咲かせて、眺めて、飾ってうれしい、花のある暮らしにオススメの植物をセレクトしてご紹介。小さな庭のある暮らしを楽しむ前田満見さんが、秋の行事、ハロウィンを盛り上げるおもちゃカボチャのクラフトをご紹介します。

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ハロウィンを楽しもう

ここ数年、秋の行事としてすっかり定着してきたハロウィン。10月に入ると、街中のあちこちでハロウィンの飾りを目にします。ちょっと不気味だけど愛嬌のあるハロウィングッズは、大人でも手に取ってみたくなります。中でも、この時季だけ花屋さんに並ぶ、おもちゃカボチャやユニークな実ものが、わたしのお気に入り。色や形、ひとつとして同じものがないので、あれこれと見つけるのが楽しくて仕方ありません。

形のユニークな実もの

去年、花屋さんで初めて見つけて、思わず手にとった月桃(ゲットウ)の実。月桃は葉に防虫消臭効果があるので、エッセンシャルオイルとして馴染み深い植物です。すっきりと爽やかな香りが大好きなので、無水エタノールに月桃のエッセンシャルオイルを混ぜたスプレーを、わが家ではキッチンやバス&トイレで愛用しています。とはいえ、月桃の実がこんな形だと知らなかったので、ちょっと驚きました。確かに、橙色といい、ちょっとグロテスクな形といい、ハロウィンにぴったりですね。

おもちゃメロンを飾る

もうひとつは、カラスウリにトゲトゲがついたようなククミス。ウリ科の植物ですが、食用ではなく観賞用だそうです。ユニークで可愛らしい風貌から、別名「おもちゃメロン」と言われているのだとか。まるで、ゼンマイ仕掛けのおもちゃのように今にも動き出しそうです。こんな個性豊かで楽しい植物を目にできるのも、ハロウィンならでは。コンポートやお皿の上にのせておくだけで、ワクワクした気分になります。

手づくりのジャック・オー・ランタン

ハロウィン当日が近づくと、飾っていたおもちゃカボチャで、ジャック・オー・ランタンをつくります。顔を下書きしたら底の部分を丸くカットし、中身を出します(カットした部分がキャンドル台です)。この時、カッターナイフを使いますが、顔の部分は、彫刻刀やデザインナイフを使うと、案外上手くできます。何だか、子どもの頃の図画工作を思い出し懐かしい気分。下書き通りに削れなくても、少々不格好でも、それがご愛嬌。つくるほどに愛着が湧いてきます。キャンドルに火を灯すと、ガーデンシェッドの窓から、色々な顔をしたお化けが覗いているようです。

ちょっと不気味で、ユーモア溢れるハロウィン。ハロウィン飾りを自分らしくアレンジして、楽しみたいですね。

Credit

写真&文/前田満見
高知県四万十市出身。マンション暮らしを経て30坪の庭がある神奈川県横浜市に在住し、ガーデニングをスタートして15年。庭では、故郷を思い出す和の植物も育てながら、生け花やリースづくりなどで季節の花を生活に取り入れ、花と緑がそばにある暮らしを楽しむ。小原流いけばな三級家元教授免許。著書に『小さな庭で季節の花あそび』(芸文社)。

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