土をこねてダンゴにし、花のタネを混ぜてつくるたねダンゴ。子どもから高齢者まで誰もが簡単に作業に参加でき、直接タネを播くより花を咲かせやすい楽しいタネ播き方法です。たねダンゴを播いて、野原のようなガーデン風景をつくりましょう!

タネ播きをもっと楽しく! たねダンゴをつくろう

Heike Rau

どんな場所でも簡単にタネ播きができ、美しい野原のような光景をつくることができるたねダンゴは、タネをつけた小さな泥ダンゴ。ダンゴの重さがあるので、小さなタネが風で飛ばされたり、雨に流されたりしにくく、傾斜地などにも簡単にタネ播きができるのが特徴です。

 

保水性や保肥性の高いダンゴは、タネの発芽と生育を助け、栽培も簡単です。なにより、自分の手で泥をこねるところから始まるたねダンゴづくりは、子どもから高齢者まで誰もが夢中になって参加できる作業。自分のつくったダンゴがどんな光景を描くのか、わくわく想像しながら楽しむことができます。地域でのイベントや、被災地の復興支援のほか、家庭で楽しむタネ播き方法としても全国に広がってきています。

たねダンゴを使ったタネ播きでは、一つのダンゴから異なる種類の花が咲き、まるで花束のような見た目に。ランダムに散らばったタネが、自然の野原のようにナチュラルなガーデンをつくります。手軽に楽しめるたねダンゴづくりにチャレンジしてみましょう!

たねダンゴのつくり方

<準備するもの>
・花のタネ
・けと土 ※池などの湿地に堆積した植物が分解され、長い時間をかけて粘土状に変化したもの。肥料分に富み、保水性が高いので、ダンゴをつくるのにぴったり。
・赤玉土
・緩効性肥料
・ケイ酸塩白土(粒状・粉末) ※ミネラルの補給や根腐れの防止に。あるとベター、なくてもつくれます。
・二価鉄イオン水
ゴム手袋を使用すると、手を汚さずにたねダンゴをつくることができます。

<つくり方>

  1. 赤玉土はすりつぶして粉にします。
  2. けと土と1の赤玉土を7:3程度の割合で混ぜ、粘土細工ができるくらいの固さになるよう二価鉄イオン水を少しずつ足しながらこねます。
  3. こねた生地からキンカンくらいの大きさのダンゴを取り分けます。
  4. ダンゴを半分に割って、肥料と粒状のケイ酸塩白土を一つまみずつ入れます。
  5. ダンゴを丸め直し、上下に20~30粒ずつ花のタネを付け、タネを軽く埋め込むように再度丸め直します。
  6. 粉末のケイ酸塩白土をまぶして完成!

たねダンゴにぴったりのミックスシード『たねダンゴ ミックス(春まき)』発売中!

たねダンゴを利用したタネ播きでは、さまざまな花々が咲き競う野原のような光景を、誰でも簡単につくり出すことができます。そんなたねダンゴでの風景づくりにぴったりの花を厳選した、たねダンゴ用のミックスシード『たねダンゴ ミックス(春まき)』が、サカタのタネから新発売。ジニア、コスモス、ハゲイトウ、クレオメ、センニチコウという色鮮やかな5種の花のミックスシードです。一袋で10~20 個のたねダンゴをつくることができ、いろいろな花のタネを揃えなくても、手軽に美しいメドウに。2カ月ほどで満開になり、順番に開花していく様を長く観賞できます。小さな子どもから高齢者まで、手を動かして楽しめるので、地域のイベントなどにもオススメです。

『たねダンゴ ミックス(春まき)』は、「サカタのタネ ガーデンセンター横浜」や通信販売(2018年2月20日~)のほか、全国の種苗店や園芸店、ホームセンターで購入することができます。

サカタのタネ http://www.sakataseed.co.jp/
たねダンゴの作り方動画サイト https://www.youtube.com/watch?v=XY34xlDnIyw

「たねダンゴ」は公益社団法人 日本家庭園芸普及協会の登録商標です。

Credit

文/3and garden

ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

Photo/ 1)Heike Rau/ 2)epruek/ Shutterstock.com