部屋と隣接していて、外の空気が気持ちよいベランダに花が咲いていたら、きっと毎日が穏やかに過ごせそう! ベランダガーデニングに憧れるけれど、何から始めていいかわからない。そんなお悩みを解決してくれる、プロのアドバイスをご紹介。アドバイザーは、全国の個人・企業の庭園設計を手がける阿部容子さん。ベランダガーデニングを始める前にチェックしたいことを教えていただきます。

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check1 排水口をチェック!

排水口が詰まると、ベランダが水浸しになったり、建物そのものに害を及ぼすことにもなりかねません。防除策の方法は、排水口の周りに隙間用のスポンジテープなどを貼って、細かいゴミや土を受けとめるようにします。スポンジ部分が目詰まりしたら、こまめに取り換えましょう。(詳しくは、『ベランダガーデニングを始める前に、排水口をスマートにゴミ対策』をご覧ください)

check2 日当たりをチェック!

一日のうちで、日の当たる場所と時間帯を確認します。午前中のみ、午後のみ、一日中日が当たる、もしくはまったく日が当たらない…など。日が当たる場所とその時間帯は植物選択の重要なポイントの一つです。

check 3 気温のチェック!

一日の最高気温と最低気温が測れる温度計を設置します。ベランダの夏の最高気温と冬の最低気温は、天気予報通りにはならないのです。環境や条件によっては、夏は40℃を簡単に超える高温になることも。これも、植物選択の重要なポイントになります。

check 4 重さのチェック!

ベランダには重さの制限があり、1㎡当たり約180㎏が限度と考えてください。鉢植えは、(植木鉢+土+植物+水)が重量になります。さらに、植物の世話をする時にはあなたの体重も加わります。大きめの植木鉢を置きたいのならば、プラスチック製や樹脂製の軽い鉢を選びましょう。最近はおしゃれな物もたくさんありますよ。

check 5 フェンスをチェック!

サビなどの傷みが生じていないか確認します。特に、中古マンションやリノベーション物件は、経年変化で傷みがないかよく確認する必要があります。プランターやハンギングバスケットをかけたり、フェンス自体を木製フェンスなどに変身させたいと思っている場合は、フェンスの高さや手すりの幅をあらかじめ知っておくと(スマホのメモへ保存すると便利)、買い物先で思いがけず見つけた材料や機材などの購入に役に立ちます。

5つのcheck項目は、いかがでしたか? 次はあなたのベランダの環境や状況に合わせて、具体的なイメージを固めましょう!

Credit

アドバイス/阿部容子

ガーデンデザイナー・造園家。岐阜県可児郡「かたくり工房」に所属。モデルガーデンのガーデンカフェ「ガズー(Garzzz)」を拠点とし、公共、企業、個人の庭を全国各地でデザイン、施工。ぎふ国際バラコンクール審査員として岐阜県「花フェスタ記念公園」でも活動。アメリカ園芸療法協会会員として米国のカンファレンスで学んだ知識や技術を活かし、病院のガーデンも施工しています。

かたくり工房/岐阜県可児郡御嵩町伏見747 TEL:0574-67-6633

http://www.katakuri.co.jp/

Photo/1)Ania K 3)Elena Elisseeva 4)NATNN  5) Anteromite6)Edward O’Neil/Shutterstock.com

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