生き物相手のガーデニングは、タイミングが命です。植物を買うにもタネを播くにも、また収穫するにも、適した時期を知るのが成功への第一歩。充実したボタニカルライフを送るために、月ごとの庭仕事をまとめたこのガーデニングカレンダーをご活用ください。

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一年のガーデン計画を立てましょう

今年はどんな庭にしましょう。一年を通じて花と緑が絶えないように、いつ頃どんなものを買って、植え、咲かせるのか、年間の計画を立ててみましょう。年間プランがあれば、衝動買いが少なくなり、庭や花壇も美しく整いますよ。ポイントは「どんな庭にしたいか」だけを考えるのではなく、あなたが庭にかけられる時間と体力、お財布とも相談すること。どんなに素敵なガーデンを思い描いてみても、それを実現するためには日々のお手入れがあってこそ。

今のあなたのライフスタイルに合わせて無理なくガーデニングができるように、好きか嫌いかだけでなくメンテナンスの面も考えて花選びをしましょう。今はちょっと手間がかかりすぎて育てられそうにない花も、憧れとして未来の自分ためにとっておくのも夢があるものです。メンテナンスにあまり労力を割かずに美観を保つコツは、「常緑」の植物を入れること。そしてときにはプロの手を借りることも選択肢の一つです。

ガーデンダイアリーをつけてみよう

ガーデン計画とともに、庭や植物のことをあれこれ記入する専用のダイアリーをつけてみましょう。ベランダガーデンでも鉢植えガーデンでも、いつどんな植物を買って、植え、どんな風に成長していったか、また肥料をやったり、植え替えをしたりといった作業内容、そしてあなたが感じたことも書き付けておきましょう。どんな参考書より、あなた自身のダイアリーがあなたの庭づくりの一番の参考になります。翌年以降、そのダイアリーを見返しながら庭仕事をすると、どんどんガーデニング上手になりますよ。

ガーデンファニチャーや構造物の点検を

植物が眠りについているこの時期は、フェンスやアーチ、ガーデンファニチャーなどの構造物を点検しましょう。風雨にさらされ、錆びたり朽ちたりすることがあるので、一通り見回って、壊れそうなものは修理したり取り替えたりしましょう。また、壊れていなくても、塗装で雰囲気をガラリと変えるのはこの季節がチャンス。新しく塗り替えた色に合わせて植栽プランを立ててみるのも楽しいですよ。

白いフジに合わせて置かれたエレガントな白いベンチ。

冬は畑の土づくりの季節です

寒さを利用して、この季節には昔から畑の土づくりが行われてきました。土を深く耕すことで土中の害虫や病原菌を駆除する「天地返し」という作業です。土をひっくり返すように深く耕し、小山を築いて一冬寒風にさらしておくと、固い土も春にはサラサラになります。なかなか骨の折れる作業ですが、毎年この作業をやっていくと畑の土は年々ふかふかになり、美味しい野菜がつくれますよ。畑の土もあなたの手で育てましょう。

クリスマスローズの買い時

クリスマスローズの開花株が店頭にたくさん並ぶ時期です。咲いている花を確認して購入することができるので、じっくり株選びを楽しんでください。開花している株の中には、温室で育てられたものもあり、買ってきてすぐに庭植えにすると霜に当たって弱ってしまう場合があります。春までは鉢植えで霜の当たらない場所で育てた方が安心です。庭植えにする場合には、3月かその年の秋まで待った方がよいでしょう。鉢植えで育てる場合には、買ってきたままの鉢は小さいことが多いので、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

窓辺の花に注意してあげましょう

コチョウランや多肉植物など、窓辺に植物を置いている場合は、夜間の温度に気をつけて。昼間は日が差して暖かい窓辺も、夜間はグッと温度が下がります。できれば最低最高温度計を使って、植物を置いている場所の最低気温と最高気温を確認しておくとよいでしょう。コチョウランなど熱帯地域の植物は15℃以下になると成長が停滞し、5℃以下が続くと枯れてしまうことがあります。一軒家では夜間の窓辺の温度はしばしば10℃を下回ることがあるので、夜だけでも窓から離して、できるだけ暖かいところへ移動させましょう。ただし、暖房の風が直接当たる場所は避けて。

鉢植えの宿根草・球根花に水やりを

地植えの場合は水やりの必要はありませんが、鉢植えの宿根草や球根花は、今花が咲いていなくても根は生きています。地上部に何もないと水やりを忘れがちですが、極度に乾燥させると枯れてしまうので、1週間に1度は水やりを。

Credit

写真&文/3and garden

ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

Illustration/ Yuliya Derbisheva VLG/Shutterstock.com

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