身体に嬉しい作用がたくさんあるハーブティーを、もっと楽しんでみませんか?
ハーブティーは、1日1杯、毎日続けて飲むことで、免疫力のアップ、体内の細胞やお肌の老化原因となる「活性酸素」を無害化する作用も期待できますよ。今回は、ハーバルライフコーディネーターの堀久恵さんに、おいしく夏バテ防止ができるハーブティーをご紹介いただきます。自分の好みに合ったハーブティーブレンドにチャレンジしてみましょう!

Print Friendly, PDF & Email

ハーブをブレンドして飲む2つの理由

人々の暮らしに欠かせない薬草として、古くから使用されてきたハーブには、それぞれに健康づくりをサポートしてくれる作用があります。今回は、夏バテを防ぐのに一役買ってくれるハーブ「ハイビスカス」・「ローズヒップ」・「ローズ」の3種類をご紹介。これを自分の好みの味に、おいしくブレンドしていく実験を行いましょう。

ブレンドとは複数のハーブを合わせる飲み方です。例えば、ハイビスカス1種類だけのティーの飲み方をシングル(単品)というのに対し、ハイビスカスにローズヒップやローズなど複数のハーブを合わせて飲むことをブレンドといいます。

ブレンドをオススメする理由は2つ。

1つは、複数のハーブを合わせることによる相乗効果。1つ1つのハーブで得られる効果より、ブレンドでは多くの結果をもたらします。

もう1つは、おいしくなるから。シングルで飲むより、各段にうまみが増します。組み合わせ次第で、単品では飲みにくいハーブも、角がとれ、まろやかにもなります。ハーブティーはおいしく飲めてこそ! おいしくないものを「健康のために」と我慢して飲む…なんてことは、身体によい作用をもたらすどころか、逆にストレスにもなりかねません。

とはいえ、「ハーブはどれとどれを組み合わせたらいいの…?」「量はどのくらい?」と分からないことも多いですよね。また、ハーブティーは何となく苦手…という方は、もしかしたら、ブレンドの比率があなた好みでないのかもしれません。そんな方には特に、自分に合ったハーブティーをブレンドできるようになることがオススメです。

ハイビスカス・ローズヒップ・ローズの効能

今回のブレンドのキーワードは「赤いハーブ」「おいしい」「夏バテ防止」の3つ。見た目にも鮮やかな赤色が楽しめるハイビスカスをメインにして、ローズヒップとローズを加えたブレンドを考えてみましょう。まずは、それぞれのハーブの特徴から。

疲労回復に抜群の「ハイビスカス」

疲労回復に抜群のハイビスカス

ハイビスカスには、クエン酸・リンゴ酸・ハイビスカス酸などの植物酸が豊富に含まれています。植物酸は、新陳代謝を促進し、肉体疲労と眼精疲労の回復を促します。特に、クエン酸は、疲労物質(乳酸)の分解効率を高めると言われているため、クエン酸を補給することは、夏バテ予防に役立ちます。他に、アントシアニン色素、粘液質、ペクチン、ビタミン、ミネラルなどを含み、私たちの美容と健康をサポートしてくれるハーブです。

“ビタミンCの爆弾”…「ローズヒップ」の効能

“ビタミンCの爆弾”ローズヒップの効能

ローズヒップは、レモンの20~40倍のビタミンCを含むと言われ“ビタミンCの爆弾”との異名も。ビタミン類も疲労回復作用があるため、夏バテ防止にもぴったり。そして、日焼けをした後に飲むと、紫外線の肌への影響を抑え、シミやソバカスを防いでくれますし、肌のコラーゲン生成を助け、肌の再生を促してくれます。

胃腸のバランスを整える「ローズ」

胃腸のバランスを整えるローズ

ほんのり甘い香りが特徴のローズは、胃腸のバランス調整が得意です。暑さから食欲がなくなった時にもオススメ。またビタミンCを含むため、ローズヒップ同様、美肌作用もあります。

 ブレンドレッスン1:まずは単品でそれぞれの味を確かめる

それでは、実験してみましょう。まずは、単品で飲んでみて、それぞれの味を確かめてみます。ホットとアイスの2種類で試してみましょう。

<ハーブティーの淹れ方の基本>

1. カップにティースプーン山盛り一杯のハーブを入れます。ハーブは種類によって、かさがかなり違いますので、グラムで計算するのではなく、ティースプーンを基準にしましょう。ティースプーン山盛り1杯で、ホットなら180cc、アイスなら90ccくらいのお湯が適量です。

ハーブティーの入れ方の基本

2. アイスのカップには氷を入れておき、3分待ちます。ハーブの成分をしっかり抽出するために、3分きっちり計ってお待ちください。3分経ったらハーブを濾して、飲んでみましょう。

3分経ったらハーブを濾して、飲んでみましょう。

ブレンドレッスン2:自分の好みの味にブレンドしていく

それでは、いよいよブレンドをしていきます。ハイビスカス・ローズヒップ・ローズの3種類は、実は相性バッチリ! 間違いのない組み合わせですから、安心してチャレンジしてみてくださいね。

まずは、ホットで飲むか、アイスで飲むかを決めます。コーヒーショップでも「今日のアイスの豆はこれです。ホットはこれです」というようにホットとアイスでは豆の種類を変え、それぞれに合った淹れ方をしていますが、ハーブもアイスとホットでブレンド比率を変えると、より味の特徴が引き立ちおいしく楽しめますよ。

ホットかアイスかを決めたら、各ハーブを大さじ1ずつ、お皿にいれましょう。

そして、先ほど飲み比べてみて、気に入った味、もしくは、3つのハーブで「これ、今の私にとって必要かも」と思った作用を持つハーブを、大さじ1プラスしましょう。

これで一度、試飲してみます。「酸味が強いから、甘味のあるローズを足そうかな?」「もうちょっと酸味が強くてもいいかな」など、自分が好きな味に近づけていきます。

ブレンドレッスン2:自分の好みの味にブレンドしていく

この日の私のブレンドは、ホットで、ローズヒップ2:ローズ2:ハイビスカス1という割合になりました。ハーブティーのブレンドの好みは、いつも一定ではなく、その時の気持ちや体調によって、飲みたいもの・おいしいと感じるものが変わります。自分の状態に合わせたハーブティーを飲むことが、体調管理につながりますので、いろいろなブレンドを試しながら、ハーブティーを楽しんでください。

Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/

Print Friendly, PDF & Email