庭の花の彩りを、ドライフラワーにして残しましょう。庭に咲いているときと同じように鮮やかな色を残すには、いかに水分を早く抜くかがコツ。ドライフラワーに適した花と、ドライフラワー作りのポイントをご紹介します。

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庭の花の彩りを、ドライフラワーにして残しましょう。ドライフラワーは、古く北ヨーロッパで室内装飾のために作られたのが始まりです。夏の間、ガーデンで咲き誇る花々を集め、乾燥させて保存し、冬の間は生花の代わりにドライフラワーで室内を彩っていました。冬が長く、多くの時間を室内で過ごす生活をおくる人々にとって、ドライフラワーは彩り溢れる季節への渇望を満たしてくれるささやかな癒やしでもありました。

ヴィクトリア王朝時代のイギリスでは、多くの外来植物がもたらされたことによってフラワーアレンジメントが盛んになり、それに伴ってドライフラワーの研究も進みました。どの花が色を残しやすくドライフラワーに向いているか、また乾燥・保存の方法が模索され、次第に婦人たちの間で人気になっていきました。

ドライフラワーを作るうえで最も重要なことは、色を美しく残すことです。庭に咲いているときと同じように鮮やかな色を残すには、いかに水分を早く抜くかがコツ。ですから、もともと水分をあまり含んでいない花の方が、ドライフラワーには向いているということ。以下にご紹介するのは、ドライフラワーに適した植物です。

センニチコウ/夏から秋に咲く一年草。紫や赤、ピンク、白などのカラーバリエーションがあります。鮮やかな色の品種は特に色がキレイに残りやすい。

ノゲイトウ/秋の庭を彩る一年草。ビロードのような触り心地の花は、よく色を残してくれます。

エキノプス/和名はルリタマアザミ。夏の庭に咲く宿根草で、シルバーがかった青色と花姿が神秘的。庭でもドライでも存在感があります。

スターチス/紫や白、ピンクなど、さまざまな色合いがありますが、カラフルな部分は実は萼。散らないのでドライフラワーに最適。

ジプソフィラ/かすみ草です。茎と花が強く、花も小さいので乾燥させやすい花材です。夏の庭に咲きます。

ローダンセ/咲いている時からカサカサした質感の一年草。花びらに見える部分は萼。夏に開花します。

<刈り取りと乾かし方>

庭に咲いた花を集めるときは、開花の全盛期を過ぎてしまう前に刈り取りましょう。晴れの日の午前中を選んで、7〜10時までの間に刈り終えるのがベストです。刈り取り後は余分な葉を落とします。ここにご紹介した花はすべて、逆さにして自然乾燥させる方法で十分色がキレイに残ります。直射日光に当たらない、風通しのよい場所に吊るして2〜3週間もすれば、ドライフラワーが完成しますよ。これらの花を集めたのが、最初の写真のバスケット。ご紹介した花は、どれもとても育てやすいものばかりなので、咲かせてみるところから始めてみてはいかがですか。

ドライフラワーを使ったクラフトを『花で模様を描く「ボタニカルキャンドル」を作ろう』でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

Photo/ 1)JP Chretien/ 2)Skyprayer2005/ 3)pic0000/ 4)Sophie McAulay/ 5)Latte Art/ 6)iLight photo/ 7)Darkydoors/ Shutterstock.com

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