働いている人にとって、職場環境は長い時間を過ごす大切な場所。デスクに観葉植物を置いてみると、気持ちが少し楽になったり、癒されたり、ストレス軽減にも繋がるかもしれません。小さな観葉植物からガーデンセラピーをはじめてみませんか? ここでは、観葉植物を選ぶ際に気を付けることや、育て方のコツをハーバルライフコーディネーターの堀久恵さんにご紹介いただきます。

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パソコン周りに観葉植物を置いてみよう

パソコン周りに観葉植物を置いてみよう

ガーデンセラピーという言葉をご存じですか? 日々の暮らしの中で、植物と触れ合うことを通じて、心身の健康を維持・向上させようというものです。

人は緑があると落ち着き、癒されるという報告があります。ですから、室内で緑を育てることはガーデンセラピーになりますが、特におすすめなのはパソコンの周りに観葉植物を置くこと。日々の仕事にちょっと煮詰まったら、緑を見るだけで、癒されるはずです。パソコン仕事は、まばたきも忘れ、集中していることも多々…ドライアイが深刻化している私には、ふとした瞬間、緑を見ることで目の疲れも軽減されている気がします。

まずは1つで十分ですので、オフィスのデスクでガーデンセラピー! 観葉植物を育ててみましょう。

観葉植物の上手な選び方

どんな観葉植物を選ぶか! 選び方が非常に大切です。

観葉植物は、種類によって好む光の量が違います。明るい日差しが降り注ぐ南向きの部屋が好きなタイプから、光があまり入らない北側トイレなどでも育つタイプとさまざまあるので、「この葉っぱが好きだから! かっこいいから!」という視点で植物を選ぶのではなく、「ここに置きたい! この場所に合う子はどれかな?」という順序で種類を選ぶことがとても大切です。観葉植物、失敗しちゃう…という方は、ここをもう一度見直すと、失敗が少なくなるはずですよ。

今回でいえば、オフィスの環境です。光はどのくらい入ってくるか、一度観察してみましょう。窓があって光がよく入ってくる場所だったり、窓はあっても、自分のデスクは窓から離れた場所かもしれません。また、観葉植物の多くは、熱帯や亜熱帯が原産地です。湿気や暑さは好きですが、寒さは苦手です。オフィスは冬、何度くらいになりそうでしょうか? 温度もチェックしておきましょう。

場所の観察ができたら、お店に行って観葉植物の種類をみよう

光と温度の観察ができたら、お店に買いに行きましょう。お店に行ったら、それぞれの植物についている表札をチェック! 耐陰性がどのくらいあるか、そして冬越しするためには何度必要かを確認します。

<代表的な観葉植物>

<代表的な観葉植物>ポトスとテーブルヤシ
左:ポトス、右:テーブルヤシ

ポトスもテーブルヤシも、共に日陰でもよく育つ、耐陰性の強い植物。最低気温は5度です。

コーヒーノキとシンゴニューム
左:コーヒーノキ、右:シンゴニューム

コーヒーノキは、明るい室内で育てましょう。最低気温は15度と高めです。

シンゴニュームは、明るい場所~ある程度光が入れば大丈夫な植物。最低気温は5度です。

観葉植物を上手く育てるコツは?

観葉植物を上手く育てるコツは?

気に入った観葉植物を購入したら、今度は上手に育ててあげることが必要です。いくつかポイントをお伝えしていきますね。

◯水やりと換気を忘れないこと

水は土の表面が乾くのを待って、たっぷり上げるのが基本です。水の量は、鉢と同量を目安にしましょう。「え? そんなに!?」と驚かれますが、しっかり空気の層を入れ替えるためにも、量は多めにしてください。ただし、この量を頻繁にあげすぎると、根腐れを起こしますので、必ず乾いている状態まで待って、たっぷりのお水をあげてくださいね。

ですが、売られている観葉植物の中には、土の軽さを重視したものも。そういう土は通気がよくブレンドされているので、水や空気の通りがよく根腐れも防げますが、水持ちがよくない側面も。水持ちがよくないと、水が乾くのが他の植物と比べると早く、水やりの回数を増やさないといけません。水やりの回数やタイミング次第で、植物はイキイキもし、死にもします。この匙加減が大事になります。それには、土の表面や植物の状態をよく観察することが近道ですよ。

また、閉め切りの室内は人間と同じように、植物も息苦しい環境です。また、土が乾かないと根腐れやカビの発生も心配です。できるだけ窓をあけて、自然の風を入れてあげてください。また、冷暖房の風が直接当たらない場所に置くことも心掛けましょう。特に冬場の暖房は、かなり植物にとってはダメージを受けます。葉水をまめにあげて乾燥を防ぎましょう。

◯受け皿を置かないこと

観葉植物を買うと、受け皿が付いていることがよくありますね。これは観葉植物に限りませんが、植物は鉢の下や側面からも空気を吸っています。水をあげた時に出た水がそのままになっていると、空気を吸えないどころか窒息状態です…。水やりはシンクや屋外で行い、水がしっかり切れるのを待って、定位置に戻せば、水が出る心配はありません。受け皿は使用せず、このサイクルを繰り返すことがおすすめです。

ちいさな観葉植物が1つあるだけで、気持ちの変化を感じるはず。オフィスでガーデンセラピー!実践してみてくださいね。

Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/

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