フラワー&フォトスタイリストとして活躍する一方で、ハーバルセラピストの資格を持つ海野美規さん。暮らしの中で植物の持つ力を生かす方法の一つに、ペットのための自然療法があるといいます。まずはご紹介するのは、お散歩後の足のケア編。海野さんが愛犬の黒柴「あん」に実践している自然療法、「緑茶フットバス」です。「緑茶のフットバス」をご紹介します。

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黒柴の3歳7カ月の女の子「あん」と暮らしています。特に病気を抱えていることはないのですが、季節によって元気がなくなり、お散歩もイヤイヤ、帰りは抱っこ、寝てばかりの日々を送ることがあります。そんなあんの様子を見ていたら心配になり、どうしたら元気ハツラツ、機嫌よく毎日を過ごしてくれるかなと思うようになりました。

どこか具合が悪いのなら、獣医の先生に診ていただくとして、そうでなければお薬を使わず、健康に過ごすことができるようにと、ちょっとしたケアを心がけるようになりました。あんに実践している自然療法のケアの一つに「緑茶のフットバス」があります。

いつも散歩には、近所の公園に出かけます。大きな公園なので、たくさんの犬がやってきますし、野良猫もたくさん暮らしています。芝生や草が生い茂るコーナーもあり、池、グラウンドもあります。仲よしの犬と一緒になると、芝生やグラウンドで、じゃれあって遊びます。芝生や草の生い茂る場所では、蚊も多く、また、ダニやノミもいるようです。

歩くだけでもダニがついたという話を耳にすると、じゃれあって遊んでいたら身体中に虫がつくのではないかと、春から秋の季節は特に心配になります。

蚊対策にはフィラリア駆除の薬を毎月服用させています。ノミとダニの対策は、とにかく虫がつかないように、散歩後のケアをしっかり行うようにしています。そこで、殺菌・消臭効果のある緑茶を用いて足を洗ったり、体を拭くようにしています。方法は簡単です。

<フットバスの準備>

  1. 緑茶を飲んだ後、二煎目以降の茶葉をお茶パックに入れて洗い桶に入れます。
  2. 洗い桶の中でお茶を出します。あまり薄めのお茶だと効能が薄れるかもしれませんが、まずは薄めのお茶から試して様子を見ます。

◎お散歩の前に作っておくと、ほどよくぬるめのお茶になります。もしまだ熱いようでしたら、水を加えて温度調節を。タオルで拭く前には、軽くブラッシングをして表面についた虫やホコリを落としておくと、なおよいですね。

<フットバスの方法>

  1. はじめに、タオルをお茶に浸して緩めに絞り、全身を丁寧に拭きます。
  2. その後、足を洗います。足を洗い桶に直接入れてもよいですし、嫌がるようなら、足にかけ湯をして、指の間や肉球を優しく洗います。

洗った後は丁寧に拭きます。

できることなら、全身にお茶を掛け流したいところですが、乾かしたりする作業がなかなかたいへんなので、日々のケアは足を洗うだけです。

緑茶の効果はよく知られているように、カテキン、ビタミンC、フラボノイドなどの成分に殺菌抗菌の作用があり、あせもなど人の肌トラブルを緩和してくれることでも知られています。

あんは、足を舐める癖がありますが、犬が足を舐めるのは、ストレスがある、退屈な時、アトピー皮膚炎がある、虫に刺された、などが考えられます。以前、獣医の先生に相談したところ、アトピーなどはないようでしたが、あまり舐めてばかりいると炎症を起こすそうで、なんとかやめさせたいと思っていました。この癖も緑茶フットバスをするようになってからは舐める機会が減り、あんがリラックスしているなら嬉しいなと思います。

緑茶以外では、カモミールティーもよいです。カモミールも、抗菌作用に優れています。ただ、キク科の植物にアレルギーがある犬、人には使えません。

お散歩後、連れてきてしまったノミやダニ、そのほかの虫をしっかり駆除して、部屋の中に持ち込まないように、犬も人も部屋も、清潔にして過ごしたいですね。

 

写真・文/海野美規(Unno Miki)

フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。「草月流」師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。http://petitsalonmilou.net

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