関東では、バレンタインの頃から花を咲かせる銀葉アカシア。一般的にはミモザと呼ばれ、黄色いまん丸の粒が集まって、なんともかわいらしく人気の花木です。公園やガーデンで開花が始まると、花屋にも黄色い花を咲かせた枝が並びます。ガーデンで育てていなくても、まずは一枝買って、そのかわいさと香りを身近に観察してみましょう。花がある暮らしを実践する第一歩は、「生花を部屋に飾ること」から始まります。

ガーデンで育てるミモザのお話は、『オージーガーデニングのすすめ 春を告げる「アカシア(ミモザ)」』をお読みいただくとして、ここでは、花屋さんで見つけたミモザを長持ちさせる「水揚げ」方法と、一枝使ったリースのつくり方を2タイプご紹介します。

花瓶に飾る前にやっておきたい、ミモザの「焼き揚げ」

ミモザは樹木なので、ほかの草花よりも水の吸い上げが弱く、切ってそのまま水に入れておくだけでは、花がしおれることが多くなります。そこで、花を買ったらまず「水揚げ」をしっかりして、花を長持ちさせましょう。まず、枝の切り口を斜めにカットし、次に、2〜3回縦に切れ込みを入れます。もし小槌などがあれば、切った部分の枝の繊維を少し崩すイメージで叩きます。

次に、水がたっぷり入る花瓶に、あらかじめ水を入れたら、キッチンのガスコンロなどで切った枝の先端を軽く炙って、すぐ水の中へ。枝の先端を焼いて水揚げすることを「焼き揚げ」といい、バラやアジサイ、ピオニー(ボタン)などの枝や茎が太い花などの水揚げに効果的な方法です。

ミモザの枝を使って、簡単リースづくりに挑戦!

花瓶に活けていたミモザは、何日かすると次第に花がしぼんできます。そのまま水に活けていても枯れてしまうので、今度はリースにして、ミモザのドライを楽しみましょう。

つくり方は簡単! ワイヤーや太めの紐で枝の両端を結び、ミモザを輪っか状にします。枝をとめたワイヤーで輪をつくり、壁のフックなどに吊るしましょう。

ふわふわの花は次第にしぼんできますが、空気が乾燥しているこの時期は、きれいにドライになるので、1カ月ほどミモザのかわいさを身近に楽しむことができますよ。

花穂をたっぷり使った黄色のリースづくり

上でご紹介したひと枝のリースになるような長い枝がない場合は、ミモザの花穂だけを切り取ってリースにするのも方法です。用意するのは、ミモザの枝、藤やつるなどで輪になったリースベース、細いワイヤー、ペンチ、ハサミです。

1.仕上がった後に壁などに飾るために輪っかを1カ所つくります。

2.ミモザの枝から花穂(小花が並んで咲いている茎のこと)を1本1本切り取ります。

3.お皿などに同じ向きで花穂を並べて、リースベースに足りる程度の本数(直径10㎝程度のリースベースに対して50本以上が目安)を用意します。ミモザの銀色の葉も最後にアクセントとして使うので、切り取っておきましょう。

4.ワイヤーの端をリースベースに一度結びとめたら、花穂を2〜3本リースベースに載せて、ワイヤーを巻きます。

5.先にとめた花穂のワイヤーが隠れるように意識しながら、次の花穂を載せてはワイヤーで巻くことを繰り返します。

6.リースベースが隠れるように作業を進めましょう。

7.リースベースが隠れるまで花穂をとめ終わった裏側。ワイヤーを巻く間隔は1.5〜2㎝にすると、花穂の密集度がほどよくオススメです。

8.間に葉っぱを挟み込んでも、変化が出てよいですよ。

9.部屋のドアや壁、絵のフレームの角にひっかけるなどして、飾りましょう。見慣れた室内が、ミモザの黄色でパッと明るくなります。

ミモザは、ベランダなどで鉢植えにしても育てることができます。自分で育てれば、咲いた分を好きなだけリースやスワッグにすることができます。たくさん咲いたら、お友達にもリースをプレゼントしませんか? 花がある暮らしの楽しみを知る仲間が増えますよ。

Credit

写真&文/3and garden

ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。