストラディヴァリが制作したチェロの中でも指折りの名器といわれる1713年製ストラディヴァリウス “ダヴィドフ”を贈られ、その後の生涯を通してダヴィドフを用いて演奏を行いました。しかし、多発性硬化症の病で42歳の若さでこの世を去りました。 また、「どんぐりのいえ」と「オルガンホール」を繋ぐ小道には、音楽に関係する名前が付けられたバラが植栽されています。 オーストリアの音楽家モーツァルト(1756/1/27~1791/12/5)に捧げられたバラ‘モーツァルト’(HMsk)(1937年 独 ランバート作出)や、モーツァルトの妻コンスタンチェ・モーツァルト(1762/1/5~1842/3/6)に捧げられた‘コンスタンチェ・モーツァルト’(S)(2012年 独 コルデス作出)が咲いていました。 整った花形で鮮やかな真紅のバラは、20世紀を代表するオペラ歌手マリア・カラス(1923/12/2~1977/9/16)に捧げられた‘マリア・カラス’(HT)(1965年 仏 メイアン作出)。 パープルの半八重花は、アメリカの作曲家、ジョージ・ガーシュウィンが1924年に作曲し、ファーディ・グローフェが編曲したピアノ独奏と管弦楽のための音楽作品に因んで命名された‘ラプソディ・イン・ブルー’(S)(1999年 英 ワーナー発表)。 純白の花びらが重なり、優雅な姿のこのバラは、フランスの作曲家、モーリス・ラヴェルが1928年に作曲したバレエ曲に因んで命名された‘ボレロ’(FL)(2004年 仏 メイアン作出)。 音楽とバラと雄大な景色のすべてがアート空間 コンサートホールのオルゴールサロンには、世界的にも貴重な年代物のオルゴールや、自動演奏楽器が展示されています。 実際にオルゴールや自動演奏楽器の演奏を見せていただきました。特にオルガンホールでの全長20mもの巨大な楽器であるダンスオルガンのコンサートは必見です(要開催日時確認)。 また、1時間毎に1回、カリオン広場で行われるカラクリ人形の指揮者の動きに合わせた噴水ショーも目に涼しい演出です。 約2時間の滞在でしたが、音楽という芸術にも触れることができ、雄大な景色を背景に、どこにレンズを向けても、美しい写真を撮ることができる庭園。そこに咲く美しい花々、美味しい食事、すっかり心が満たされた滞在となりました。 ぜひ、「河口湖 音楽と森の美術館」を訪ねてみてはいかがでしょうか。 Information 河口湖 音楽と森の美術館 住所:〒401-0304山梨県南都留郡富士河口湖町河口3077-20 TEL: 0555-20-4111 https://kawaguchikomusicforest.jp/ 開館時間:午前10時~午後5時(最終入館午後4時) 休館日:火曜・水曜休館日あり(祝日除く)*季節によって変更あり。 駐車場:乗用車300台、大型バス20台 入館料: 一般料金大人1,800円、大高生1,300円、小中生1,000円 団体割引大人1,500円、大高生1,100円、小中生800円 年間パスポート:7,000円(1枚で2名様までご利用可能)購入特典は入館料無料(1年間有効)他。
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花の庭巡りならここ! 50種もの果樹が勢揃い!!「山梨県笛吹川フルーツ公園」
子どもたちの食育の場にもなる「生きたフルーツ展示」が見どころ 1995年にオープンした「山梨県笛吹川フルーツ公園」は、32万㎡もの敷地を誇ります。丘陵地帯に広がる園内は、大人がゆっくり歩いて2時間ほど。「フルーツ公園」と名乗るだけに、果樹をメインに展示しています。 山梨県民の憩いの場として整備された「山梨県笛吹川フルーツ公園」では、県の特産品であるモモ、ブドウなどの他、アーモンド、サルナシ、マンゴーなども見られます。「オーチャード(果樹園)」には、約190品種、約6,000本もの果樹が植栽され、「生きたフルーツの博物館」といえるほどのコレクション数。どんな樹姿で、どんな花が咲くのか、子どもと一緒に見学するのもいいですね。 また、「入口広場」と「花の広場」の2カ所に広い花壇が設けられ、季節の草花をカラフルに植栽しています。傾斜地を生かした面で魅せる花壇で、植栽デザインは専門スタッフが担当。年に2回の植え替えにより、花壇の表情が変わるのも見どころです。草花の種類は年によってさまざまですが、主に春はチューリップ、パンジー、スイセンなどが主役で、秋はサルビア、ジニア、マリーゴールドなどにバトンタッチされます。 「山梨県笛吹川フルーツ公園」では、果樹の展示が目的で、「フルーツ狩り」は行っていません。ただしイベントとして、収穫体験やブドウの搾汁機を使ったブドウジュース作り体験、フルーツ試食体験などを行っているので、ホームページをチェックして出かけるのもいいですね。カフェやマルシェが充実しているほか、子どもが喜ぶ遊具施設も整っていますよ! 丘陵地を生かした、面で魅せる花壇は迫力満点!オーチャードでは多様なイベントを開催 写真は「山梨県笛吹川フルーツ公園」の「花広場」で、5月上旬の景色です。パンジーやチューリップが見事に咲き誇っています。傾斜があるので、下から見ても、上から見下ろしても迫力満点。標高510mに位置し、昼夜の温度差があるため、花色が冴え冴えとしているのも魅力です。「花広場」では、年に2回の植え替えを行っています。 「山梨県笛吹川フルーツ公園」には、モモ、ブドウの他、約50種もの果樹を植栽。品種のコレクションは190にも及び、6,000本のフルーツを展示しています。中にはアーモンドやザクロ、マンゴーなどあまり見かけないものも。フルーツとしては、青果店やスーパーで見かける身近な存在ですが、実際にどのように育って実をつけるのか、その姿を見る機会はあまりありません。そこで、子どもたちの食育の目的も担う、生きた展示を実践しているのです。 植栽されている果樹は、基本的に展示がメインですが、「収穫体験」のイベントも開催されます。例えばサクランボの収穫体験では、サクランボ畑のガイドツアーを行ったのちに、30〜60分かけて収穫。他にウメ、スイカ、パッションフルーツ、カキ、クリなどの収穫体験も行われます(果樹の状況により、開催されない場合もあります)。 「新日本三大夜景」の一つとして人気のスポット!傾斜地も「ロードトレイン」に乗ってラクラク散策 「山梨県笛吹川フルーツ公園」からは、甲府盆地と南アルプスの山々を望む絶景を楽しめます。天候に恵まれれば富士山もお目見え! また、甲府盆地の宝石をちりばめたような美しい夜景は「新日本三大夜景」の一つに選ばれています。公園内の施設には入れませんが、公園は年中無休、24時間開放されているので、気軽に夜景を楽しめますよ! 「花の広場」の上にある「噴水広場」からのビューがおすすめです。 傾斜のある敷地のため、ロードトレインが運行しています。ミニ機関車風の風貌で、子どもたちに大人気! 第1駐車場から最上部のフルーツセンターまで、停留所が6カ所あり、片道30分くらいかけてゆっくりとしたスピードで巡ります。運転手さんからのガイドもありますよ! 片道料金は大人400円、子ども200円、3歳未満・障がい者(要障がい者手帳提示)無料。一日券は大人600円、子ども300円。 旬のフルーツが楽しめるカフェで休憩を地元産の野菜や特産物が集まるマルシェも要チェック! 「山梨県笛吹川フルーツ公園」中央には、カフェ「葡萄屋kofu パーク café&kitchen」があるので、ランチやティータイムに立ち寄りを。開店時間は10:30〜17:00(夏期土日・祝日は18:00まで。季節によって変動あり)。ランチメニューはカレーライス(揚げ野菜つき)、ピザ各1,000円。特にトマトソースをベースにしたコクのあるピーチトマトカレー1,000円が人気です。 おすすめは季節のフルーツプレート、時価1,800〜2,000円。写真左のプレートはモモが4個以上使われており、複数人でシェアしてもOKです。 写真は果肉たっぷりのモモのパフェ1,300円(時価)。パフェに使われるフルーツは季節によって異なり、大人気メニューです。なくなり次第終了になるので、気になる方はお早めに! 園内の「さんさんマルシェ」では、地元で採れた旬の野菜や果物のほか、特産品や雑貨なども販売しています。特にモモやブドウなどの加工品に人気があり、おすすめは、ロゴ入りのワインヨーグルトレーズン1,080円。 また、注目すべきはワインのライナップで、甲州ワインを約130種も揃えています。価格帯は2,000円弱〜3,000円で、求めやすいのも嬉しいところ。試飲コーナーもあり、赤または白の3種のワインを500円でトライできます(ドライバーの方は残念ながらご遠慮ください)。 Information 山梨県笛吹川フルーツ公園 所在地:山梨県山梨市江曽原1488TEL:0553-23-4101https://fuefukigawafp.co.jp/ アクセス: 電車/JR中央線山梨市駅下車、タクシー利用 7分車/中央自動車道 勝沼I.Cまたは一宮御坂I.C.より約13km (30分) オープン期間 通年 休園日:無休(一部飲食施設は不定休) 営業時間:9:00~17:00(一部飲食施設を除く) 料金:無料 駐車場:約300台(無料)
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花の庭巡りならここ! 花の名所としても大人気のテーマパーク「ハイジの村」
物語の世界観を表現する「ハイジの村」花で彩られた異国情緒漂う風景が魅力 前身の「山梨県立フラワーセンター」からリニューアルし、2006年にオープンした「ハイジの村」。1974年に放映されたアニメ『アルプスの少女ハイジ』は、21世紀になった今でも愛されている名作ですが、その世界観を楽しめる観光スポットです。 そして、「ハイジの村」は、花の名所としても愛されています。「パノラマ花壇」「天使の庭」「シェードガーデン」「農夫のポタジェ」など、エリアごとに異なるスタイルのガーデンを展開。広さは約10ヘクタールにも及び、くまなく見学すれば約2〜3時間はかかります。 春はクロッカス、チューリップ、ビオラなどから始まり、初夏はフジ、バラ、ラベンダー、夏はアジサイ、ヒマワリ、秋はコスモス、ヒガンバナ、秋バラへと、一年を通して四季折々の花が見頃を迎えます。特にバラの季節は、日本一長いバラの回廊が必見。バラの専門家、後藤みどりさんによるプロデュースで、230mも続くバラのトンネルは圧巻。何度も往復したくなりそうです。 年間約22万人が訪れる大人気の観光スポットなので、レストランやカフェ、土産物のショップも充実。ハイジの物語の中に入り込んだかのような「アルムの山小屋」や、ヤギと触れ合える「ペーターのヤギ小屋」のほか、体験イベントなども多数用意されています。何度訪れても楽しく過ごせるレジャースポットに、ぜひお出かけください! ハイジが来たら「わあ、お花畑!」と裸足で駆け出しそうな花爛漫のテーマパーク 「ハイジの村」では、4月中旬〜5月上旬に色とりどりのチューリップが咲き誇ります。6品種、約25万球が一斉に開花するシーンは、スイス風の建物とも相まって異国情緒たっぷり。赤や黄色のチューリップが見せる色のコントラストも素晴らしいですね。同じ時期、園内ではビオラや桜、菜の花なども見られます。 5月中には、ジャーマンアイリスを見に出かけましょう。約180品種、約4万株が植栽されています。品種によって花色が豊富なジャーマンアイリスの特性を生かし、花色をミックスして群植。ワイルドガーデン風のナチュラルな景観が楽しめます。同じ時期には、フジやポピーも見頃です。 5月下旬〜6月下旬は「ハイジの村」のバラの季節。約1,200品種、約7,000本のバラが植栽されています。バラの専門家、後藤みどりさん監修のローズガーデンは、バラの樹齢を生かしてデザインされ、なかでも日本一長い、全長230mのバラの回廊が見どころ。バラの香りのシャワーを浴びながら、カーブの先にはどんな景色が待っているのか、歩みを進めるのが楽しくなりそうです。後藤みどりさんによる「バラ講習会」が定期的に開催されているので、ぜひ公式ホームページをのぞいてみてください。 7月には、ラベンダーが見頃になります。紫色に染め上げられたラベンダー畑を散策すると、そよぐ風が運ぶ癒やしの香りに包まれますよ! 毎年7月1〜30日は摘み取り体験を実施しています。参加費用は500円(税込・入園料別途)です。 8月中旬には、約5,000本のヒマワリが見頃になります。750mに位置する北杜市明野町は、日照時間日本一を誇るうえ、標高夏でも涼しい風が吹いて、ヒマワリがご機嫌に咲き誇る環境。観光名物になっている「北杜市明野町サンフラワーフェス」に協賛する「ハイジの村」でも、2019年は8月1日〜25日に「ひまわり祭り」を開催。21:00まで開園時間を延長しています。プロジェクションマッピングやアルプホルン演奏体験、スタンプラリーなど、夏休みらしく楽しいイベントが次々に開かれるので、ぜひ参加を! ハロウィンやイルミネーションも楽しもう!予約いらずの手作り体験は毎日開催 「ハイジの村」では、9月1日〜10月31日にハロウィンと収穫祭を開催。中庭を中心に観賞用の大きなカボチャや愛らしい人形たちがディスプレイされます。期間中にはハロウィン仮装大会も実施されるので、参加して「Trick or Treat!」と言葉を掛け合ってはいかが? また、ハロウィンジェルキャンドル作り、ジャック・オ・ランタン作り、箱庭コンテストなど、さまざまなイベントも催されます。 12月は、開園時間を21:00まで延長、イルミネーションイベントが開催されます。写真は約40万球のLEDを用いた、ダイナミックな光の演出の様子。毎年テーマやデザインが変わるので、楽しみに訪れるリピーターも多く見られます。期間中は、プロジェクションマッピング、クリスマスリースコンテスト、天体観測、クリスマスジェルキャンドルのクラフト体験など、さまざまなイベントが目白押しです。 「ハイジの村」では、ハーバリウム、モイストポプリ、ドライフラワーを使ったボタニカルガーランドやボトルフラワーなどの手作り体験を毎日開催しています。女性や子ども連れに大人気! 写真左のハーバリウムは2,100円、写真右のモイストポプリは500円(各税込・入園料別途)です。受付は10:00〜15:00、場所は「スイスの花屋さん」にて。 ハイジをテーマにしたカフェやレストラン、テイクアウトスタンドも大充実! 「ハイジの村」では、レストランやカフェが複数店舗あります。写真は「レストラン ボルケーノ」で、営業時間は11:00〜17:00、15:00〜17:00は飲み物・軽食メニューのみ)。パスタやオムライス、カレーなどの洋食メニューが揃います。オススメは、本場スイス産のグリュイエールチーズとエメンタールチーズを溶かしてブレンドしたチーズフォンデュ(注文は2名から)。写真の「特製ハイジのアートドリア」はスープバーとサラダバー付きで1,200円(税別)。 テイクアウトスタイルの「ロッテンマイヤーズカフェ」にも、ぜひ立ち寄って。ハイジの白パンラクレットバーガーや、桔梗信玄ソフト+などが人気です。写真は、ハイジのカップが可愛い「やぎミルクのアイスクリーム」500円、ハイジのアニメストーリーには欠かせないアイテム、ふかふかの「白パン」1個102円(いずれも税別)。すぐ前にテラス席があるので、休憩スポットにもなっています。 Information 花と幸せのテーマビレッジ ハイジの村 所在地:山梨県北杜市明野町浅尾2471TEL:0551-25-4700http://www.haiji-no-mura.com/ アクセス:JR中央線韮崎駅から茅ヶ岳・みずがき田園バスで約30分JR中央線韮崎駅からタクシーで約20分中央自動車道韮崎I.C.から車で約15分中央自動車道須玉I.C.から車で約10分 休園日:1~3月末までの火曜日定休(火曜日が祝日の場合開園) 営業時間:9:00〜18:00(4〜7月、8月下旬〜11月)9:00〜21:00(8月〈下旬まで〉、12月)9:00〜17:00(1〜3月) 料金:高校生以上700円、中学生及び小学生350円※季節により変動あり 駐車場:200台(無料)
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花の庭巡りならここ! バラが爛漫と咲き乱れる「河口湖 音楽と森の美術館」
コンセプトは王侯貴族が住んでいる庭! 「河口湖 音楽と森の美術館」 「河口湖 音楽と森の美術館」は、中世ヨーロッパの王侯貴族が愛したオルゴールの世界を楽しんでもらおうと、「王侯貴族が住んでいる」というコンセプトのもと、1999年にオープンしたオルゴールミュージアムです。2003年にはオールドローズを中心とした庭がつくられ、さらに05年には「王妃が庭の片隅につくった、バラを楽しむためのプライベートガーデン」をテーマに、本格的なガーデンが誕生。ローズガーデンのデザインは、ガーデンデザイナーの保立美智子さんが監修し、バラの品種は中田邦子薔薇研究所の中田邦子さんがセレクトしました。 富士山を望む河口湖畔という立地から、このガーデンは日本の風土、風景に溶け込む「自然風景式庭園」を目指しており、自然樹木の間にバラがのびやかに調和する景色を堪能できます。 希少な原種のバラやオールドローズが息づく 中世をイメージさせるローズガーデン 2万3176㎡の敷地を抱く「河口湖 音楽と森の美術館」は、庭園の散策は20〜30分で一巡でき、コンサート鑑賞、お買い物と合わせて2〜3時間の観光が楽しめます。 バラは約720品種1,200株が植栽され、一番の見頃は6月上旬〜中旬。庭園内は「オールドローズエリア」「モダンローズエリア」「フレンチローズエリア」「音楽関連の名前がついたバラを集めたエリア」とテーマによってゾーニングされています。特に「中世王侯貴族が愛し守ったオールドローズ」のコーナーは、数多くの原種のバラやオールドローズが集められており、希少品種も多く見応えがあります。 ガーデン内では視界を遮るアーチを多用し、空間を仕切って場面転換をはかっています。オベリスクは園内に12基。シンメトリーに配してバラ2品種を仕立てており、その組み合わせ術は自邸の庭へのヒントになりそうです。 年間28万人が訪れる「河口湖 音楽と森の美術館」では、オルゴールミュージアムはもちろんのこと、ガーデンのファンも。「手入れが行き届いている」と評判で、リピーターが多く訪れています。 園内には高さ280㎝×幅255㎝のアーチがいくつも設けられ、バラ‘夢乙女’、‘バレリーナ’、‘コーネリア’、‘パーペチュアル・ユアーズ’などを仕立てています。 バラの季節以外も、春はスイセンに始まり、コブシ、ユキヤナギ、シャクナゲ、カリン、アジサイ、サルスベリ、クリスマスローズなどが開花リレーを見せ、四季を通して花で彩られるナチュラルガーデンを観賞できます。 ペット同伴は不可(小型犬なら預かり可)、館内禁煙、飲食物の持ち込みは不可となっているので、マナーを守って利用しましょう。 ガーデンの散策とともに 中世の贅沢な自動演奏楽器&オートマタを楽しもう 「河口湖 音楽と森の美術館」の真骨頂、ミュージアムのオルゴールやオートマタ(自動人形)の見学も、ぜひ楽しみましょう。一日7回の実演コンサートが行われているので、約100年前の人々の心を癒した音色を実際に聴いてみてはいかがでしょうか。デジタルでいつでもどこでも音楽を再生することができる現代にあって、音楽をいつでも聴けることは贅沢の極みだった時代の荘厳な音色に、心を打たれること間違いありません。 豪華客船タイタニックに搭載予定だった自動演奏楽器に合わせて、オペラ歌手が歌うコンサートなど、趣向を凝らしたイベントを楽しめます。 雄大な富士山を望みながらのランチは格別! ミュージアムショップでのお買い物も楽しもう 「河口湖 音楽と森の美術館」内には、レストランが併設されています。「森のレストラン」の営業時間は11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)、客席は80席あります。ランチの価格は2,000円前後。地元の旬の食材を使ったコース料理「季節のスペシャルランチ」2,300円、郷土料理のほうとうを西洋風にアレンジした「西洋ほうとう」1,500円がオススメです。 富士山を望む絶景のもと、おしゃべりに花を咲かせながら、ティータイムを楽しむのもいいですね。ケーキセットは950円。数種の中からお好みのケーキをセレクトでき、ドリンクはコーヒーまたは紅茶がつきます。 「河口湖 音楽と森の美術館」では、お土産コーナーももちろん充実していますよ。ミュージアムショップの営業時間は9:30〜18:30。オルゴール、ワイン、アクセサリー、食品などが人気です。品揃えの主な価格帯は1,000円〜。 最後に、「河口湖 音楽と森の美術館」でしか買えない、オリジナルチョコレートをご紹介しましょう。ト音記号の形が愛らしいチョコレートは、ミルク、ビター、ホワイトの3種類が揃います。単品で616円、アソートで1,029円。ぜひお土産にどうぞ。 Information 河口湖 音楽と森の美術館 所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町河口3077-20 TEL:0555-20-4111 https://kawaguchikomusicforest.jp アクセス:公共交通機関/富士急行線河口湖駅よりタクシーで約16分、または河口湖周遊レトロバス「オルゴールの森美術館」下車すぐ 車/中央道河口I.Cより国道137号線約15分 オープン期間:通年 休館日:毎年冬季休館日あり(2020年は1月14日~24日、2月28日) 営業時間:10:00~17:30(最終入館…17:00) 料金:大人1,800円、大高生1,300円、小中生1,000円 駐車場:約300台(入館する場合、無料) Credit 取材&文/長田節子 ガーデニング、インテリア、ハウジングを中心に、ライフスタイル分野を得意とするライター、エディター。1994年より約10年の編集プロダクション勤務を経て、独立しフリーランスで活動。特にガーデニング分野が好きで、自身でも小さなベランダでバラ6姉妹と季節の草花を育てています。草花や木の名前を覚えると、道端で咲いている姿を見て、お友達にばったり会って親しく挨拶するような気分になれるのが醍醐味ですね。 https://twitter.com/passion_oranges/