あなたの庭を芝生の庭にしてみませんか。「難しそう」「手入れが大変じゃない?」などの疑問もあるかもしれませんが、作業自体は意外と簡単。なにより、ふかふかとした芝の踏み心地は、ほかには代えられません。庭を芝生にしようかな、と考えている人がいたら、一歩踏み出してみませんか?

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芝生の庭で過ごすリラックス効果

芝生の庭は気持ちいい

公園やガーデンで、ふかふかとした芝生で一休みしたことはありますか? 見た目にも青々と美しく、優しい踏み心地の芝生はとてもリラックスできる場所。ついつい長居してしまいたくなります。そんな芝生の庭を、自宅にもつくってみませんか? 爽やかな緑の広がる芝生の庭は、すっきりとして眺めるだけでも気持ちよい場所に。晴れた日は、木陰でゆったりと読書なども楽しめます。子どもやペットが外で遊ぶ場所としてもぴったりです。

芝の種類

美しい芝生

芝は大きく暖地型と寒地型に分かれます。高麗芝など日本に自生する芝は暖地型ですが、西洋芝には寒地型と暖地型があります。寒地型の芝の大きな特徴は、冬でも緑を保つ常緑性があること。ゴルフ場の芝などによく使われています。一方で、夏の暑さに弱いため、日本、特に関東以南では管理が難しいのが難点です。暖地型の芝は、冬には枯れて茶色くなります。一般家庭の芝生では、比較的管理がしやすい暖地型の芝がオススメ。ただ、冬の間の青々とした寒地型芝の美しさもとても魅力的なので、管理に自信がある方はぜひ挑戦してみてください。

育てる芝の種類を選ぶときに気にかけたいことの一つが、芝の成長速度です。端正でふかふかとした芝生を保つためには芝刈りが欠かせません。芝の成長が速ければ、芝刈りの頻度は高くなりますので、あまり手を掛けられない場合は成長が遅い芝を取り入れましょう。良く伸びる成長期にも芝刈りの頻度を抑えることができます。

また、芝生の上で過ごすなら、葉が細くて肌触りが柔らかく、チクチクしにくい品種がおすすめです。芝生を踏んでも大丈夫なように、踏圧に強いものを選びましょう。

芝生の張り方 6つのステップ

マット状の芝生をはる

芝生の張り方には主に2種類があります。一つはマット状に成長している芝(ソッド)を用いるもの、もう一つはタネを播いて育てるものです。ここでオススメするのは、ソッドを用いる方法。すでにある程度成長しているため失敗が少なく、庭全体を覆うのにも時間がかかりません。芝は地下茎で増えるので、芝に侵入してほしくない場所は、あらかじめエッジなどを使って区切っておくのを忘れずに。

では、芝生の張り方を見てみましょう。

1. 芝生を張ることに決めたら、まずは土づくりを。芝は水はけのよい土を好むので、30㎝ほどの深さを耕して川砂などを混ぜ込みましょう。

2. できるだけ表面が平らになるように整地します。その際、全体に少し傾斜をつけると水がたまりません。

芝生を張る準備

3. 平らにした地面にソッドを並べていきましょう。その際、間隔を開けて置くと、枚数を減らすことができますが、その分芝が全体を覆うまでには時間がかかります。芝を並べるときには、一列ごとに半分ずらすなどして切れ目が揃わないようにしましょう。切れ目が揃うとその部分が溝になり、地面が削れやすくなります。

芝生の張り方

4. ソッドを並べ終わったら、上から圧力をかけて地面と密着させます。そのまま踏んでもいいですが、板などの上から踏むと均等に圧力をかけることができます。

5. 芝生の上から砂や土を足してしっかりすき込み、細かな凹凸や芝生の隙間を埋めます。土を足すときには、土で葉が隠れないように注意しましょう。

6. 最後にたっぷり水やりを。根づいていない芝は乾燥しやすいため、2週間くらいは多めの水やりを心がけます。

芝生に水やりをする

以上で芝張り作業は完了です。芝生がしっかり根づき、庭全体を覆うまであと少し。張ったばかりの芝は、立ち入りは控えたほうが無難です。

芝生の日頃の手入れ

芝生を刈る

芝生の管理の基本は、なんといっても芝刈りです。芝が伸びすぎて高さが変わるのを防ぐだけでなく、切り戻しを行うことで分枝が促され、緻密な芝生をつくることができます。

芝生を刈る

芝刈り機には、仕上がりが綺麗なリール式と、雑草も刈れる手軽なロータリー式があります。好みに合わせて選びましょう。また、庭のサイズに合わせて、手動、電動、バッテリー式など、動力も併せて選びましょう。芝刈り機では刈りづらい隅の部分は、小さめの刈り込みバサミや電動バリカンなどを使うとうまく切り揃えることができます。

芝生を刈る

成長速度にもよりますが、芝刈りはおおむね2~3週間に一回程度行います。多くの芝の成長期に当たる夏は頻度を増やしましょう。成長が鈍る冬は芝刈りの必要はありません。草丈が2~3㎝を保つぐらいで刈りましょう。芝が伸び過ぎてしまった場合、一度に長くカットすると、葉だけでなく成長点のある茎まで切ってしまう「軸刈り」になることも。そうなると、光合成ができないために芝が弱ってしまいます。芝が伸び過ぎてしまったら、少しずつ何度かに分けて切り戻し、本来の草丈に戻しましょう。

美しい芝生の維持は雑草駆除も大切

芝刈りのほかに大切な手入れが雑草の駆除。雑草が生えてきてしまったら、タネをつけないうちに根から取り除きましょう。一度雑草の侵入を許すと、あとから駆除をするのは手が掛かります。また、芝刈りをこまめにすることで、芝が緻密になり、雑草が入り込むスペースをなくすことができます。

Photo/ 1)3and garden 2)Kate Aedon/ 4)welcomia/ 5)Eag1eEyes/ 6)Yatra/ 7)kilukilu/ 8)Kzenon/ 9)Mike Pellinni/ 10)Yganko/ Shutterstock.com

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Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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