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グラウンドカバーに最適な植物10選【足元のカバーや雑草対策に活用!】 

グラウンドカバーに最適な植物10選【足元のカバーや雑草対策に活用!】 

ガーデンをデザインするときにぜひ取り入れたいのが、グラウンドカバー(グランドカバー)と呼ばれる植物グループ。木々などの株元をカバーして地面を隠し、庭をきれいに見せてくれます。芝生の代わりにもなり、背丈が低くよく広がり、花が咲く品種もあります。使い勝手のよいグラウンドカバーにおすすめの植物を10種ご紹介します。

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グラウンドカバーとは?

グラウンドカバーとは

グラウンドカバー(グラウンドカバー)とは、地を這うように広がり、足元を彩る植物のこと。グラウンドカバーで地面を覆うことで、土が露出せずにガーデンをよりきれいに演出したり、傾斜地などの土が流出するのを根が抑えたり、乾燥を防止したりすることができます。また、グラウンドカバーで背景をつくれば、花々や木々がいっそうきれいに見え、高低の変化もある立体的な庭に。花が咲く植物を選べば季節には一面に小花で覆われるかわいらしい光景が楽しめます。

さらには、地面を這うように広がる匍匐性(ほふく性)の性質により地面を覆ってしまうので、雑草対策としても効果的。踏んでも平気な丈夫なものが多いので、石やレンガを敷いた小径やステップの隙間、花壇の縁取りや低木の株元などを彩るのにもぴったりです。芝生のように日頃から借り込む必要もないので、ガーデニング初心者さんが庭づくりに慣れてきたら、ぜひグラウンドカバーを取り入れて、ガーデンをおしゃれにセンスアップしましょう。グラウンドカバープランツは生育旺盛なものが多いので、隣家の庭など、広がってほしくない区画には入れないようにご用心を。増えすぎたらはみ出した分を切って縁を整えたり、間引いたりするだけで手間いらずなのもグラウンドカバーの魅力です。

では、植えるとメリットがいっぱいのグラウンドカバーにおすすめの植物10選をご紹介します。

おすすめのグラウンドカバー1
タイム

グラウンドカバーのタイム

小さな葉が可愛いタイム(Thymus)はグラウンドカバーにもオススメのハーブ。木立性のものもありますが、グラウンドカバーには這うように横に広がるクリーピングタイムを選びましょう。歩くたびに広がる清々しい香りも楽しめます。。水はけがよい場所にも育ちやすいので、傾斜した場所の土どめとして植えられることもあります。

同じハーブの仲間のミントは増えすぎるので、グラウンドカバーとして取り入れるのは避けた方がよいでしょう。

『庭に一度植えたらどんどん増殖!? はびこって困る要注意植物5つ』

おすすめのグラウンドカバー2
プラティア

グラウンドカバーのひとつ、プラティア

春から秋にかけて、星形のブルーの小花をちりばめたように咲かせる可愛らしいグラウンドカバーのプラティア(エクボソウ/Pratia angulata)。小さな葉がマット状に広がります。生育は遅めなので、小さなスペースや隙間のカバーにオススメです。

おすすめのグラウンドカバー3
リシマキア

グラウンドカバーリシマキア

黄金葉の‘オーレア’や、濃い褐色の‘ミッドナイトサン’など、カラーリーフが美しいリシマキア・ヌンムラリア(Lysimachia)。やや湿りけのある環境を好み、日陰でも丸い葉をよく茂らせます。日当たりのよい場所で育てれば、梅雨時に濃い黄色の小花を咲かせます。

グラウンドカバーのリシマキア

おすすめのグラウンドカバー4
クラピア

クラピア

踏みつけにも耐える、丈夫なグラウンドカバープランツとして、また日本生まれで環境にも配慮した植物としても近年注目されているクマツヅラ科イワダレソウ属のクラピア(Lippia nodiflora L.)。小さな丸いかわいい花が咲きながら這って広がり、雑草の侵入を防ぎます。また、クラピアの葉は丸くて柔らかいので裸足でもチクチクせず、ペットやお子様のいる庭にもおすすめ。刈り込む事で美しいグリーンカーペットのような仕上がりも楽しめます。メンテナンスが楽なので、芝生の代わりに選ぶ人も増えています。

●クラピアについて詳しくはこちらへ 

おすすめのグラウンドカバー5
ツルニチニチソウ

グラウンドカバーになるツルニチニチソウ

紫色の花が美しいつる性植物のツルニチニチソウ(Vinca major)。鮮やかな緑色の葉を一年中茂らせる常緑性で、樹木の足元などのカバーにぴったりです。生育旺盛で、地面を覆うように育てたり、上から垂らしたりといろいろな仕立て方が楽しめます。斑入りや白花品種も。

おすすめのグラウンドカバー6
イブキジャコウソウ

グラウンドカバーのイブキジャコウソウ

日本原産のタイムの仲間で、茎葉に触れると爽やかなよい香りが立ち上るのも魅力なイブキジャコウソウ(Thymus quinquecostatus)。花つきがよく、初夏には株全体が小さなピンクの花で覆われるほど。冬には葉が落ちますが、春になるとまた芽を吹きます。

おすすめのグラウンドカバー7
シバザクラ

グラウンドカバー

横に広がる性質を生かして、グラウンドカバーとしても利用されるシバザクラ(芝桜/Phlox subulata)。春に白やピンク、藤色の花を、辺り一面に咲かせる様子は見応えがあります。踏みつけには強くないので、通路には植栽しないようにしましょう。上写真で、シバザクラの周囲の黄色はリシマキア・ヌンムラリア。

芝桜は、花色違いを組み合わせてパッチワークのように咲かせるのも魅力的なグラウンドカバーです。tamu1500/shutterstock.com

おすすめのグラウンドカバー8
イオノプシジウム

グラウンドカバーのイオノプシジウム

明るい緑色の葉に、淡い紫色の花を株いっぱいに咲かせる一年草のイオノプシジウム(Ionopsidium acaule Rchb.)。花後は枯れてしまいますが、秋になるとこぼれダネから発芽してよく増える性質。その性質から、種をまくだけで花と緑のカーペットが欲しい場合にもおすすめの植物です。耐寒性が強いため、暖地であれば冬でも開花することがあります。

おすすめのグラウンドカバー9
アジュガ

Renee Foskett/Shutterstock.com

耐寒性もあり、湿った場所に育ちやすいアジュガ(Ajuga reptans)は、半日陰のガーデンでのグラウンドカバーにも向く多年草です。匍匐してマット状に株が増えて広がり、3〜5月には花穂を立ち上げて青紫やピンクの花を咲かせます。

花が咲いていない時期も葉の彩りが庭にアクセントとなります。Yoga Ardi Nugroho/shutterstock.com

葉が銅色などシックな色味の種類もあり、カラーリーフとして、寄せ植えなどで組み合わせる草花としても人気です。洋風の庭に限らず、和風の庭にも似合います。

おすすめのグラウンドカバー10
セダム

セダム(マンネングサ)
Elena Terletskaya/Shutterstock.com

ベンケイソウや万年草(マンネングサ)とも呼ばれる多肉植物の仲間であるセダム(Sedum)も、グラウンドカバーに向きます。病害虫が発生する心配がほとんどなく、暑さや乾燥に強く、用土の厚みが比較的少なくても育つので、屋上緑化やリース仕立ての寄せ植えなどでも取り入れられる植物です。葉の形や色味など種類も豊富なので、複数の種類を混ぜながら植えると、色味の変化のあるグラウンドカバーになります。苗は園芸店やホームセンターなどで年中販売されているので、入手しやすく、暖かい地域ならば植えっぱなしで冬も緑を保ちます。

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